脂質より糖質に注意? 血液中の中性脂肪を減らす食事と運動のポイント

【男性からのご相談】
会社の健康診断で中性脂肪が高いと言われました。そんなに揚げ物に偏った食生活ではないのですが、父親も高かったので遺伝でしょうか? 健診後に医師から、「油ものを控えるように」と言われましたが、炒め物もやめた方がいいのでしょうか?

a 中性脂肪は脂質よりも糖質の取り過ぎが原因。

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

健康診断で数値を指摘されると不安になりますよね。痛くもかゆくもないのに異常だと言われてしまうのですから。でも、この時点で生活習慣を見直すことはとても大切なことです。痛みもかゆみもないのに、どんどん悪化して突然大きな病気を引き起こすこともあるのですから。

今回は、PPP(ピンピンぽっくり)教室などで、生活習慣の予防を呼びかけている、NPO法人予防医療推進協会教務部長の中根寛氏にお話を聞いてみました。

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生活習慣病の原因は遺伝より生活習慣

中根氏によると、糖尿病や高血圧、脂質代謝異常などは遺伝も一因だとは言われていますが、遺伝が占める割合はわずか30%。70%は生活習慣だと言われているとのこと。

ではなぜ、親子で同じ症状が出やすいのでしょうか? それは食べ物の好みや運動習慣が似てくるからです。親が甘い物が好きであれば日常的に甘い物がおやつとして出され、子どもは甘い物を食べる習慣がつきます。これは大人になっても変わりません。親が飲酒の習慣があれば、成人した子どもも、当たり前のように親と一緒に飲酒をします。子どもとお酒を飲むのが楽しみだという親御さんも少なくありませんよね。

運動習慣も同じです。アスリートの子どもや、親が何かしらスポーツをしている子どもは、必ずしも同じ競技でないにしても、何かのスポーツをしているケースが非常に多く見られます。

中性脂肪を高くする原因は糖質

血液中の脂肪が多いのだったら原因は脂肪かといえば、そうでもありません。中性脂肪は取り過ぎた糖質がエネルギーとして使い切られず、脂肪になっていることが分かっています。

いまだに脂肪分を控えるようにと指導する人もいるようですが、確かに、動物性の脂肪やトランス脂肪酸を控えるに越したことはないものの、中性脂肪の対策としては少しピントがずれています。糖質については、空腹時にいきなり精製された炭水化物(パンやパスタ、粉ものなど)を食べたり、アルコールに含まれる糖質を控えることがポイントとなります。

運動で真っ先に消費されるのが中性脂肪

運動の種類と強度にもよりますが、血液中の糖質がまずエネルギーとして使われ、徐々に脂質エネルギー消費に切り替えられていきますが、体脂肪の中で真っ先にエネルギー代謝されるのが、血液中の中性脂肪。

その次が内臓脂肪、そして一番最後が皮下脂肪という順番になっているので、1日10~20分くらいの有酸素運動を積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。運動するのであれば、食後15分後くらいの血糖値が高いときに運動をして血液中の糖質エネルギーを使ってしまうのが有効かと思います。

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●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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