困ったら図書館へ!? 子育てが不安なママに“育児書”をオススメする理由

【ママからのご相談】
6歳の娘がいます。これまで必死に育児をしてきたのですが、間違った子育てになってしまっていないか心配になる瞬間があります。娘がもうすぐ小学生なので、本当にこのままでいいのかとても不安です。どうしたらいいでしょうか。

a 自信がないのはきっとみんな同じ。育児書を読んでみて!

ご相談ありがとうございます。ライターの川中利恵です。

私もご相談者様と同じでした。まだ次女が2歳になったばかりのころに離婚して生活に追われるようになったため、ちゃんとわが子に愛情をかけられているのか、とても不安になっていました。今だってこんなふうに回答していますが、自分の子育てに自信があるわけではないですし、不安はいつだってあるのです。

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図書館へ行って、目についた育児書を手に取ってみよう

私は仕事が忙しく、あまり人づきあいもよくなかったので、育児のことを相談する相手がいませんでした。もちろん、カウンセリングなどを受ける余裕もありません。そんな私が、不安になったときにどこへ行ったかと言えば図書館です。

図書館には無数の本があります。もちろん育児書も、いわゆるイマドキのものではない古い本から、幼児や児童心理学の専門書、幼児保育者向けの本、育児漫画など、たくさんそろっています。

もともと私は読書が好きだったこともあり、乳幼児期、幼児期、思春期と、子どもの成長段階に合ったテーマの育児書を手当たり次第に読みました。出版された時期によって育児手法に多少のバラつきがありましたが、たくさんの育児書は、子育てについて新しい世界を私に見せてくれました。

“怒る”と“叱る”の違いが理解できるようになる!

たとえば、“怒る”と“叱る”の違いについて、考えてみたことがありますか?

親自身が、「子どもを叱っている」と思っていても、はたから見れば、ただ親がキレて怒鳴っているようにしか見えないことがあります。育児書には、その違いについて書かれていることが多く、子どもの叱り方は、今も昔も親の悩みの一つであり、育児の命題となっていることがうかがえます。

里親ホームを手掛けておられる土井高徳氏が、2014年に出版した『思春期の子に、本当に手を焼いたときの処方箋33』によると、“怒る”と“叱る”の違いは以下のように表現されています。

●怒る
1)感情的に
2)自分のために
3)過去に焦点をあてて
4)怒りと勢いで
5)自分の言いたいように
6)感情に任せて

●叱る
1)理性的に
2)相手のために
3)未来に焦点をあてて
4)愛と勇気で
5)相手に伝わるように
6)感情を統制して

それぞれ対応している数字に書かれた項目が相反していることに気づきましたか? 同書では、

理性的に自分の感情と声をコントロールしながら愛情をこめて「叱る」こと

が最も大切だと記述しています。私はこれを読んで、これら6つの条件がそろって初めて“叱る”ということになるのだなと受け取りました。

たとえ親が、“相手のために、未来に焦点を当て、愛と勇気で”叱っているのだと信じて行動していても、“感情に任せて、自分の言いたいように”伝えてしまえば、それは叱るのではなく、“怒る”ことになってしまうということです。

子どもと一緒に成長する親

言うまでもなく、親は大人です。「伝わらない子どもが悪い」と思ってしまったら、親子のコミュニケーションはそこで終了してしまいます。子どもにきちんと伝わるように工夫ができてこそ、親なのです。

たとえば、子どもが野菜嫌いだとしたら、何とか食べてもらえるように工夫しますよね? 子どもとの対話も、これと同じです。

しかし、“子どもに伝わるように話をすること”ということそのものが、ものすごく難しいことですよね。でも、数多くの育児書には、ケースバイケースの対応術が載っているので参考にできます。すぐに100%の実行は難しいですが、それらのノウハウを知らないでいるよりは、知っているほうがずっと対処がしやすくなります。

できるだけ冷静に、叱るときは短く、聞く姿勢のないときは待つ。できる限り抱きしめる。全部、育児書で学んだメソッドです。ただひたすらこれを繰り返してきた結果、中高生になった子どもたちから、なにかにつけ、「おかーさん私らのことなんだかんだ言っても好きだよねぇ」と言われるようになりました。いいのか悪いのかわかりませんが……。

おそらく、育児に100%の自信を持って挑んでいる親はいないのではないでしょうか。そんなとき、育児書は、「あるある!」と共感したり、「なるほど」と納得したり、「これでよかったんだ」と安心したり、「直さなくちゃ」と気づいたりと、ママの力になってくれます。

ぜひ時間を見つけて育児書を読んでみてください。できれば、自分の中で子育てへの考え方が凝り固まってしまわないように、いろいろな育児書を読んでみることをおすすめします。

【参考文献】
・『思春期の子に、本当に手を焼いたときの処方箋33』土井高徳・著

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●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

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