厳しく叱るべき? 「ネガティブ発言」ばかりする子どもへの接し方

【パパからのご相談】
小学2年生の息子は、何かにつけて、「やりたくない」とか、「好きじゃない」とか、ネガティブな発言をすることが多いんです。担任の先生に聞くと、どうやら学校ではあまりそういうわけでもないみたいですが、とても心配です。こういう子どもにはどう声をかけてあげればよいでしょうか?

a ネガティブな発言は受け止めてあげましょう。

はじめまして、兼業主夫放送作家の杉山ジョージです。

子どものネガティブ発言を受け入れることができない、という話はよく聞きますが、それってもしかして、子どもはいつも明るく元気に! というイメージや、ネガティブな発言はしてはいけない、という観念にとらわれてしまっていないでしょうか?

子どもだって一人の人間ですから気持ちにアップダウンがあるわけで、ネガティブなことを言うこともあると思います。しかし、「分かってはいても心配」という相談者さんのような方のために、昭和大学病院の中にある長期入院の子どもが通う院内学級の先生で、児童心理などに詳しい、昭和大学大学院保健医療学研究科准教授の副島賢和先生に聞いた対応方法を紹介します。

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ネガティブな言葉は吐き出させた方が良い

副島先生によると、『ネガティブな発言は、発することで解消しようとしていることが多かったり、子どもにも何かしらの発する理由があります。ところが、このネガティブな発言に対して怒ってしまったりすると、ネガティブな思いは出してはいけないと考えるようになり、ため込むことになってしまいます。そうすると、どこかで必ず爆発してしまうので吐き出せる環境は大事にした方が良いと思います』とのこと。

さらには、ネガティブな言葉を言える相手に対しては子どもも信頼しているということです。ですから、外ではあまり言わないネガティブなことを父親に対して言っているのは、信頼関係が築けている証拠ではないでしょうか?

「やりたくない」と、「やらない」は違う

さらに、副島先生はこんなことも言っていました。

『子どもが、「やりたくない」と言っているのはあくまで感情を伝えているだけであって、「やらない」とは違う。これは、子ども自身が“本当はやらなければいけない”ということをわかっているのです』

長期入院をしている子どもを相手にしている副島先生は、薬を飲むことや点滴などの治療に対する子どもたちの発言についてこのようにとらえているそうですが、これは勉強や習い事などにも通じることだと思います。感情はしっかり受け止めてあげて、その上で、実行を促す努力が必要、ということですね。


最後に副島先生はこんなことを教えてくれました。

『感情に良し悪しはないので、どんな感情も大切に持ってよいこと。ネガティブな感情が伝えられたときに、あなたの中にあってはいけないと伝えることは、こどもの感情をこわしてしまうことです。ただし、その感情を伝えるときには、相手に受け取ってもらえる伝え方、自分の願いや訴えが上手に伝わる伝え方があります。その伝え方のモデルは大人である私たちです』

感情が出せればよい、というものではなく、伝え方も大事だということを分かってほしいと言います。ネガティブな発言をしたとしても、それは悪いことじゃないと思ってしっかり受け止めていきましょう!

●ライター/杉山ジョージ(兼業主夫放送作家)

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