冷たいビールで熱中症!? 夏場のアルコールが脱水症状を悪化させるワケ

【ママからのご相談】
主人はいわゆる“ガテン系”の仕事をしていて、外仕事で真っ黒に日焼けしながら家族のために一生懸命働いてくれています。仕事から帰るとまずシャワーを浴びて汗を流し、その間は缶ビールを冷凍庫に入れておいてくれと言い、お風呂上がりに500mlの缶を一気飲み。本人は熱中症予防だの脱水症予防だの言うのですが、これって効果があるのですか?

a ビールは脱水症状を招く恐れがあります!

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。ご相談ありがとうございます。

嫌と言うほど汗をかいたあとのビールはとてもおいしいでしょうね。

しかし、結論から言うと、残念ながらビールは熱中症の予防にもなりませんし、脱水症状を悪化させる恐れさえあります。

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アルコールの本質を考えてみましょう

キンキンに冷やしたビールは喉ごしもよく、胃に入った瞬間は冷たい感覚があり、暑い時期には気持ちのいいものです。

しかし、アルコールは血行を良くし体を温める性質があるため、体を冷やすどころか体温を上げてしまいます。また、アルコールの約30%は胃から吸収されます。そのため、風呂上がりの直後で体温が十分に下がりきる前に飲んでしまうと、さらに体温を上げるという結果になってしまいます。

その上、アルコールは利尿作用が非常に強いために、飲んだ量以上に体の水分を奪い尿として排せつしてしまいます。

熱中症は数時間後に発症する場合も!

これは筆者のクライアント様の中でもよく聞かれる話です。例えば、日中の炎天下でお子さんのサッカーの試合を見ていたときは何ともなかったのに、夕方、夕食の準備中に、頭痛や吐き気といった熱中症の症状が出る、というものです。

こういったケースは女性に多いようですが、炎天下でお仕事をされている男性も油断できません。ビール好きの人は、喉が渇いても“ビールがおいしくなくなるから”と水分を避けがちですが、くれぐれも水分補給はこまめにするようにしてください。体は一気に大量の水分を補給しても吸収しきれないということを忘れずに。

外仕事のご主人にはあえて濃い味のおつまみを一品

仕事中にこまめに飲めるように、スポーツドリンクや経口補水液を持たせましょう。

そして、水分と一緒に排せつされてしまうナトリウム(塩分)を補うため、例えばおつまみに一品、

・濃いめの味付けのヒジキの煮物
・きゅうり+みそ
・きゅうり+梅干し&マヨネーズを混ぜたもの

といったものを追加しましょう。ナトリウムを始めとしたミネラル補給もサポートしてあげるといいですよ。

【参考文献】
・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

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●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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