最新データで検証! “老後の生活費”はいくら貯蓄しておくべきか

【女性からのご相談】
今、ちょうど50歳です。同い年の夫も、定年退職まであと10年。少し気になったのが、老後の生活費というのは、いくらくらいかかるのか、という問題です。もちろんそれに向けて貯金はしていますが、老後の生活には具体的にいくらくらいかかるのか、ということを教えてください。

a 最新データから見る、“老後の生活費”。

こんにちは、ライフライターの鍋谷萌子です。

長く勤めた会社をやめ、第2の人生に踏み出す。老後を迎える心境というのは、人によってさまざまだと思います。

ただ、いずれの場合でも、気になるのが、“お金の問題”です。そこで、ここでは、総務省統計局が出した、『家計調査報告書』の中から、老後の生活費についてみていきましょう。

老後の生活にいくらかかるのか、というのは、単身者か夫婦かによっても違います。

2014年のデータによれば、単身者の場合で、143,246円の、夫婦の世帯では、239,485円の支出が、毎月生じていると言われています。

60歳で定年退職をし、80歳まで生きるとして、単身者のケースで3,400万円近く、夫婦のケースで5,750万円ほどの費用が必要になる、と言えます。

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“可処分所得”を考慮して考える

もっとも、定年退職時に、これだけの貯金がまるまる残っている、という人の数は、それほど多くはありません。また、生活をすることだけを考えるのであれば、必ずしもこのような多額の貯金というのは必要ないのです。

それというのも、実際には、この費用をすべて自力で賄う必要はないからです。社会保険給付金などをはじめとし、仕事をやめた後も、さまざまな“収入”が入ってくることがその理由です。

夫婦の場合、毎月の可処分所得は18万円ほど。単身者でも10万円程度である、と考えられています。そのため、“貯蓄から出さなければいけない金額”というのは、夫婦世帯で6万円程度、単身者で4万円程度です。

これを踏まえて計算すると、夫婦の場合、老後20年を送るのに必要な貯蓄額は1,440万円、単身者の場合は960万円程度です。

ただし、これはあくまで“平均額”にすぎません。「ゆとりのある老後を過ごしたい」「どこかに旅行に行きたい」「子どもたちに援助したい」ということであれば、やはり、もっと貯蓄は必要になるでしょう。


お金で幸せは買えない、と言われていますが、お金があるに越したことはありません。定年退職後の生活のために、この10年で、頑張って貯蓄に励んでみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】
家計調査 | 総務省統計局

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●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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