今や専業ママは特権? 日本の「共働き家庭率」の移り変わり

【女性からのご相談】
30歳になったのを機に、結婚しました。私も夫も、子どもを持つまでは共稼ぎで働くつもりです。義理の両親は喜んでくれているのですが、実母が、「女は家庭に入るのが普通」といって譲りません。母は現在65歳。考えを変えてもらうのは難しいでしょうか? でも、説得材料として、現在、共稼ぎをしている家庭はどれくらいいるのか知りたいです。今は共稼ぎの方が多いと聞いたのですが……。

a 現在は共稼ぎの方が多くなっています。

こんにちは、ライフライターの鍋谷萌子です。

たしかに、昭和50年代は“結婚したら(多くの場合は妻が)家庭に入る”という形が基本でした。しかし現在は、大きく様変わりしています。

現在、共働きとそうではない家庭の比率では、前者の方が多くなっています。内閣府男女共同参画局が出したデータによれば、平成23年の共働き家庭は、約56%となっています。つまり、現在は、共働きの家庭の方が多いのです。

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どこで逆転した? 昔はどうだったの?

昭和55年の段階では、共働きの家庭というのは、全体の35%程度でした。つまり、共働きの家庭の方が少なかったのです。

しかし、時代を経るに従い、共働きの家庭というのは増えていきます。平成3年にはほぼ拮抗し、平成4年にはついに逆転します。平成4年の段階では、共働きの家庭が約52%、そうでない家庭が約48%でした。

平成7年と平成8年のときにだけ、共働きではない家庭が増えますが、その後は、ある程度差はあるものの、共働き家庭が増えていっています。

専業主婦は今や特権?

「年功序列制度が崩れた」と言われて久しい今、“1人の稼ぎで食べていく”というのは、なかなか大変です。また、1人の稼ぎで生活していけたとしても、余裕のある生活や、十分な教育環境を整えられる生活をする、ということになれば、やはり共働きの方がよいのでしょう。

このようなことから、共働きの家庭が増えたのだと考えられています。

夫婦の時間を大切にしたり、専業主婦として家庭を支えたりするのは、とても重要な役目です。しかし、社会参加をして、お金を稼ぎ、自己実現をし、家事を折半して行う生活もステキなものです。お母さまの説得はなかなか大変かもしれませんが、ご相談者様にとって良い結果となりますように。

【参考リンク】
第1部 男女共同参画社会の形成の状況 | 内閣府男女共同参画局

●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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