死亡数トップ!? 女性が“大腸がん”になりやすい理由3つ

【女性からのご相談】
先日、親戚が大腸がんだと分かりました。診断されたのは50代後半の叔母です。大腸がんについて調べてみると、女性に多いというのが分かったのですが、これはどうしてなのでしょうか。何か理由があれば、わかりやすく教えてください。

a 女性に大腸がんが多い原因には、便秘や女性ホルモンが関わっていると言われています。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

“女性に多く見られるがん”というと、乳がんをイメージされる方が多いでしょう。また、“罹患率の高いがん”というと、胃がんや肺がんだと思われている方も多いと思います。しかし、女性のがん死亡率のトップはなんと“大腸がん”なのです。

今回は、どうして女性に大腸がんが多いのか、その理由をご紹介していきたいと思います。

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男女の違いをデータで比較

そもそも女性に限らず、昔は日本人が大腸がんになることは少なかったのですが、食生活の欧米化などにより、ここ数十年間で罹患率が急増しているという背景があります。

日本医師会によると、男性の11人に1人、そして女性の14人に1人が一生のうちに大腸がんと診断されているそうです。

2014年人口動態統計(厚生労働省)では、女性のがんによる死亡数のトップが大腸がんであることがわかっています(男性のがん死亡数では3位)。この統計データから、女性が大腸がんにかかるリスクが高いことがわかります。

大腸がんが発症する原因には、“遺伝的な要因”と食生活などの“環境要因”が関係していると考えられています。しかし、遺伝的要因についてはまだメカニズムがはっきりとわかっていない部分が多い反面、食生活などの環境要因については、大腸がんの発症に大きく関わっていることがすでにわかっています。

つまり、がんによる死亡数において、女性の大腸がんが多いのは、食生活や生活習慣などにおいてリスクの高い行動をとっていたり、意識せずにそういった状況になってしまう可能性があるためだということがわかります。

女性が“大腸がん”になりやすい理由3つ

では、どうして女性に大腸がんが多いのか。それは、女性に特有の“大腸がんのリスクを高めるきっかけ”があるからなのです。そのきっかけとは一体なんなのでしょうか。

(1)便秘

女性は男性に比べて筋力が弱いため、腸をうまく動かせず、便秘になりやすいとされています。また、ダイエットにより、食べ物の摂取量自体が少なくなり、食物繊維や水分の不足から便秘を引き起こす場合もあります。

(2)加齢とともに減少する女性ホルモンの影響

大腸がんと女性ホルモンも深く関係していることがわかっています。女性ホルモンには大腸がんの防御作用があるといわれているのですが、更年期になると、女性ホルモンの分泌量が急激に減少するため、大腸がんのリスクが高くなると考えられています。

また、女性ホルモンは便秘にも関与します。生理サイクルによるホルモンバランスの乱れにより便秘になりやすいとされています。

(3)健康診断の未受診

大腸がんは50代後半から急増すると言われています。男性の場合、職場で健康診断を受診する機会がありますが、専業主婦の場合は健康診断を定期的に受診していない人も多く、発見が遅れ、症状が進行してしまうことが多いことも理由に挙げられます。


いかがでしたか。今回は、女性がどうして大腸がんになりやすいのかをご紹介してきました。

大腸がんを防ぐには、まず便秘に注意し、食生活の見直しをすることが大切です。そして定期的に健康診断やがん検診を受けることも大切です。定期的な検診を受けることで、がんの早期発見、早期治療が可能になります。

【参考リンク】
大腸がんとは? | 日本医師会

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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