自立に影響アリ? 何歳までに“異性の親との入浴”を卒業するべきか

【ママからのご相談】
小学3年生の息子がいます。最近、子どもが私とお風呂に入りたがらず、「1人で入るから」と言うようになりました。1人でちゃんと頭や体を洗えているのか気になって風呂場をのぞくと、「見るな!」と拒否されてしまいます。子どもの同級生のお母さん方に聞くと、まだ一緒に入浴していると聞くので、今から反抗されてしまうと悲しいです。男の子と女の子では違うかもしれませんが、世間一般では、親との入浴は何歳くらいまでするものなのでしょうか?

a 小学校高学年までには“卒入浴”することをお勧めします。

こんにちは。ママライターのKOUです。

ご相談者様のお話を伺って、以前テレビで紹介された“驚きの親子の入浴事情”を思い出しました。それは、ある有名私立男子中学校では、中学2年生のクラスの半数近くの生徒がお母様と一緒にお風呂に入っているという実態です。

同番組に出演していたマーケティング評論家によると、一般的には母親など家族と一緒に入浴する男子は小学5、6年生で3割ほど、中学生で2割程度だそうです。私自身も、小学校高学年になってからは、両親とは入らなかった記憶があります。

ただ、番組で紹介された中学校のように、親と入浴などのスキンシップをしている中学生の方が、成績が良いと言われているそうです。その一方で、「男性性を封じ込めているのではないか?」という指摘もあるようですが……。

そこで、父親と娘、母親と息子といった異性の組み合わせを中心に、いつごろまでお子さんとお風呂に入っていた(あるいはまだご一緒に入浴している)のかを、現役パパさんママさんたちに取材してきました。

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いつごろまでお子さんとお風呂に入っていましたか?

『小学校低学年まで』

『小学校3年生の夏ごろから、娘は私とお風呂に入らなくなりました。「入りたくない」と言われたときは寂しく感じましたが、「恥ずかしい」という気持ちが芽生えるのは正常な成長の過程だと思います』(小学6年生女の子パパ/45歳)

『息子には、保育園のころから自分でできることは1人でやらせるようにしていたところ、小学校に入ると自然に1人で入浴するようになりました。周りからは、「(1人で入るのが)早いね~」と言われましたが、3歳下の弟と一緒に入ってくれるので親としては助かりました。小学校高学年になっても親とお風呂に入るのは、子どもの自立の妨げになるのではないでしょうか』(中学2年生男の子ママ/41歳)

『小学校低学年で入らなくなる子が多いと思います。息子も3年生になる直前で私とお風呂に入らなくなりました。テレビで、ある女性タレントが今もお父さんと入浴していると言っていましたけど、そんな子はごく少数。親と入るのを拒否するようになるのが普通だと思います』(小学4年生男の子ママ/38歳)

『小学校高学年まで』

『最近息子から、「同級生でお母さんとお風呂に入っているのは、僕だけみたい」と言われました。息子はそれから1人で入浴するようになりました。本人はまだ、「異性である母親と入るのが恥ずかしい」というよりも、「周りの友だちにお母さんと入浴していることを知られるのが恥ずかしい」「格好悪い」と考えているようです』(小学6年生男の子ママ/46歳)

『早生まれで幼いと思っていた娘も小学校6年生になって、自分から私とはお風呂に入らないと言ってきました。妻とはたまに入るみたいですが、男親の私とは絶対に入りません。確かに、こちらも気恥ずかしいところはありますが、子どもは子どもなので、少しずつ親離れしていく娘を寂しくも感じました。さすがにお風呂をのぞいたときは怒られましたが……』(中学1年生女の子パパ/49歳)

『娘は、もともと父親とはお風呂に入りたがりませんでした。それでも、小学校低学年ごろまではときどき入ることもありましたが……。母親である私とは、中学生になる直前まで一緒に入浴していましたが、中学生になってからは自然に入らなくなりました。子どもの周りでは、6年生まで親と入っているお子さんはほとんどいなかったようです』(中学3年生女の子ママ/40歳)

『中学生以上』

『うちは娘ですが、私(母親)とは今でもたまに一緒にお風呂に入っていますよ。私の背中を流してくれたり、学校やお友だちのことなどを話してくれたりして楽しいです。親子ですから、恥ずかしがることもありません。もし、男の子だったとしても入れると思います。でも、男の子の方がお母さんと入るのを嫌がるんじゃないですか?』(高校2年生女の子ママ/51歳)

以上、現役パパさんママさんのご意見でした。

広範囲に取材をしましたが、『中学生以上まで親子で入浴している』あるいは『入浴していた』という方は、ほとんどいらっしゃいませんでした。特にパパさんと娘さんという組み合わせは稀なようです。

子どもたちの性的な自立を促す

皆さんのご意見をまとめてみますと、遅くとも小学校高学年までには“卒入浴”する方が大多数で、親子での混浴が、「恥ずかしい」という子どもたちの気持ちが芽生えてくるのに合わせて入らなくなるのが自然な流れのように感じます。

ここでは親子の混浴の良し悪しを判断するつもりはありません。しかし、“尾木ママ”こと、教育評論家の尾木直樹さんが著書『親子共依存』の中で、子どもたちの性的な自立について警鐘を鳴らしていますので、最後にご紹介します。

私がいま、深刻に憂えているのは、子どもたちの性的な自立の課題についてです。(中略)体は男性らしく、あるいは女性らしく変化し始めているのに、それを性的な自立につなげていけていない家庭が最近は多いように思います。その象徴が、高校生や大学生になっても「親と一緒にお風呂に入る」という現象です。(中略)思春期を過ぎても親子で一緒にお風呂に入るという現象は、ほほえましいどころの話ではありません。「かなり未成熟な親子関係である」と心配になります。


子どもによって成長の過程はさまざまだと思います。ご相談者様のお子さんは小学3年生ですが、自立への一歩だと受け止めて、ご本人の要望に耳を傾けることも大切かもしれませんね。

【参考文献】
・『親子共依存』尾木直樹・著

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●ライター/KOU(ママライター)

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