文句を言ってもムダ? 夫に積極的な子育てをさせる「声かけ」のコツ

【ママからのご相談】
結婚4年、3歳の息子がいます。夫についてなのですが、子育てに参加する割合が少ないです。休みの日に公園に連れて行く程度しかしません。私は、子どもともっと積極的に関わってほしいのですが、どうやったらもっと接してくれるようになるのでしょうか。

a パパの頑張りに対しての感謝の言葉かけをすると、もっと関わりを持つようになります。

こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

日々、子育てに追われている相談者様にとって、ご主人が子育てに参加してくれるのは本当にうれしいことであり、ほほ笑ましくも感じますよね。相談内容をみると、積極性に欠けているため、「子育ては2人でするものでしょ!」と相談者様は思われてしまうということなんですね。

そのようなときは、中途半端な接し方だとしても、感謝の言葉がけが重要になります。

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父親になる自覚が母親より遅い

女性は、妊娠中から少しずつ母親になる準備をしていきます。胎児と24時間一緒にいるのですから男性とは接する時間や心持ちが格段に違ってきます。男性は生まれて始めて、父親になるという自覚を持つので、どうしても女性よりは遅くなってしまうと言われています。

今は昔と違って、共働き夫婦が増え、協力して子育てをするべき時代です。昔のように女性が子育てをするという考え方ではいけないということは、ご主人もわかっていることでしょう。しかし、ここで注意しなくてはいけないことがあります。ママがパパに対して文句を言ってしまうことです。

お子さんをお持ちの男性に話を聞いたところ、次のようなことを言っていました。

『手伝っても文句を言われ、何もしたくなくなる』(40代・会社員)
『手伝うけど、「もう自分でやった方が早い」と言われ、やる気をなくす』(30代・公務員)
『すぐダメ出しを言う。これはやめてほしい』(40代会社員)

これではやる気をなくしてしまって当然です。確かにいつもと違うことをされて“手間になる”と感じますよね。でも、もし立場が逆だったとしたら、こんなことを言われたら嫌だなと感じるのではありませんか。

男性が“考えながらの育児”をすることは、最初はどうしても難しい

「考えながら動いてほしいよね~」と親子レクの合間にママ友同士が会話している声が耳に入りました。お互いにご主人がいかにダメかを話しているのです。

子どもとの関わりを望んでいるのなら、具体的に何をしてほしいかを口に出してみましょう。

具体例としてですが、「おむつ替えて」と言ったとき、お尻を拭いてあげて、パウダーつけて乾燥させて、新しいおむつに替えて、おなか周りを気にして、お尻ふきのふたを閉めて、ちゃんと交換したおむつを捨てる。これらの段取りをたった一言、「おむつ替えて」だけで完璧にできる人は、そういないのではないでしょうか。何をどうしていいのかわからない男性が多いものです。育児書を読んだって、実際とは違うのですから当然です。相談者様も最初はそう思いませんでしたか?

だから、やってほしいことは、的確に教えましょう。その方がケンカになりませんし、わからなくなったらご主人も聞いてくることでしょう。自主的に積極的に子育てに参加させるために、“最初はやり方を教える”ことをしてみてほしいと思います。

頑張りに対して、文句ではなく感謝で返す

子どもと遊んでくれたり、おむつを取り換えてくれたとしましょう。それが泥だらけになって汚してこようが、ちゃんと拭き取りができてなかろうが、やってくれたことに対しては文句よりも先に、「ありがとう!」という感謝の言葉を言ってあげてください。

それだけで違います。その後で、「こうするともっとやりやすいよ」とか、「汚れちゃったから着替えさせてくれる?」などという優しい言葉をかけた方がいいです。

感謝の言葉より先に文句が出てしまうと、ご主人も、「せっかく○○したのに」という気持ちになってしまいます。それに、「また文句を言われるかもしれない」と子育てに対して消極的になってしまうことも考えられます。

積極的にさせるポイントは、“自分が言われてうれしいねぎらいの言葉をかけてあげる”ことです。


「そこまでしなくちゃいけないの?」と思われるかもしれません。子育てと家事などで疲れている場合は特にでしょう。でも、冷静になって考えてみてほしいのです。立場が逆だったらどうかということを。思いやりを持って接することも重要なポイントです。

言葉ひとつでご主人も変わってくると思いますよ。『子育てハッピーアドバイスシリーズ』の著者で精神科医でもある明橋大二先生も、

『男の人は言わなければわからないものなんだ、と割り切る』
『やってくれたときに、「さすがお父さん」などと言うと、とてもやる気が出る単純な生き物なんだ、と知って、対応していく』

と述べています。

子育てに積極的になるように仕組むことも内助の功のうちではないでしょうか。ぜひ、試してみていただけたらと思います。ご相談ありがとうございました。

【参考文献】
・『子育てハッピーアドバイス2』明橋大二・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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