糖尿病の前兆カモ? “食後の眠気”を引き起こす原因と食事対策

【ママからのご相談】
育児も一段落し、職場に復帰したママです。最近、昼食後に猛烈な眠気が来るので悩んでいます。疲れもあるのかもしれませんが、お腹いっぱい食べているわけではないのに眠気で午後の仕事がはかどりません。何か対策があれば教えてください。

a 食後の眠気は血糖値の乱れが原因です。食事方法や内容に注意して血糖値の急激な乱れを防ぎましょう。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

お腹いっぱい食事をすると、その後に眠気が起こるのは自然な現象です。これは満腹中枢の働きにより、覚醒効果のあるオレキシンというホルモンの分泌量が減少するためと考えられています。

しかし、仕事がはかどらないほどの猛烈な眠気が続く場合、膵臓(すいぞう)の働きが低下している可能性があります。

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食後に眠気が起こる理由

昔は、「食べ物を消化するために血流が消化管に集中し、一時的に脳の血流が低下するために眠気が起こる」という説が有力でした。ところが、現在は冒頭でもご紹介したとおり、オレキシンというホルモンが関係するのだそうです。

食事をすると、満腹中枢が働き、これがオレキシンの分泌量を減少させることで眠気を起こしやすくするのです。

これは一時的なものであり、時間の経過とともに眠気は改善していきます。しかし、午後の仕事がはかどらないほど眠気が続く場合には糖尿病、あるいは糖尿病予備軍の可能性も否定できません。

食後の眠気やだるさは糖尿病の前兆かも?

食後の眠気を引き起こすもう一つの原因は、血糖値の乱れです。人が食事をすると、消化によって炭水化物がブドウ糖になり、血糖値が上昇します。血糖値が上がると一時的に眠気を感じますが、正常に戻すために膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。健康な人の場合は、このインスリンの働きによって血糖値がコントロールされています。

しかし、普段から炭水化物や糖分ばかりを食べている人、食べ過ぎの傾向にある人はインスリンの分泌を多めに必要としているため、インスリンが過剰に反応してしまいます。その結果、必要以上に血糖値を急激に低下させ、逆に低血糖状態にしてしまうことがあります。これが低血糖状態による眠気です。つまり、高血糖でも低血糖でも眠気が起こるのです。

食後の高血糖は健康な人でも一時的に起こる現象です。しかし、低血糖状態による眠気は少々危険です。その理由を少しご説明しましょう。

まず、普段から炭水化物や糖分を多めに食べている人は、インスリンを過剰に分泌させてしまうので、膵臓が疲労しがちです。いわば、糖尿病で膵臓の働きが弱っている人と同じような傾向にあるのです。このような偏食や過食傾向の状態が慢性的に続くと、次第にインスリンがうまく働かなくなります。すると、糖尿病になるリスクが高くなるのです。

食後の眠気を撃退する方法

食後に眠気が続き、なかなか改善しないという場合は、血糖値の急上昇と急降下により血糖値が乱れているからかもしれません。膵臓の機能を疲弊させないためにも、普段からできる食事の工夫を最後にまとめます。

・お腹いっぱい食べず、腹八分目にする
・野菜など食物繊維の多い食材から食べる
・時間をかけてゆっくり食べる

食物繊維は血糖値の上昇をゆるやかにすることがわかっています。また、食物繊維→タンパク質→炭水化物・糖分の順にゆっくり時間をかけて食べることでも血糖値の上昇を抑え、血糖値の急激な変化を予防し、糖尿病のリスクを下げることができます。


いかがでしたか。食後の眠気は炭水化物や糖分の摂取方法が大きく影響しますので、食事の内容や方法を工夫してみましょう。また、糖尿病予備軍の可能性も否定できません。定期健診などをうまく活用して、ご自身の健康状態も把握しておくと良いでしょう。

【参考リンク】
血糖値の変動とその影響 | 内科・小児科 マリヤ・クリニック

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●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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