子どもに教えよう!「いただきます」と「ごちそうさま」の本当の意味

【ママからのご相談】
この春からPTAの役員になりました。先日の会合で一部の父兄から、「給食費を払っているのだから、子供たちに『いただきます』や『ごちそうさま』を言わせるのはおかしいのではないか? 今は言わせない学校もあるみたいだし」という意見が出たのですが、私はその意見に違和感を覚えます。かと言って反論するにも、ただなんとなく躾として……では反論しにくいところもあるのですが、どうお話しすればいいでしょうか?

a 言葉の意味を理解していただきましょう。

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。

今回のケースは、違和感を覚えた貴女が正解です。きっとその意見を出した父兄の方は、言葉の意味を何か勘違いされていると思います。きっちりと言葉の意味を伝えた上で、それでも子供たちに言わせたくないか聞いてみてはいかがでしょうか?

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「いただきます」

私たちは食べる事で生命を維持して活動しています。しかし、私達が食している動物、植物にも命があります。

「いただきます」この言葉は、「あなたの命を頂いて私の命に代えさせて頂きます」という意味なのです。もっと深く言えば、命には時間というリミットがあります。命を時間と捉えるなら、調理される方の命の時間も頂いていることになりますよね。

「いただきます」は、子供に対して命の尊さを最初に教える大切な言葉です。

また、命の尊さをしっかり理解出来ている子供は、友達に対しても安易に「死ね!」等という言葉を発したりしません。

私は以前、ノート1ページ全体に、「死ね! 死ね! ……」と書かれ不登校になってしまった子供のお母さんからご相談を受けた事がありますが、書いた側は軽い気持ちで書いていても、書かれた側にはとても辛く、その結果不登校になってしまっていたのです。もし、そのノートを書いた子供が命の尊さを教えられていたら、防ぐことが出来た事例です。こんな悲劇の予防策としても、「いただきます」その言葉の意味をまずは父兄が理解し、子供達に伝えてあげて下さい。

「ごちそうさま」

「ごちそうさま」を漢字で書くと、「御馳走様」「馳」という字も「走」という字も、「走る」という意味を持ちます。

料理を食卓に並べる為には、まず食材を買い集める為に走る人がいます。その食材をお店に並べる為に走る人がいます。そして、その食材を育てる為に走る人がいます。たくさんの人が走り回って、私たちの前に初めて料理として並んでいるのです。

ですから、「走る」という意味の漢字を2つも重ねた上で、敬意をもって「御」や「様」という字をつけて、感謝の気持ちを表すのが、「ごちそうさま」なのです。

この言葉は、感謝の気持ちを子供達に教える為の大切な言葉です。感謝の気持ちが育たないと、人間関係が上手くいきません。

恋愛相談でも、恋人に「ありがとう」という言葉をたくさん使うようにというアドバイスをしただけで、恋人との関係が上手くいくようになる方も多くいますし、家族間でもそうです。先々、子供達が人間関係においてのストレスで悩む事が少しでも減るよう、感謝の気持ちを育てる言葉として、「ごちそうさま」をしっかり教えて頂きたいと思います。


いかがでしょうか?

ここまで言われて、それでも「いただきます」「ごちそうさま」と言わせたくないと思われることはないでしょう。

そして貴女自身も、「問題提議をして頂いたおかげで、子供達にプラスの情報を得る事が出来た」と思って頂ければ、その父兄の方たちとの今後も上手くいくのではないでしょうか、

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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