清潔でも感染する? 子どもに流行している「アタマジラミ」の撃退法

【ママからのご相談】
保育園に通う5歳の娘がいます。園から、「アタマジラミが流行している」というプリントをもらい、驚きました。シラミってお風呂もまともに入れなかった時代のものだと思っていました。最近、子どもが頭をかゆがっているなあとは思っていたので、とりあえず園で言われたとおりに頭を見てみたのですが、よくわかりません。どうしたらいいのでしょうか。

a 駆除までに必要なものは根気! 完全撃退までがんばって!

ご相談ありがとうございます。ライターの川中です。

アタマジラミ。10年程前ですが、わが子も学童と保育園でもらってしまったクチです。流行していると聞いたとき、私も本当に驚きました。どうも、社会科の資料集で見たDDTを振りかけられている子どもの写真の強烈さが脳裏にこびりついていたようです。

シラミは、昔の流行ではありません。東京都が配布している『アタマジラミ読本』でも、平成14年から19年にかけて、少しずつアタマジラミの相談状況が増加していると記載されていました。

とはいえ、やはり当時の私もご相談者様同様、どうしたらいいのかわからず、皮膚科へ行って相談した記憶があります。そのときの実体験と現在のデータと合わせてお応えしますね。

150730kawanakatosie

“不潔だから感染する”わけではありません!

シラミというと、不潔だから感染するという印象がどうしてもあります。たしかに、シラミは頭と頭が触れ合ったり、同じ布団を複数人数で共有したりしていると感染しやすいという特徴があります。しかし、先進国でもたびたび集団感染が見られるとおり、不潔だから感染するというわけではありません。

ただし、“不潔な状態や適切なケアをしない状態が続くと駆除ができない”ことは確かです。逆に言えば、適切な対応を行えば、速やかな駆除が可能であるといえます。

白くてツヤのあるものが髪についていたらアウト

アタマジラミの成虫は、体長2~4mm程度のお尻のほうが膨らんだ形をしています。シラミといえば性行為などで感染するケジラミが有名ですが、こちらはカニのような形をしており、全く違う種類です。

「シラミがついているかチェックして」と言われて確認して見ても、おそらくピンと来ないでしょう。髪をかき分けながら頭を見ても、虫を見つけられないことがあるためです。

わが家では2人の子どもたちはもちろん、一緒の布団で寝ていた私も感染して、およそ2か月にわたり駆除活動を行ったのですが、成虫らしきものを見かけたことは覚えている限りで1度しかありませんでした。

アタマジラミのもっとも簡単な発見法は、卵の有無です。白っぽいもの、つまりアタマジラミの卵が髪の根元にたくさんつくのです。卵がもっともつきやすい場所は、うなじと耳の後ろあたりです。

そうはいっても、“白っぽいもの”には皮脂やフケやほこりなど、いろいろありますよね。経験上、アタマジラミの卵は、少しふっくらしたしずくのような形をしていて、つやがあります。

しかも、息を吹きかけたり、指先で触ってみたりする程度では取れません。そして比較的律儀に、髪の根元から2〜3cmのあたりにつけられていました。見ると、「あ、虫の卵……」と確信するはずです。共感する機会がないことを祈ります。

丁寧なシャンプーと卵取り&マメなシーツの洗濯で駆除可能!

アタマジラミの感染が疑われる場合や、身近ではやりだしたときは、まずは卵の有無を丁寧にチェックしてみてください。子どもがそれなりにしっかりしてくると、シャンプーを自分でやりたがりますし、楽なので自分でやらせてしまいがちです。ですが、耳の後ろなどはうまく洗えていないことが多いようなので、親が丁寧に洗ってあげることも大切なポイントです。

卵を見つけてしまったときは、薬用のシラミ駆除シャンプーを使って丁寧に頭を洗います。それから、頭を入念にチェックして、卵を見つけたら目が細かい専用のクシで梳き、それでも取れない場合は爪でこそぐようにとってあげしましょう。

さらに、対処しなければならないのは、これまで寝ていた枕や布団、タオルです。シラミは、髪から落ちても、数日生き続けるためです。

成虫・幼虫・卵すべてを確実に駆除するためには、55度以上のお湯に5分以上漬ける必要があります。そこで、マメに洗濯することが大切です。布団はよく日に当てて干して、さらに掃除機でほこりやシラミを吸い取りましょう。もちろん、布団、タオル、シーツの共用はNGです。

私自身、虫が苦手なこと、それから、わが家だけで対策をしても集団生活では意味がないことから、育児で一番つらかったのが、アタマジラミの駆除だったのではないかと思うぐらいしんどかったことを思い出します。でも、しっかり駆除すれば、ちゃんといなくなります。

どうか皆さんが適切に対処をして、早めにアタマジラミの脅威から脱出できるよう、心より祈っています。

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする