勝手に激ヤセ!? 急な“体重減少”で疑うべき病気と予防法

【女性からのご相談】
40代の主婦です。最近、ダイエットや運動をしているわけでもないのに、急に体重が減ってきました。

はじめは「やせてきてラッキー」と思っていたのですが、ここ数か月で3〜4kgやせてきて、何か病気なのではないかと不安になってきました。

ちなみに、食事はきちんと3食食べています。どんな病気が考えられるでしょうか。

a 糖尿病、甲状腺疾患、うつ、がんなどの病気が隠れている可能性も

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

特にダイエットや運動をしていないのに急激にやせてきたという場合には、糖尿病や甲状腺疾患、うつなどの精神疾患が潜んでいる可能性があります。

今回は、どのくらいの期間にどのくらい体重が減ったらどの病気を疑った方がいいのか、また日常生活でできる体重減少の予防法についてもご紹介していきたいと思います。

どのくらい減ったら“体重減少”?

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日本臨床検査医学会のガイドラインによると、6〜12か月間に5%以上体重減少があった場合、医学的に“体重減少”が起こっていると定義されています。

体重が減る原因には、食事量の減少や運動などによる消費エネルギーの増加が考えられます。

ダイエットによる食事制限や運動を意図的におこなっていないのに体重が急に減少したという方は、病気のサインかもしれませんので注意が必要です。

適正体重を知るための計算法

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適正体重

健康な状態が維持できるとされる適正な体重は、

・身長(m)×身長(m)×22

で求めることができます。

骨格や体質などによって違いがあるため、ここで出てきた数値が万人にとって理想の体重というわけではありませんが、現在の体重と大きく離れている場合には注意が必要でしょう。

BMI

BMIとは、Body Mass Index(ボディ・マス・インデックス)の頭文字をとったもので、ベルギーのアドルフ・ケトレーによって提案された、体重と身長の関係から肥満度を示す体格指数のことです。

・体重(kg)÷身長(m)×身長(m)

という計算式で求めることができます。

肥満の判定方法は国によって異なりますが、日本肥満学会では、統計上もっとも病気にかかりにくいとされるBMI指数22を標準としています。

体重減少の症状が出たとき疑われる病気9つ

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(1)糖尿病

糖尿病は、血糖値を下げるインスリンというホルモンの働きが低下し、食事から摂取した栄養素をエネルギーとしてうまく利用できなくなる病気です。

そのため、脂肪や筋肉中のタンパク質がエネルギーとして使われるようになるので、体重が減少していくのです。

(2)バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。甲状腺ホルモンは新陳代謝を高める働きがあるため、食事をきちんと取っていてもやせていきます。

(3)うつ

ストレスが自律神経やホルモン免疫等の機能を乱すことで、体重が減少することがあります。

特に、うつになると、倦怠感や気分の落ち込みから何を食べても味がわからなくなり、食事への欲求がなくなっていくことで体重減少を引き起こします。

(4)胃炎や胃潰瘍

胃痛や胃もたれの症状によって食欲不振が続いたり、消化不良による慢性的な下痢が続いたりすることで体重減少が起こります。

(5)がん

がんが進行すると、食欲不振になるほか、がん細胞が正常な細胞の栄養素を奪ってしまうため体重減少が起こります。

特に、膵臓(すいぞう)がんによる体重減少スピードは早いと言われています。

(6)神経性食欲不振症(拒食症)

標準的な体型にも関わらず「私は太っている」と思い込み、過剰なダイエットをしてしまったり食べないことに満足感を覚えたりしてしまう病気です。

体型だけでなく、学校や仕事などの社会的な環境が影響することもありますが、問題が生じていることを直接解決しようとせず、“やせること”で補おうとする傾向にあります。

ただ単に食べることをすすめるだけでは解決しないため、精神科などによる治療を必要とすることが多いでしょう。

(7)結核

呼吸器系の慢性炎症疾患である結核でも、体重減少の症状があります。

微熱や咳などの症状が見られることの多い病気ですが、まれに体重減少以外の症状が見られないこともあるようです。

(8)肝硬変

初期症状として、食欲不振や体重減少が見られます。

また、人の体は摂取した栄養素を体に必要な形へ変換する働きを持っていますが、肝硬変になるとそれができなくなってしまい、体重が減少していきます。

(9)HIV感染症

一般的にエイズと呼ばれる疾患で、嘔吐や下痢などによる体重減少が起こります。

免疫力が低下して腸内の悪玉菌が増殖してしまい、栄養の吸収が極端に低下してしまうことも体重が減少する原因のひとつです。

日常生活で“体重減少”を予防するには

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普段からできる急激な体重減少の予防法は、次の3つです。

・過度なダイエットを避ける
・ストレスをためない
・定期的に健康診断を受ける

まずはバランスの良い食事を取ることが大切。心と体、両方にストレスを与えないようにすることを意識しましょう。

定期的に健康診断を受けることで、病気の恐れがある体重減少なのかどうか早めに知ることができ、病気の早期発見につながります。

まとめ

「体重減少と言われる目安」や「疑われる病気」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

肥満が生活習慣病を誘発することはよく知られており、注意されている方も多いですが、反対に体重が減少しすぎても病気を引き起こすリスクが高まります。

仮に病気ではないにしても、過剰なダイエットでやせすぎてしまうことは決して望ましいことではありません。

健康を維持するためには、太りすぎとやせすぎのどちらにも注意することが大切です。

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)
●追記/パピマミ編集部

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