麻酔の副作用は? 妊婦が“無痛分娩”を選ぶメリット&リスク

【ママからのご相談】
先日、妊娠が判明したばかりです。私は痛いのが嫌なので、産むなら無痛分娩にしたいとずっと思っていましたが、「麻酔は危険でリスクがある」などの意見をネットで見て不安になりました。一方、そんなことはないと書いてあるページもあります。どちらが本当ですか? どう判断したらよいでしょうか?

a メリットとリスクをしっかり理解して、納得の選択を!

こんにちは、ライターの佐原チハルです。

無痛分娩は海外では主流になっている場合も多いのですが、日本では、「出産といえば有痛分娩」というイメージの方が多いですね。そのせいもあってか、無痛分娩について信頼できる情報を得ることは、まだまだ難しいようです。大切なのは、メリットとリスクの双方をしっかりと理解して選択すること。

そこで、無痛分娩について最低限知っておくべきポイントをまとめてみました。

150806sahara

無痛分娩のメリットとは?

最大のメリットは“産後の回復が早い”ことです。

無痛分娩であっても“産後3週間は床上げをしないでいる”ことは必要ですが、里帰りができない、上の子の世話をする必要があるなどの場合には有効かと思います。

「恐怖が和らぎ、出産により前向きになれる」といった声も多く聞かれます。

『無痛分娩のすすめ』によれば、妊娠高血圧症候群だったり、心臓・肺の具合がよくなかったりする妊婦さんの場合、無痛分娩が特に効果的なのだそうです。血圧の上昇を防ぎ、胎児への酸素供給を維持することでリスクを低減するのだとか。

また、“無痛分娩”といっても、完全に無痛だったり感覚がなくなったりするわけではありません。子どもが生まれてくるときの感覚を、痛みに負けることなく、より鮮明に感じられるという見方もできます。

無痛分娩のリスクとは?

代表的なのは、麻酔の“副作用”ですね。足の感覚がにぶくなる、低血圧、熱が出るなどに加え、まれに頭痛などの症状が出ることがあります。分娩時間が長くなったり、いきみにくくなったりする傾向もあるようです。

また、「痛みに耐えてこそ母親」「痛いのが嫌だなんて愛がないのか」などの声にさらされるリスクもあります。もちろん、痛みと愛情は全く別物ですので、耳を貸す必要はありません。とはいえ、無駄にショックを受ける必要もありませんので、無痛で産んだことは周囲には言わなかった、という人も多いようです。

無痛分娩を検討するときの注意点

注意すべきことは、

・無痛分娩=完全な無痛ではない
・無痛分娩を行っている病院は少なく、検診の時点から通っていないと対応してもらえない場合が多い
・24時間対応でない病院もある

の3点です。

無痛分娩を考えている場合は、あらかじめ対応している病院を選んでおくだけでなく、夜間や休日に陣痛が来ても対応してくれるかどうかについても早い段階で確認しておくことが必要です。無痛分娩を行っている病院の一覧もありますので、そちらも探してみるとよいかもしれません。

また体質や疾患の有無によっては、無痛分娩を選択できない場合もありますので、そちらはお医者さんとの相談・確認が必要です。


納得の出産方法を選べることは、本当に大切なことです。でも、一番重要なのは“母子ともに安全な出産ができる”ことですね。どうか、無事の出産を迎えられますように!

【参考文献】
・『無痛分娩のすすめ』勝間勝代のクロストーク・編

【関連コラム】
日本人が考える“無痛分娩”へのイメージとは
子宮口を広げて分娩を誘発する”ラミナリア”の痛みとは
音楽でイメトレ! 出産の痛みが和らぐ“ソフロロジー分娩法”の特徴3つ

●ライター/佐原チハル(フリーライター)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする