小学校受験の参考書は「まちがいだらけ?」

【ママからのご相談】
小学校受験の参考書を息子にやらせています。そこには、自動車と電車と飛行機、どれが一番速いですか? という問題があり、当然、飛行機、電車、自動車の順だと参考書の答えにあるのですが、息子は、「この前、電車を自動車が追い越していた」と言って聞きません。小学校受験の参考書はどうなっているのでしょうか?

a 世間の相場を学んでいると思うしかないでしょう。

130930mikuno

こんにちは、ミクノです。

小学校受験の参考書には、こういう問題があるんですね! 知りませんでした。

さて、そもそも、「学ぶとはどういうことか」について、ある中高一貫教育をやっている学校の校長先生が本に書いてありましたので、ご紹介したいと思います。

たとえば、『奥の細道』って、多くの人が中学か高校で学んだと思います。その、『奥の細道』は『おくの細道』なのか、『奥のほそ道』なのか、表記に関して国語的な正解が未だに無いそうです。松尾芭蕉は、『字眼(じがん)』といって、どの言葉を漢字にするのか、ひらがなにするのか? について、すごくこだわりのあった人らしいのですが、そもそも彼が書いたとされる、『奥の細道』の本がいまだに発見されていない。いまあるのは、誰かが、「これが最も正しい写本です」といって書き写したものだけらしいです。

しかし、だからといって、中学や高校の試験で、『おくのほそ道』と書いたら、間違いになる(と言われている)。ちゃんと漢字で、『奥の細道』と書かないと点をくれない。

つまり、幼稚園から高校までの勉強とは、「だいたいこれが正解であろう」という、「世の中の相場」を知ることに主眼が置かれているということのようです。

大学は、その「相場」を、専門的な視点で検証・研究する場だとも言っています。大学は……なんて言われたら、大学4年間を遊びたおして卒業している人にとっては耳が痛いかもしれませんが、学校の校長先生はこう述べていました。

というわけで、飛行機が速いのか、電車が速いのか、自動車が速いのか、本当はどれでもいいし、お子さんが答えたような答えが正解なのかもしれません。が、それでは小学校受験ではペケになるということでしょう。

「あなたの答えは正解かもしれないし、まちがいかもしれない。その理由はね……」ということを、お子さんと一緒に勉強しながら言って聞かせるしかないでしょうね。

少なくとも世間の相場からすれば、電車は車より速いわけですし、飛行機より速い車だってあるという、「相場」も片方にはあるわけですから。

●ライター/ミクノトモ(作家・コラムニスト)

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