怠け者とは違う? 全身のダルさが続く「慢性疲労症候群」とは

【男性からのご相談】
お恥ずかしい話ですが、1年前から引きこもりの状態が続いています。去年に夏風邪をひき、もう風邪は治ったと言われているのですが、ダルさがひどく、腰や膝が痛くて思うように動けないのです。両親からは怠け者扱いされるし、ツラいです。病院に行こうと思っても、「怠け者につける薬はないだろう」と相手にしてくれません。自分が嫌になります。

a そのダルさ、慢性疲労症候群かも。

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。ご相談ありがとうございます。

構成上、ご相談文を要約いたしましたが、お気持ちはしっかりと受け止めさせていただきました。体を休めても取れない疲労感。本当におツラいと思います。

また、その症状をご両親に理解してもらえないとなると、大きなストレスになっていることと思います。私は医師ではないので診断することはできませんが、可能性として『慢性疲労症候群』が考えられます。

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慢性疲労症候群とは

慢性疲労症候群とは、CFS(Chronic Fatigue Syndrome)とも呼ばれ、風邪や出産をきっかけに、

・原因不明の強い全身の倦怠感
・微熱
・頭痛
・筋肉痛

などが長期(一般的には6か月以上)にわたって続き、健全な生活が送れなくなるというもの。平成26年度の厚生労働省の疫学調査によると、日本で24万人から38万人の罹患者がいるとのことです。

慢性疲労と慢性疲労症候群の違い

慢性疲労は単に疲労が蓄積されている状態で、ゆっくり体を休めたり、リラックスしてストレスを発散させれば回復します。

一方、慢性疲労症候群は、6か月以上も強い疲労感が続き、ひどくなると寝返りをうつことさえ困難になるほか、

・微熱
・頭痛
・筋力の低下
・筋肉痛
・関節痛
・思考力/集中力の低下
・不眠
・過眠

といった、睡眠障害から自律神経失調症までさまざまな症状が現れてきます。

慢性疲労症候群の原因と治療法

残念なことに、現時点では慢性疲労症候群の原因ははっきりとは特定されていません。しかし、ストレスや免疫低下、内分泌の異常や脳機能の障害など、さまざまな原因が複雑に合わさって症状が出るのではないかと言われています。

治療法としては、抗うつ剤や安定剤を使う“薬理療法”、“漢方の処方”などがあります。また、抗うつ剤などの薬を使わない“非薬理療法”という、ナチュラルホルモンやサプリメントを使って体質改善をしながら、カウンセリングなどでストレスを軽減する治療法も取られます。

安易に薬に頼ってしまうと副作用も伴うので、無責任にオススメすることはできませんが、まずは慢性疲労症候群の知識や経験のある医師を調べて、受診されてみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】
厚生労働省(旧厚生省)慢性疲労症候群診断基準 | 関西福祉科学大学

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●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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