プールでの感染に注意! 夏に流行しやすい“子どもの皮膚トラブル”6つ

【ママからのご相談】
2歳の子どもを保育園に通わせています。ママ友の話ですが、あせもがひどくなって園を休んでいる子どももいるようです。うちの子は肌が弱いほうですし、園ではプールも始まったので病気の感染がとても心配です。夏にはどんな皮膚の病気がはやりやすいのか教えてください。

a 夏にはやりやすい皮膚トラブルは6つあります。

ご相談ありがとうございます。教育コンサルタントの佐藤理香です。

私の子どもが通う園でも、夏になると特有の皮膚トラブルが発生します。そのたびに、うちの子は感染しないかしら……と心配しますので、ご相談者様のお気持ちはよくわかります。

今回は、夏にはやりやすい皮膚トラブルを6つお伝えします。

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夏に流行しやすい皮膚トラブル6つ

(1)日焼け

“日焼け”は紫外線を浴びることで、皮膚が赤や黒くなったり、痛みを伴ったりします。ひどい場合には、炎症を起こして水ほうができてしまうことも。

かつては母子手帳に“日光浴”をすすめる記載がありました。紫外線が及ぼす研究が進むにつれて、1998年には“日光浴”が“外気浴”に変更されています。日焼けは健康の証と思っている世代は要注意。幼いころに浴びた紫外線量は、成人後の皮膚がんや白内症のリスクを決定づける一大要因だという報告もあります。

外出時には、日焼け止めを塗ったり、帽子やベビーカーの日よけを使うなど、子どもを紫外線から守ってあげたいですね。

(2)あせも

“あせも”は、首、わきの下、オムツがあたる下腹部、頭、額の生えぎわなど、汗がたまりやすいところによくみられます。汗腺がつまって、赤くブツブツしたものができます。

あせもがひどくなると、皮膚が炎症を起こし、かゆみが強くなり“とびひ”になってしまうケースもあります。

こうならないためにも、日頃から汗をかきっぱなしにせず、皮膚を清潔に保つことが大切です。

エアコンや扇風機で過ごしやすい環境をつくり、衣類も汗を吸収しやすい素材にすることがおすすめです。外出先ではタオルを持参し、こまめに汗をふいてあげるもの効果的ですね。

(3)虫刺され

“虫刺され”は蚊、ノミ、ダニなどから刺されることで、皮膚に炎症がおこります。強いかゆみを伴い、赤くはれたようになります。かきむしったりすると、“とびひ”に発展することも。

蚊を介して感染するデング熱の患者が、2014年に日本でも発生しました。最近では、虫刺されを重く受け止める風潮になっています。刺されてしまったら薬を塗ることで徐々によくなりますが、そもそも刺されないようにしたいもの。予防策としは、肌の露出を少なくしたり、虫よけ剤を使ったり、ベビーカーにネットをかけるという方法もありますよ。

(4)とびひ

“とびひ”は、あせもや虫刺されなどをかき壊して皮膚が傷つき、そこに細菌が入りこんでうみをもった水ほうができます。かゆみが強く、かいているうちに水ほうの液が出て、他の皮膚につくとまた新たな水ほうができてしまいます。感染力が強いので、園によっては完治するまで登園許可がおりないこともあります。

とびひは受診して治療を受けることが肝心です。予防策としては、あせもや虫刺され、すり傷、湿疹などを早く適切に処置することがあげられます。その他にも、入浴して泡立てた石鹸で皮膚を清潔にする、手洗いの励行、爪を短く切ってかきむしらないようにする、タオルを共用しないことも効果がありますよ。

(5)手足口病

“手足口病”は、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水ほう性の発疹が出ます。約3分の1の人は発熱も伴うようです。

ウィルスの感染によっておこる病気ですが、有効なワクチンや予防薬もありません。特別な治療方法はないのですが、発疹だけをみて手足口病と判断できる人は少ないと思いますので受診するのが安心でしょう。

予防策は、手洗いの励行、タオルなどを共用しないことです。また、ウィルスが長い間、便からも排せつされますので、子どもの便の処理にも気をつけたいですね。

(6)水いぼ

“水いぼ”は、丸くてつるっとした1~5mmのいぼで、真ん中がえくぼのようにへこんでいます。いぼが破れると、中のウィルスがほかの場所について広がっていきます。

感染力が高く、プールなどでうつることが多いようです。水いぼは放っておくとどんどん増えてしまいますので、早めに受診することがおすすめです。

事前に予防するのは難しいかもしれませんが、手洗いをしっかりし、入浴で全身を清潔に保ち、身の回りのものを共用しないことで一定の効果があると思いますよ。


いかがでしたか? 皮膚トラブル防止のためには、まずは皮膚を清潔に保つことが大切です。

そうはいっても、子ども相手ですから“汗をこまめにふきとる”などとはいかないかもしれません。もし皮膚にトラブルを抱えてしまっても、早めに受診して適切に対処すれば、問題なく解決できます。安心してくださいね。

【参考リンク】
感染症関連情報 | 日本医師会

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●ライター/佐藤理香(教育コンサルタント)

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