“男の育休”をスムーズに取得するために必要なこと

【パパからのご相談】
結婚10年目に入り、妻の妊娠が発覚。念願の第1子を授かりました。自分は父親との思い出があまりないので、イクメンとなって思い切って育休を取得しようと考えています。しかし、今務めている会社では前例がなく、取得できるのかも不安。自分に育児ができるのかも不安。そして復帰後どうなるかも不安です……。育休を上手に取る方法などあれば教えてください。

a 男の育休にはコツがある。

はじめまして、第1子妊娠おめでとうございます! 兼業主夫放送作家の杉山錠士です。

報道関係の番組にも携わっている中、このところ育休に関する話題はよく耳にします。最近では、安倍総理が「育休3年」を目指すと言ったことで、さらに「育休」に対しての興味は高まっていると感じます。

とはいえ、まだまだ男性の育休取得率は、「2011年度で2.63%」とかなりのレアケースにとどまってしまっている現状があります。僕はそもそも企業に勤めているわけではなく、育休とは無縁なので、今回は僕が所属する、父親を応援する団体『NPO法人 Fathering Japan』のメンバーの皆さんにも協力していただき、育休を取得した経験がある男性たちに聞いたアンケートの回答から、僕なりに感じたコツなどをお伝えします。

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育休前「早めの相談が肝」

今回、育休を取得した方々の多くが言っていたことが「早めの相談」。

もちろん直属の上司もそうですが、育休中にフォローしてもらう同僚や部下、そして、既に子どもがいる女性社員などに相談していたそうです。育休取得には周囲の理解が必要ですよね。

とはいえ、言われてすぐに理解してくれない人も当然います。時間をかけて理解してもらうためにも、早めの相談は確かに必要なことだと思います。要は育休取得の環境整備に時間をかける心づもりは大事だということですね。

育休中「やりすぎないこと」

育休中の過ごし方は千差万別。自分、妻、そして子どもという家族の個性や価値観はそれぞれ違うのですから、当然と言えば当然のことですが。仕事を忘れてどっぷり育児につかる、という人もいれば、毎日少しだけ仕事のことを気にかけるという人もいたり。

そんなバラエティに富んだ回答の中で、特になるほどと思ったのが、「全てを自分でやろうとせず、苦手なことは妻に助けを求めること」という回答。その人自身も書いていましたが、要は「育休で燃え尽きない」ということです。自分自身、二人の子育てをしながら仕事をする兼業主夫をしている中で、頑張り過ぎて燃え尽きそうになることがあるので、これには納得です。せっかく育休をとったのだからと気負いすぎないことは大事。楽しんでいくべきだと思います。

育休後「感謝を忘れない」

これは、育休を取得した多くの方が口を揃えていた部分です。そして、育休を取ったからこそ感謝ができる、という声もありました。そもそも、育児を一人でやることは大変。だからこそみんなで助け合うのですが、育休もその一つだと思います。

男性にしても女性にしても、休むという状況は周りに少なからず影響を与えます。それに対して感謝することは当たり前のことかもしれませんが、絶対に忘れてはいけないことだと思います。実際、僕の働き方も多くの人の理解と協力がないとできないものだと感じているので、至極納得できます。

また、こうして感謝をすることが、後輩たちへの道を開くことになるとも思います。育休をとった男性が、「権利なんだから当たり前だ」と横柄な態度をとってしまうと、次に育休を取ろうとする人がいた時、「育休を取らせるのは嫌」と“育休に対するマイナスイメージ”をつけてしまいます。イクメンは、自分の子どもを育てるだけでなく、後輩も育てて初めてイクメンなのではないか、そう思います。


他にアンケートの中には、育休を両親に反対されたという声もありました。

まだまだ一般的とはいえない男性の育休取得には、いろいろなハードルがあると思います。それでも、これからの社会を考えたらやはり取る流れや雰囲気を作っていく努力は必要なのではないでしょうか? こういった取得経験者の声が少しでも参考になれば幸いです。

最後に、相談者さんにとって心強いデータを一つ。今回協力してくれた育休を取得した男性で、育休を取ったことを後悔している男性は……一人もいませんでした! そもそも取りたくないと考えている人は別として、相談者さんのように育児に対して前向きな人なら、きっと育児が素晴らしい体験になると思います!

●ライター/杉山錠士(兼業主夫放送作家)

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