またトイレ? 子どもが「心因性頻尿」になる原因とケア方法

【ママからのご相談】
小2の息子が『心因性頻尿』と診断されました。急な引っ越しをしたことを話したら、それが原因かもしれないと医師に言われました。数週間で良くなると言われましたが、結構頻度が高いので授業の遅れが心配です。精神的なダメージはどうすればいいのでしょうか。

a 息子さんとの時間を大切にしてあげましょう。

こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

医師から話を聞いたとき、とても心配されたことでしょう。心中お察しします。この時期の子どもに不安要素があると、このような身体の症状を訴えることがあります。心の叫びが尿意をもたらしているのですから、不安要素を取り除くために話を聞いてあげたり、一緒に過ごす時間が一番の薬になると思います。

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心因性頻尿とは

心因性頻尿とは、心身症の1つで、過敏性膀胱とも呼ばれています。トイレが近くなって何度も何度も行きたくなります。でも、実際に出る量は少ないのが特徴的な症状です。膀胱炎のようにおしっこをしたときの痛みはなく、また下腹部の痛みもありません。検査をしても異常が見つからない場合に診断を受けます。

環境の変化や人間関係でのストレスが原因として挙げられます。小学校の低学年のころによくみられる病とされています。ずっと続くわけではなく、数日から数週間かかることがあります。

精神的ダメージを改善してあげる

心因性頻尿は、精神的なダメージを受けることで起こってしまう病です。相談者様のようにお子さんがかかってしまった場合は、精神的なダメージを緩和・改善してあげることが早く治すための大切なポイントです。

「急な引っ越しが原因かもしれない」と言われたとのことですが、転校をされたのであれば、仲の良い友達との別れ、新しい環境での生活など原因となるものがさまざまにあるでしょう。もしかしたらそれだけではないかもしれません。ですから、お子さんの話を聞いてあげることが必要です。

親ができる具体的な対処法

「話を聞いてあげると言ってもどんな風に?」と思われるかもしれません。スキンシップを多く取り入れた方法を使いながら聞いてあげるといいです。具体的な方法として、次のようなことをしてあげると効果的です。

・座った状態で抱きしめてあげる
・2人で一緒に出かけてご飯を食べながら話を聞く
・一緒にお風呂に入る
・一緒にお布団に入って本を読んであげる
・2人だけでピクニックに行く

というようなお子さんが安心できることをしてあげるのです。親はやっぱり安心できる“場所”なんです。不安要素を心に抱えている場合は、こういった一緒の行動をしてあげることが話しやすい雰囲気を作ります。

まず、心を落ち着かせて、不安となって心の中でくすぶっている原因を言葉にして出させることが大切です。

また、このような方法があります。

例えば、「おしっこに行かなくても大丈夫になる薬だよ」と言ってビタミン剤のようなサプリメントを定期的に与えると、状態が落ち着き良くなっていくことがあります。これを『プラシーボ効果(偽薬効果)』と言います。ドラマ『Dr.倫太郎』でもこの方法を用いたストーリーがありましたね。だから、言葉としては聞いたことがあるかもしれません。

私の娘は、「お腹が痛い」と言って学校を休みがちだったのですが、スキンシップを取って話を聞き、この方法を試したことがありますが効果があり、学校に行くようになりました。


心因性頻尿と診断を受けて、相談者様はさぞ心配になり胸を痛めたことと思います。でも、こんなときこそお母さんの愛情でくるんであげることが大切です。確かに授業が遅れてしまうということも考えるかもしれませんが、今はお子さんの心にある不安要素を取り除いてあげることを優先しましょう。そうすれば、おのずとトイレに行きたくなる回数も減ってきます。

今、一番苦しんでいるのは相談者様のお子さんです。相談者様も日々の生活で忙しいことと思いますが、今が力になってあげるときです。

【参考文献】
・『ストレスから子どもを守る本』富田富士也・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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