離婚だけじゃない! 夫婦トラブルを“裁判所”で解決できる利用法

【女性からのご相談】
夫のお金遣いの荒さが原因でケンカになります。将来のことを考えると、第三者を立てて話し合った方がいいと思っています。離婚を考えているわけではありません。親や知人などに知られず、お金のあまりかからない方法で第三者を入れるにはどうすればいいのでしょうか。

a 中立な第三者を交えての話し合いを望むなら裁判所を活用しましょう。

こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

お金の問題は、今のうちにしっかりと話し合っておかなくてはならない問題の一つですね。お互いだけで話し合っていると、どちらかがヒートアップしてしまうので、言わなくてもいいことまで口に出してしまうような事態に発展してしまうこともあります。これは避けたいですよね。

ご相談者様は、離婚を考えていらっしゃらないとのこと。でしたら、もめ事をうまくまとめたいと考えるのは当然のことだと思います。それにとても大切なことです。

夫婦が円満に問題を解決したいと願うのであれば、カップルセラピーや夫婦でカウンセリングを受けるという方法もあります。ただし、これは日本ではあまり好まれる方法ではありませんね。中立的な立場で判断してくれる家庭裁判所を活用することをお勧めします。

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中立な立場の人に中に入ってもらった方がいいワケ

第三者に入ってもらった方が話し合いは上手くいくことが多いと言えます。それもお互いの友人や身内といったどちらかに加勢をしない相手を選ぶことが大切です。

お互いの両親や兄弟、友人に間に入ってもらうと、どちらかが納得のいかない選択をしなくてはいけないことになってしまうかもしれません。これではせっかく円満に解決したいのに、円満ではなくなってしまいますよね。

こういうときには、お互いのことを知らない中立的な立場の人にお願いすることが一番よく、ご相談者様のおっしゃっていることは、正しいと思います。

費用をあまりかけずに中立な立場の人を探すのは大変だとお考えかもしれませんが、裁判所を利用すれば、それが全て叶います。

家庭裁判所で話し合いをすることができます

家庭裁判所というと、「離婚するときに使うのでは?」と思われるかもしれません。それに敷居が高いと感じたり、「裁判を行うところで何を話すの?」と思われるでしょう。

実は、裁判所で『夫婦関係調整調停(円満)』という調停があります。夫婦間の問題を円満に解決させるものです。住んでいる場所の最寄りの家庭裁判所か、お互いが合意で定める家庭裁判所に申し立てをすることが必要になります。

夫婦関係調整調停(円満)のあれこれ

調停と言っても裁判のように弁護士が同席してのやり取りはありません。裁判官1名と調停委員2名という少人数で公正に行われます。

夫と妻の両方から別室で話を聞き、法的なものを含めたアドバイスをしてくれます。そうして、お互いが納得のいくまで話し合いの場を持つことができるのです。

費用も申し立てに必要な“収入印紙1,200円分”と、“連絡用の郵便切手代”のみです。弁護士は不要ですので、その辺の費用は一切かかりません。しかも、話し合いの回数がいくらかかっても、この金額で済むため、金銭面では安心です。

申し立てをするのは、ご相談者様でもご主人でもどちらでも構いません。話し合いの場は、月に1度のペースで、時間的には1回につき2~3時間程度です。双方の妥協点などが見つかり、話し合いの解決がなされた場合は、調停調書を作成してくれます。


夫婦になって一緒に生活をしていると、何かと問題が出てきます。一緒に暮らしてみるまではわからないことが多いのが男女の仲なのですから、当然です。

「裁判所なんて大ごとにしたくない」と考えるかもしれませんが、中立的に話を聞いてもらった方がお互いに冷静になれますし、解決の糸口を見つけやすいのも事実です。

お金の問題とご相談内容にありました。具体的なことは書かれていませんでしたが、金銭問題は夫婦間に溝を作ってしまうことになる問題の1つです。今あやふやにしてしまうより、これからもご主人との生活を考えていらっしゃるのですから、解決しておいた方がいいでしょう。

一度、相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】
夫婦関係調整調停(円満) | 裁判所

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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