薬より太極拳が効く? 自立神経失調症を緩和する「代替医療」のリスト

【パパからのご相談】
40代の父親です。自律神経失調症で、慢性的な疲労・だるさ・頭痛・下痢・頻尿・残尿感・疎外感といった症状に苦しんでいます。症状がひどいときは日曜日でも息子の遊び相手をしてやることができず、父親として自分が情けなくなります。心療内科で薬物療法も受けていますが、自分としては薬物療法よりも一度アドバイスされた入浴療法の方が効果があったような気がします。そこでご相談ですが、自律神経失調症に有効な代替医療はどのようなものがあるでしょうか。

a 深層筋の緊張を緩和させ神経幹・神経節への圧迫を解除するものと、精神の緊張を緩和させるものに大別されます。

こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。ご相談ありがとうございます。

自律神経失調症候群は、メンタルクリニックで扱う全ての疾患の基礎症状です。しかし、例えば心理的な影響や抑うつに伴うタイプの場合、原因となっている心理的要因の除去やうつの治療を行うことで知らぬ間に改善します。問題になるのはその人の体質そのものに原因がある“本態性自律神経失調症”です。この場合はストレスの除去という精神科的なアプローチもさることながら、自律神経失調症状の原因である深層筋(インナーマッスル)の緊張を物理的に緩和させ、自律神経の神経幹や神経節への圧迫を解除してやることが重要です。代替医療を行う場合も、そういった方面からのアプローチが必要となってきます。

それでは、都内で心療内科・神経内科併設のクリニックを開業するベテランの心療内科医に、自律神経失調症の治療に有効な代替医療にはどのようなものがあるかを伺ってみましょう。

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物理的なアプローチとしての代替医療

『ご相談者様は、“一度アドバイスされた入浴療法に効果が感じられた”ということですが、これはまさに物理的なアプローチとしての代替医療と言うことができます。ゆったりとお風呂につかることはふだん刺激の届きにくい深層筋の緊張をじわじわと緩和し、圧迫されていた自律神経の神経幹・神経節をほぐしてくれる効果があります。このようなアプローチの代替医療としては、他にも次のようなものが挙げられます』(50代男性/都内心療内科・神経内科クリニック院長、医師・医学博士)

医師が挙げてくださった物理的アプローチとしての代替医療とは下記のようなものです。

・鍼灸(しんきゅう)
・マッサージ
・ヨガ
・指圧
・あん摩
・温泉療法(入浴療法の発展型として)
・岩盤浴(同じく入浴療法の発展型として)
・太極拳
・カイロプラクティック
・磁気ばんそうこう療法
・サイクリング(軽度の)
・ストレッチ
・整体

精神科的なアプローチとしての代替医療

『一方、神経症やうつ病などのメンタル疾患に伴う“続発性自律神経失調症”の治療においては、五感に働きかける代替医療の有効性を、やはり否定はできません。この、精神科的なアプローチとしての代替医療としては、次のようなものを挙げることができます』(50代男性/前出医師・医学博士)

医師が挙げてくださった精神科的なアプローチとしての代替医療とは下記の通りです。

・フラワーセラピー
・ハーブ療法
・音楽療法
・催眠療法
・絵画療法
・箱庭療法
・ダンス療法
・カラーセラピー
・笑い療法
・詩歌療法/俳句療法
・陶芸療法
・園芸療法


これらの代替医療をお受けになるにあたっては、自律神経失調症の治療を専門としている心療内科や神経内科の医師とよく相談されたうえで、ご自分に合った治療法を選択なさってください。

●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)

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