ママの支配はNG! “厳しいしつけ”が子どもに与える悪影響

【ママからのご相談】
30代の専業主婦で、3歳と3か月の2人の男の子の母親です。2人目が産まれて、毎日大変です。長男に弟の見本になってもらわなければと思い、厳しくしつけていますが(体罰は一切ないです)、日々気になるのは、長男がぼーっとしていることです。どうすれば、弟の見本になるようなしっかりしたお兄ちゃんになってもらえるでしょうか。

a 自分の理想を押し付けて厳しく叱るのはNGです。

こんにちは、ライターの渦マキです。

2人の男の子の世話で大変な毎日をお過ごしのことでしょう。ご相談者様は専業主婦ということですから、子どもさんと過ごす時間がほとんどだと思われます。自我が芽生え、自律性や自発性がでてくる子どもにとっても大切な時期です。

まず、気になったことが、「弟の見本になるようにしっかりしてほしい」というお母さんの願望です。子どもさんが“どう育つか”よりも、ご自分の“願望”が優先されている気がします。

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厳しく叱ることで、子どもの“興味関心”を奪わないようにしましょう

確かにお母さんにとっては、“長男がしっかり育つ→次男はそれを見習っていい子に育つ→お母さんは楽になる”という図式になります。ただ、お母さんがご自分の思い通りにならない息子さんに対し、厳しく叱りすぎていないかが心配です。

子どもが2、3歳のころといえば、あらゆるものごとに興味を持ち始め、触って自分でやってみることで楽しさを覚えていく時期です。少しづつお手伝いを覚えさせて自発性をつけていきたいところです。

お母さんの理想に基づいたものさしで子どもを厳しく叱って、興味や取り組む気持ちが失われないように注意しましょう。子どもが3歳くらいのときはむしろ、母親の“親としての成長”が必要な時期でもあります。2人目以降の子育ては、自然とそれが身に付いて楽になるはずです。

“ドゥーイングマザー”ではなく“ビーイングマザー”になること

先頃、神戸で起きた少年犯罪事件の犯人である少年Aが小説を出版し、世間を騒がせました。犯人少年が事件を起こすに至るまでの、母親のわが子への向き合い方、家族の中での少年の位置などがつづられた『あなたの子どもを加害者にしないために』では、生後1か月の時期にトイレでウンチをさせたなど、母親の驚くべき行動が紹介されています。

生まれてまだ1か月のこの時点で、すでに母親とAとの関係は決定していました。
それは支配者と被支配者の関係です。Aの母親は「Being Mother」(共にある母親)ではなく、「Doing Mother」(させる母親)であることになんの疑問も感じていません。手記を読むとこの母親は、Aを支配し続けAに働きかけ続けています。

(『あなたの子どもを加害者にしないために』中尾英司 ・著より)

わが子の声に耳を傾けることなく、母親の理想である、“下の子の見本となるような兄”にするべく叱ったりすることで、子どもがどうなってしまうのかを想像しなければなりません。

叱るときは、真剣に語りかける

子どもが反抗してくるときは、「〜してはいけません」「〜はダメだよ」という否定形を使用せず、「〜できるよね」「〜わかるよね」という言葉でしっかり向き合い真剣に語りかけるようにします。

自分の理想を子どもに押し付ることは必要ではありません、子どものすべてを無条件で受け入れることが母親として一番大切です。そこに、親子の信頼が自然と生まれてくるものです。

【参考文献】
・『あなたの子どもを加害者にしないために』中尾英司・著

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●ライター/渦マキ(フリーライター)

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