不仲の嫁姑を仲良くさせる夫のテクニック

【男性からのご相談】
親と同居しています。嫁と姑の仲が極めて悪く、旦那として、毎日心苦しいです。どうすればいいのでしょうか?

a 叫び、怒鳴り、叱り、脅し、全力を尽くして悪者になれ!

こんにちは、ミクノです。

先日、池波正太郎さんの本を読んでいたら、「なるほどな」と思うことを書いてあったので、ご紹介したいと思います。池波さんは、『鬼平犯科帳』などを書いている直木賞作家さんです。

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自ら悪者になる

池波さんも、嫁姑が同居する家庭環境だったそうです。嫁は気が強く、姑など嫁に輪をかけてもっと気が強い。そういうとき、旦那である池波さんは、自分が悪者になろうと決めたそうです。

例えば、夕飯を作る時、嫁のつくる味噌汁の味と、姑のつくるそれとがちがって、そのことで嫁姑の喧嘩が絶えない。

そこで池波さんは、「オレの夕飯は妻がつくれ。妻と姑(じぶんの母親)が食べるものは、姑がつくれ」と言って、それを何十年と守ってきたそうです。

よって、池上さんが先に食事をする。晩酌をする。その合間に、嫁と姑がご飯を食べて、食べ終わったころに、白米と香の物を池上さんが食べるというパターンだったそうです。「嫁と姑に命令する悪いやつ」を、池上さんは演じたのです。

平等に接する

この食事のパターンを池上さんは、「女ふたりを『屈服』させて、ようやく実現した」と書いていますが、これはおそらく氏が、謙虚に書いていることであり、実際は、「嫁にも嫁の母親にも、姑(じぶんの母親)にも平等に接しておかないと、こういうことはできない」とも書いているので、相当に嫁姑には気を遣っていたのでしょう。

つまり、嫁と姑の、「共同の敵」に池波さんがなる。そうすると、嫁姑は結託してうまく、「共同の敵」に報いるように動く。

ただし、女性陣一同に、「平等に」接することで、「敵」の役割を守り通したということでしょう。不平等に接すると、「仲間割れ」しますもんね。


いかがでしたか?

さすが作家だけあって、人の心理をうまく読んでいるなあと思いますよね。嫁と姑の仲が悪いのであれば、オレが悪者になって、ふたりを結託させる。そのかわり、一家の女性陣みんなに平等にする(池波さんの場合だと、嫁に洋服を買ってあげたら嫁のお母さんさんにも、自分の母親にも買ってきたとのこと)。

これくらいの、『知恵』がないと、嫁姑は、『おとなしく』ならないのかもしれないですよね。自分が愛している者が、自ら進んで悪者になろうとしている。こういうふうに嫁と姑が感じると、二人は仲良くなる。

では、ご質問者さんの場合は、あなたがなにをすれば悪役として立ち回れるのか? お考えになってみたらおもしろいかもしれません。

池波さんは、「叫び、怒鳴り、叱り、脅し、全力を尽くして悪者になった」とも書いていますので、考えてすぐに答えが出るものでもないかもしれませんが、考えてみる価値はありそうです。

●ライター/ミクノトモ(作家・コラムニスト)

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