ホンネ炸裂!? 現役教師に聞く「嫌いな生徒はいるか」アンケート

【ママからのご相談】
中学2年生の息子がいます。担任の先生(男性)が息子に対してとても冷たく、息子が嫌われてるのではないかと気にしています。

確かに息子は授業中ちょっと騒がしいところがあるのでそれが原因かもしれません。

でも、だからってそんな態度をとるなんて……。実際、先生でもやはり生徒への好き嫌いってあるのでしょうか。

こんにちは。ライターのakiです。

私は担任の先生から嫌われているのではないか」。そう思い悩んだ経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

先生との相性があるのかもしれませんし、たまたまそのように思い込んでいるだけの場合もあります。

そこで、元教員の筆者が中学&高校の先生方に本音アンケートを実施してみました。

教師に聞いた! 「嫌いな生徒はいますか?」

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『いない。「自分は生徒から嫌われているのではないか?」と考えることはあるが、自分から“生徒を嫌う”という発想はない』(30代/男性教師)

『基本的に自分のクラスの生徒はどんな子でも愛着が湧いてかわいい』(30代/女性教師)

『嫌いなのではなく、厳しく接していると思ってほしい。もちろん良い意味で』(40代/男性教師)

嫌いにならないよう気をつけている。嫌いという感情を出さないように気をつけている』(20代・男性教師)

『生徒は家族みたいなもの。だから嫌だと思う感情も家族に対してのものに近い』(30代/女性教師)

『職業上の守秘義務です』(30代/男性教師)

『困ったな、まいったな、と思うことはあるけど嫌いという感情にはならない』(30代/男性教師)

『その生徒にというよりもそんな問題児に育てている保護者に嫌悪を感じる』(30代/女性教師)

『教師をばかにしたり、注意をしたらキレてくる生徒。こちらも人間ですからね、やはりそういう子よりも素直で礼儀正しい子の方がかわいいなと思ってしまいます』(40代/男性教師)

【番外編】

『「俺はお前が嫌いだ」と面と向かって生徒に言ってる教師がいた。「でも、本当のお前はそうじゃないだろう」と涙ながらに熱く語り生徒と抱擁していた。こういうのはアリなんかな……と思います』(30代/男性教師)

『「私、あの子嫌いなの」と堂々と生徒の悪口を言っている女教師がいた。あまりに不自然に避けているので変だと思っていたら、実は裏でその男子生徒と付き合っていた』(20代/男性教師)

教師たちが語る“嫌いな生徒”エピソード

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「生徒を嫌いになることはない」という声が多数寄せられましたが、先生も人間です。嫌いな生徒や苦手だと感じる生徒はどうしても存在するはず。

いったいどのようなことが原因でそうなってしまうのか、また、そんなとき先生はどんな態度で生徒に接するのでしょうか。

(1)無関心を貫く

『生徒を怒鳴りつける先生はどうしても生徒から避けられてしまいますが、あれは愛情がないとできないと思います。私は苦手だと思う生徒がいると、極力関わりを持たないように距離を置きますね』

好きの反対は嫌いではなく、“無関心”ということのようです。学校では周りの生徒や先生たちの目があるため、おおっぴらに「嫌い」という態度を見せることは難しいでしょう。

『授業中に嫌いな生徒に当てることはありません。普段から交流のある生徒の方が指名しやすいですよ』

意図的ではないにせよ、授業中であっても苦手意識のある生徒には関わらないようにする先生も多いようです。

ただし、他の生徒と扱いに差があると思われてしまうことで、余計に溝が深まるということもあるのではないでしょうか。

(2)生徒の態度と同じような態度で接してしまう

『教師とはいえ私にも人並みに感情はありますから、態度の悪い生徒ははっきり言って嫌いです。相手の態度と同じような態度で接してしまうことはありますね』

あいさつをしない生徒にはあいさつをしない、横柄な態度で向かってくる生徒には横柄な態度で接するなど、相手の態度によって先生も対応を変えてしまうということがあるようです。

『一度関係が悪化してしまうと、お互いに意地になってしまう部分もあるというか……。本当は先生である私の方から歩み寄っていかなければならないんでしょうけど』

生徒が「嫌われている」と感じてしまえば、関係が改善することはないでしょう。

(3)口先だけの生徒は許せない

『子どもだとしても、責任感のない生徒はどうしても許せません。権利だけを主張して、実際には何も行動しないという生徒が意外と多いんです。大人げないなと思いつつ、正論を振りかざしてしまいます』

先生という職業を選んだ人ですから、責任感が強いということが多々あるのではないでしょうか。

頑張りが見えず、何事にも斜に構えたような生徒に対して「無責任だ」と感じることは少なくないようです。

(4)テストの点数だけがいい生徒にイラっとする

『遅刻はするし授業中は寝ている。宿題もやってこないし、いつも反抗的。そんな生徒がテストの点数だけは良いんです。こっちは教えがいがなくなりますし、真面目に受けている生徒の点数が悪いと、他の先生から「教え方が下手なのでは」なんて思われてしまいますからね』

『受験に必要のない教科だからといって、別の科目の内職をやられるとイラッとしますね。受験には不要でも内申点に響くということがわかってないんでしょうか。正直、その生徒の点数は厳しめに付けました。真面目に受けてくれる子がいると、余計に好き嫌いの感情が湧いてきますよ』

先生も人の子ということでしょうか。要領が良くて、さぼっているにも関わらず点数は良いという子よりも、頑張っている子の方が好きということはあるようです。

先生に嫌われていると感じている生徒へのアドバイス

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『はっきりと先生に聞いてみるといい。そんなつもりではない場合がほとんどだと思います。逆に、「そんなふうに思い悩んでいたのか」「かわいそうなことをしたな」と先生も反省するはずです』(30代/男性教師)

『冗談っぽく「俺、先生に嫌われてるからなー」と言ってきた生徒がいました。確かによく叱責していたなと気付き、それ以来言い方を変えるようにしました』(30代/女性教師)

『確かに良い印象はない生徒はいます。ただ、それは嫌いだからではなく、直してほしいところがあるからです。嫌われてるのでは? と思うのならまず自分がマズイとわかっている部分を直してみてはどうでしょうか』(20代/男性教師)

生徒が遭遇した最悪教師のエピソード4つ

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(1)不当に成績を下げる

『国語の先生だったんですが、選択式以外の、採点に幅があるような問題であからさまに厳しい採点をされた。普通なら△みたいな回答でも、私だけ×。反論してもなんだかんだと理由をつけて点数を下げられた』

周りの目がありますから、暴言を吐いたり暴力を振るったりすることはもちろんできません。

そんな中、先生が生徒に嫌がらせをできる機会がテストの採点です。

他の先生は教科が違うため口を挟みにくいですし、国語のようなあいまいな採点がある教科では先生の思い通りに成績が付けられてしまうことがあるようです。

(2)生徒に厳しく自分に甘い

『いっつもピリピリしていて、ちょっとしたことですぐ怒る先生がいた。しかも自分のことは棚に上げて注意することが多くて……。ケータイを注意しながら、自分は堂々と生徒の前で使うのはどうかと思う。「先生だからいいんだよ」と言っているのを聞いたときはさすがに呆れた』

言動に一貫性がないことで、生徒から不信感を持たれてしまうようです。

『体育教師とか保健の先生が太ってるのを見ると、何を教えるつもりなんだろうと思ってしまう。「走れー」とか言われると「お前が走れ」ってなる』

生徒を指導するという立場の先生。発言に説得力を持たせるために、まずは自分が恥ずかしくない姿でいなくてはならないでしょう。

(3)人によって態度を変える

『生徒にはいつも怒鳴り散らすくせに、校長先生とかPTAの保護者とかにはぺこぺこ。どうやって信用しろっていうんですか?』

『ずっと冷たい態度をとられていたのに、私が学年主任の先生と仲が良いことを知ってからあからさまに態度が変わりました』

自分に対して口出しできない生徒にだけ高圧的な態度をとる先生も少なくないようで、“教師”という立場を振りかざす姿は反感しか持たれないでしょう。

(4)常に人と比べて批判

『とにかく生徒を褒めることが一切ない。悪いことにばかり目を向け、それを他の生徒と比較してダメ出ししてくる。寂しい考えの持ち主だと思って諦めていました』

生徒にはそれぞれ得手不得手があって当然です。

それにも関わらずできないことにばかりに注目し、さらにはそれを人と比べて批判するような指導は決して褒められたものではありません。

先生にすすめる“嫌いな生徒”克服法

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一度でも「苦手だな」という感情を持ってしまうと、どうしてもその生徒の悪いところにばかり目が向き、余計に嫌いになってしまうということは珍しくありません。

そんなときこそ、生徒の“良いところ探し”をしてみてはいかがでしょうか。人には誰しも良いところと悪いところがあるものです。

「嫌いな生徒」と感じてしまうのは、あくまで相性にすぎません。

生徒の表面的な部分だけを見るだけでは分からないこともあり、よく観察してみることで違った見方ができるようになるはずです。

生徒側から一方的な敵意を持たれているという場合には、生徒と向き合うことでその理由を知ることができるかもしれません。

ウザい教師克服法4つ

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(1)完璧な生徒を演じる

お互いに嫌いという感情を隠さず、意地になってしまっても良いことはありません。余計に関係を悪化させてしまうこともあります。

そんなときは、嫌いな先生の担当する授業の成績を上げたり、提出物を完璧に仕上げたりと、隙のない生徒になりましょう。

生徒に指摘するところがなくなれば、先生も嫌な態度をとりづらくなるはずです。

もちろん、学校ですれ違うときにはあいさつをし、授業も真面目に受けます。

授業中に積極的な発言をするのもいいですが、目立つのは苦手という場合には、先生の話にうなずきながら授業を受けるだけでも、印象が大きく変わるようです。

「嫌い」という気持ちは隠しても相手に伝わってしまうもの。

たとえ気持ちを変えることができなくとも、良い生徒を演じることで自分に不利な態度をされなくなるのではないでしょうか。

(2)立場の強い人に訴える

生徒に対し高圧的な態度をとる先生は、生徒が反抗できないことを知って行っている場合が多いです。自分より弱い立場の相手にしか文句が言えません。

このような場合に効果的なのは、その先生より強い立場の人間に事情を説明することです。

学校内で相談したい場合には校長先生や学年主任、それ以外ではまずは親に相談するのがいいでしょう。

始めは躊躇するかもしれませんが、真剣に相談すればきっと味方になってくれるはず。

相談するときのために、先生にされたことを記録しておくのもいいかもしれません。

(3)堂々と主張する

生徒によって態度を変えるような先生は、あまり強く言えない子をターゲットにしている場合があります。

理不尽なことを言われたらしっかりと自分の考えを主張し、「言っていることが分からない」と伝えることが大切です。

黙っている生徒ではないということを印象づけることで、一方的に責め立てられるということは減るでしょう。

ただし、ここで行うのはあくまで“主張”であり、“反抗”ではないことに注意しなければなりません。

先生の言うことが間違っていると思った場合には、しっかりと説明しながら“対話”するようにしましょう。

(4)適度に受け流す

先生の言うことが全て正しいということはありません。残念ながら、どうしようもない先生というのもいます

そういったときには、「この人はそういった大人なんだ」と割り切り、諦めるというのもひとつの手です。

学校ではできるだけ距離を取り、その先生の前でだけは大人しくしておくということも必要かもしれません。

まとめ

「生徒が嫌いという先生のエピソード」や「嫌いな生徒を克服する方法」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

学校での体罰が問題視されるようになり、先生が手出しできないのをいいことにモンスターチルドレン化する生徒もいるとか。

いくら教職者とは言えど、生徒のことを嫌いだと感じてしまう先生がいてもおかしくはないでしょう。

相手の行動は自分を映し出す鏡ということもあります。「苦手だな」という感情を持ったときには、まず自分の行動を見直してみるのもいいかもしれませんね。

●ライター/aki(中高英語教員)
●追記/パピマミ編集部

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