子供と“富士登山”する時の知識と必須アイテム5つ

【パパからのご相談】
世界遺産となった富士山に子どもと登ってみたいなぁと、ぼんやり考えている小学生の子を持つ父です。登山はほとんど経験がありません。持ち物や子どもとの登山での注意点など、教えてください


ご質問ありがとうございます。木村由香里です。

キャンプインストラクターという肩書も持っていたりします。先日、子どもと2人で富士山に登ってきたばかりです。流れ星を見ながら頂上を目指し、ご来光も拝むことができ、心に残る思い出になりました。

子どもとの登山で気づいたこと、必須アイテムについてご紹介させていただきますね。

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登山に最適な期間は2か月のみ

富士登山オフィシャルサイトによると、富士登山の期間は7月上旬~9月上旬の2か月間です。登山ルートによって開通と閉鎖時期が異なりますが、9月になると店じまいをする山小屋も多くなりますので、トイレも利用できなくなってしまいます。

オープンしている山小屋が少ないと、天候不良時の避難場所も限られてしまいますので、お子様との富士登山に最適な時期は、お子様の夏休み期間ではないでしょうか。混雑してしまう時期でもあるのですが、ほどよい渋滞があると、無理のないペースで登山ができるので、高山病にも罹りにくくなります。

お子様との登山は、ゆったりとしたスケジュールで。

登山の必須アイテム5つ

(1)水

山小屋でも飲料は購入できますので、必要以上に用意する必要はありません(上に行くほど高くなります)。登山中はかなりの汗をかきますし、こまめな水分補給は高山病を防ぐと言われています。1人当り1.5Lは持参したいところです。500mlのペットボトル3本に分けて持っていくといいでしょう。ペットボトルはなるべく軽いもので、飲み終えたら小さく畳めるタイプがベストです。

(2)レインウェア

ジャケットとズボンに分かれるセパレートタイプのものが必須です。今回も富士山の5合目の到着時は晴天だったのにもかかわらず、登山開始時には強い雨が降り出しました。山のお天気は変わりやすいので、天気予報に関係なく用意しましょう。普段使いのレインコートやカッパは、風の強い富士山では役に立ちません。

予算を掛けられるなら、ゴアテックス素材のような防水透湿素材のものを選ぶと、雨を防ぎつつ、発汗などによる湿度を外へ逃がすため、とても快適に過ごせます。レインウェアは、頂上付近での防寒着としてのアウターにもなりますよ。

(3)トレッキングシューズ

安全な登山のためには欠かせないのが、登山靴です。富士山は砂利道と岩場がほとんどなので、底が厚くハイカットであるトレッキングシューズが、足を無駄な疲労や怪我から守ってくれます。靴下も靴ズレを防ぐ厚手がいいでしょう。スノーボード用の靴下で代用してみましたが、蒸れずに適度にクッションもあり、十分活躍してくれました。

(4)ヘッドライト

日中の登山だったとしても、ヘッドライトは必須です。急激な天候の変化など、予定通りにはいかないからです。岩場が多いので、懐中電灯は使い物になりません。ヘッドライトを1人1つ用意しましょう。

(5)100円玉

富士山のトイレは有料です。100円から300円と、頂上に近づくにつれ値段が上がります。スムーズにトイレに行けるよう、お子様の分も考慮した多めの100円玉を用意しましょう。

子どもとの登山でのお助けアイテム

子どもとの登山で一番に役立ったアイテムは、『お菓子』でした。アメ、チューイングキャンディーなど、歩きながら食べられるお菓子を種類豊富に持っていくといいですよ。子どもの気分を変える手助けとなりますし、エネルギーや塩分を少しずつチャージできるので、一押しなサブアイテムです。総合栄養食も用意し、3時のおやつの時間にはしっかり休ませながら登りました。

子どもはお腹が空くとご機嫌ななめになってしまいますので、お菓子で先手を打っておきましょう。

子どもとの富士登山の心得

最後に、心に留めておいていただきたい点についてお話したいと思います。富士登山の登頂率は50%というデータが出ています。2人に1人は頂上に辿り着けないのです。

しかしながら、視点を変えるとこういった見方もできます。確率が50%ということは、「2回に1回は頂上まで登れる」可能性が高いのです。富士登山は自然を相手にした危険を伴う激しいスポーツです。安全度を高めるための装備、準備はもちろんのこと、天候やその日の体調をしっかり見ながら、いざというときは早めにリタイアできる決断力が最も必要となります。

忘れてはいけないのが、富士山のゴールは頂上ではないのです! 下山の体力もちゃんと残しておきましょう。お子様との登山の場合には、パパとママがしっかり見極めてあげてくださいね。

近場のお気軽登山からスタート

今年の富士登山シーズンは終わりとなってしまいましたが、来年に向けて、近場の登山から始めてみてはいかがでしょうか。

高尾山なら10月頭まで頂上ビアガーデンも開催されていたり、登山+αのお楽しみもあります。帰りはケーブルカーで帰ってくることもできますし、親子登山デビューにピッタリです。

関東近辺なら、金時山、大山、谷川岳や那須岳など、秋の紅葉シーズンに合わせてもいいですね。

【参考リンク】
富士登山オフィシャルサイト

●ライター/木村由香里(ファイナンシャルプランナー)

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