一卵性と二卵性の違いとは? 双子を妊娠することの苦労と喜び

【女性からのご相談】
友人が二卵性の双子を妊娠中です。一卵性、二卵性はどんな違いがあるのですか?

a 双胎には大きく分けて4種類あります。

こんにちは! 小澤あきです。

双子の妊娠については、自分が経験しない限りわからないことが多いですよね。実際、私も双子を妊娠するまでは誤った認識をしていました。

今回は、意外と知らないことの多い“双胎妊娠”について、自分が双子を妊娠して分かったことを書きますね。

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双子には2タイプいる!?

まず、一口に双子と言っても、大きく分けると一卵性双胎と二卵性双胎の2種類があります。

一卵性双生児

1つの卵子に、1つの精子が受精し、その受精卵が2つに分かれてできるもの

1つの受精卵が2つに分かれただけなので、当然ながら血液型・DNA・性別がすべて同一です。そっくり度合は一般的にかなり高めです。

自分が双胎妊娠するまで、一卵性双生児は1つの卵子に2つの精子が同時受精したものなのだと思っていました。

卵子は、1つの精子しか受け入れないわけですから、考えてみればわかることでしたが、思い込んでいたんですね。

芸能人の方で言うと、蛯原友里さん・英里さん、三倉茉奈さん・佳奈さん、ザ・たっちのお二人などの方が、一卵性双生児とされています。

しかし、双子のご本人たちに一卵性は不人気のようで、三倉茉奈さん・佳奈さんなどのように、自分たちは二卵性であると主張し続けてきた後、DNA検査によって99.9%一卵性であると証明されるパターンも。

ドラマ『フルハウス』で一躍有名となったオルセン姉妹も二卵性を主張しているのですが、専門家などからは一卵性だと言われているようですね。

二卵性双生児

1つの卵子に1つの精子が受精したものが2つ。つまりは受精卵が2つ、着床したもの。2つの受精卵なので、DNAは当然異なりますし、血液型も性別も異なる場合があます。

男女の双子ならばそれは、間違いなく二卵性の双子ということになります。「そっくり度合は兄弟・姉妹と同じくらい」という考え方がわかりやすいでしょうか。

一卵性、二卵性いずれの場合も、「私たち、僕たちは、別々の人間である」という気持ちが強く、同一視されることへ強い反発心を抱くことが多いそうです。

そのため、一卵性の双子を育てている私も、それぞれの個性を大切にしつつ、一人ひとりと向き合うように気をつけなくてはいけないなと感じています。

ちなみに、遺伝の影響を受けるのは二卵性であるといわれており、一卵性双胎のできる原因はまだ解明されていません。

そして双胎妊娠には、一卵性・二卵性というだけではなく、“膜性”と呼ばれるものがあります。

ここまでくると、ご自分や身近な方に双胎妊娠されている方がいらっしゃらない限りご存じないかと思いますが……。

膜性の種類4つ

膜性についても、わかりやすく簡単にまとめてみました。

一絨毛膜一羊膜(MMツイン)

・胎盤×1、羊膜×1

卵性は一卵性のみで、双胎妊娠全体のおよそ1%以下というごく稀なケース。妊娠経過に最も注意が必要なハイリスクタイプ

一絨毛膜二羊膜(MDツイン)

・胎盤×1、羊膜×2

卵性は一卵性のみで、受精後4〜8日で着床した場合にこのタイプになり、一卵性の中の6〜7割を占める。羊膜は別々なので、胎児同士が直接触れ合うことはないが、胎盤を共有しているため、こちらもハイリスクタイプ。

二絨毛膜二羊膜(DDツイン)

・胎盤×2、羊膜×2

卵性は二卵性のみ。稀に、一卵性でも受精後3日以内に分離した場合このタイプになるそうですが、基本は二卵性のみ。

また、二卵性の双子は100%二絨毛膜二羊膜になります。胎盤も羊膜もそれぞれ個別のものをもつので、リスクは低いタイプ。

二絨毛膜二羊膜・融合胎盤

・胎盤×2、羊膜×2

卵性は一卵性、例外として二卵性ともにあり得ます。お部屋はきちんと2つあるのですが、何らかの原因により胎盤に融合が起きたもの。一卵性の中の3〜4割を占める。


リスクの高い順に書いてみましたが、このような膜性は、妊娠のごく初期に“膜性診断”を受けることでわかります。

あまり成長してからだと判別がつきづらくなるようですし、昔はエコー検査などもないわけですから、卵性・膜性ともに判別しにくかったようですね。

また、双胎妊娠のごく初期に片方の子だけ流産してしまう“バニシングツイン”とよばれる現象も珍しくなく、周産期においての死亡率は単胎の5倍にもおよぶとか。

特に、リスクの高いMMツインとMDツインは、胎盤を共有するからこそのトラブルが起こることがあるため、妊娠中から厳重な管理が求められることが多く、双胎間輸血症候群(TTTS)という、胎盤の血管の一部が吻合してしまうために生じるトラブルに注意が必要で、健診の頻度も増えることが多いようです。

このように、妊娠したその瞬間から周産期までの長期にわたって、単胎妊娠よりも様々なトラブルが起こりうるのが双胎妊娠。

そしてもっと細かく言えば、結合双生児や無心体などなど、書ききれないほどたくさんの双子の形があります。

双子を妊娠することも、二人とも無事出産できるということも、決して当たり前のことではないのですね。

もちろん、奇跡の命という意味では単胎・多胎のどちらも同じこと。妊娠にも出産にも、その数だけ奇跡のドラマがあるんですよね!


ちなみに……実際、双子を妊娠しているとわかると、どうしてもリスクのお話が多くなるため不安になりやすいのですが、そんな時は双子との楽しい暮らしを先にイメージするのがオススメ!

小さな赤ちゃんが二人並ぶ、その可愛さは言葉では言い表せないほどです。

お洋服や、ベビーカー、お部屋作りなどなど、イメージを膨らませると不安な気持ちが軽減しましたよ〜!

●ライター/小澤あき(読者モデル、ライフオーガナイザー2級)

編集部追記

今回のコラムでは、双子の種類について、「一卵性と二卵性」や「膜性」についてご紹介していただきました。

「双子(二子、双生子)」や「一卵性双生児・二卵性双生児」について、他にもまだまだお伝えしたいことがあるので、編集部で追記させていただきます。

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双子が生まれる確立は1%

普段はあまりみかけない双子ですが、日本における双子の出生率は100人に1人と言われています。意外と多く感じませんか?

また、双子を出産する確立は母体が高齢になるにつれて上昇すると言われ、ネット上では高齢出産をあえて狙うという人も見受けられます。

ちなみに、世界で最も双子を妊娠する確立が高い地域はアフリカだと言われています。

日本が含まれるアジアは最も確率が低いと言われています。

双子が誕生する原因

双子って神秘的なイメージがありますよね。本来一人で生まれてくるはずが、もう一人を伴って生まれてくる……。

なんだか運命的なものを感じますね。そもそも、双子が生まれる原因ってなんなのでしょうか?

一卵性双生児の場合

基本的には一卵性も二卵性も、その誕生の原因は明確にはされていません。しかし、いくつかの仮説があります。

一卵性双生児が生まれる場合は、妊婦が若かったり高齢だったりと、妊娠するタイミングによって確立が上がると言われています。

また、女性ホルモンが乱れている時期だったり、卵子が退化しているタイミングで受精すると一卵性双生児になりやすいともされています。

その他にも、激しい運動で体に衝撃を与えるとなりやすいと言われています。

さらに、こちらも明確な根拠はありませんが、一卵性双生児の妊娠は遺伝するという仮説もあります。

とくに男性側の家系に由来することが多いようです。

二卵性双生児

二卵性双生児の場合は、卵子が多く排出されることが原因になると言われています。

最近では双子の出生率が上がっていますが、これは不妊治療を受ける女性の増加に由来しているとされています。

不妊治療では、排卵誘発剤がよく使用されますが、その影響で多くの卵子が排出され、他の卵子と同時に受精してしまうようです。

また、体外受精でも排卵誘発剤が使われますが、昔は一度取り出した卵子を、妊娠の確立を上げるために多く戻していたそうです。

しかし、近頃は多胎妊娠を避けるために戻す卵子の数を少なくしています。

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膜性診断でリスクを確かめよう!

双子を妊娠すると、ママの喜びも2倍になることでしょう。しかし、双子の妊娠にはリスクがつきものです。

膜性診断を利用して、そのリスクを確かめましょう。

膜性診断は、胎盤の数や赤ちゃんが別々に育っているのか、一緒の部屋で育っているのかを確かめるものです。

例えば、胎盤が1つしかない場合、ママからの栄養を二人で分けることになります。

その際、どうしてもどちらかの胎児に栄養の偏りがでてしまう恐れがあります。

また、同じところで育っていると、へその緒が絡まって予期せぬ事態になることもあります。

このように、お腹の中の膜性を見ることで、起こりうるリスクを予測することができるのです。

ちなみにこの診断が受けられるのは妊娠3か月ごろまでとされているので、必ず期間内に受診するようにしましょう。

双子の妊娠って普通と違うの?

これは多くの人が感じている疑問ではないでしょうか。

たしかに、ママからの栄養配分やお腹の中のスペースなどが普通とは違うので、なにかしら違いが出てきそうな気もしますね。

実際のところはどうなんでしょう。

多胎妊娠と単胎妊娠の違いとして分かりやすいのは、お腹の大きさです。

やはりお腹に二人入っていると、物理的に通常の妊娠よりも大きくなるようで、張りも出やすくなります。また、そのことで妊娠線ができるリスクも高まります。

一方、医学的なリスクとしては、早産の確率が普通と比べて高くなることが挙げられます。

お腹の中で双子が成長すると子宮が満杯状態になり、物理的に押し出されるようです。

また、妊娠高血圧症候群などの妊娠中毒症の発症率は6倍以上になるとも言われています。

そういった多胎妊娠のリスクの高さから、検診も通常の妊娠に比べて多くなります。

病院選びにも違いが出てきます。双子の妊娠はハイリスク妊娠や異常妊娠のカテゴリーに入るため、小さな病院などでは対応できないことが少なくないようです。

そのため、国立や県立、大学病院などの設備がしっかりしている病院を選ぶ必要があります。


双子の妊娠は通常の妊娠に比べてリスクが高いことが分かりますね。

逆に通常の妊娠と変わらないものとして、妊娠期間やつわりの重さなどが挙げられます。

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出産はどう違う?

双子の出産では、単胎妊娠と同じように、基本的に経膣分娩に行うことが多いようです。

しかし、子宮に近い子が逆子だったり、ママが妊娠中毒症などにかかっていたりする場合は、帝王切開に切り替えられます。

また、双子妊娠の場合は必ず帝王切開を選択する病院もあるようです。

双子の出産には、常にリスクがつきまとうため、親子の安全性を第一に考慮した結果だそうです。


双子の妊娠の場合、出産まで“管理入院”を強制されることも少なくないようです。

理由としては、双子は通常の妊娠に比べて早産の危険性が高いことが挙げられます。

とくにお腹の張りがが強いときは要安静状態がとられ、トイレやお風呂も禁止されるそうです。

双子にまつわる現象を知ろう!

通常の妊娠とは違い、双子ならではの現象が起きることがあります。

バニシング・ツイン

双子にまつわる現象として一番メジャーなものでしょう。

バニシングとは、“消失”を意味します。ツインは“双子”。つまり、“双子が消失する”ということです。

この説明だけでは「どういうこと?」という人もいると思いますが、本当に双子が消失するのです。

正確には双子の片方が早期流産を起こし、残りの子どもだけが健全に育つという現象です。

この現象の不思議なところは、流産してしまった子どもの遺体の行方にあります。

亡くなった子の体は、なんと母体に吸収されて消滅してしまうのです。人類の神秘としか言いようがありません。

ちなみに、このバニシング・ツインが起きる可能性は10〜15%と言われています。

全体の10人に1人以上が経験すると考えると、結構高い確立なのではないでしょうか。

母親からしたら一人の子を失うわけですから、とても怖い現象ですね。

しかし、バニシング・ツインが起こる原因は不明とされており、そのため予防法もありません。

ミラー・ツイン

こちらも双子ならではの現象ですね。“ミラー現象”とも呼ばれます。

これは生まれてきた双子が、利き手やつむじの向きなど、身体的特徴が鏡に映したように逆であることから名付けられました。

まれなケースでは、全臓器反転症という症状も確認されており、臓器の位置がすべて逆になってしまうこともあるようです。

ちなみに、この全臓器反転症は生活する上でとくに害はないと言われ、普通に生きられるとのことです。

しかし、臓器の位置が反転していることを知らない医師の誤診や手術ミスにより、命の危険にさらされるケースもあるようです。

また、上のような身体的な特徴だけでなく、生活リズムや人格、趣味なども反転することがあるようです。

ミラー・ツインは一卵性の双子によく見られ、現象が起きる確立は25%とも言われています。

つまり、一卵性双生児の4人に1人がなるということなので、とても高い確立であることが分かります。

なお、この現象も原因は解明されていません。

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双子って産み分けできるの?

産み分けというと、よく性別のことで語られますが、一部では双子の産み分けもできるという説があるようです。

双子を産むためには、上記でも触れましたが、排卵誘発剤を使用することが有効とされています。

不妊治療では排卵の数をコントロールできるため、一応科学的根拠があると言ってもいいかもしれません。

しかし、病院は双子を妊娠させるためだけに排卵誘発剤を使うことはありません。

あくまでも副次的な結果として、不妊治療で双子の妊娠率が上がるのだということを覚えておくようにしましょう。

出産までに準備したいアイテム

双子の子育ては、やはり通常の子育てとは状況が違ってきます。そのため、用意すべきアイテムが異なることもあります。

例えば、双子ママが一番役立つと実感する物は、“双子用ベビーカー”だと言われています。たしかに、1人用では窮屈ですもんね。

また、双子用のだっこヒモもオススメです。

他に準備しておきたいものとしては、ミルクが挙げられます。

通常の育児と違って、双子の場合は必要とする母乳の量も2倍になります。

そのため、母乳育児を目指す人でも、二人分の母乳がでないときに備えて、ミルクを用意しておくようにしましょう。哺乳瓶も2つ必要ですね。

あとは、オムツも大量に買いだめしておくようにしましょう。

普通の乳児は一日に10個のオムツが必要になると言われています。双子だと20個。

とんでもない勢いで消費されていくので、オムツのストックは大切です。

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“きょうだい構成”はどう決まる?

一緒にママのお腹の中で育ち、同時にうまれてくる双子の赤ちゃん。二人のきょうだい構成はどのように決められるのでしょうか。

昔は今と逆だった!?

きょうだい構成は、その出生順に基づいて決定されます。つまり、先に生まれたほうが兄・姉となります。

今では当たり前となっている基準ですが、実は昔は今とは逆の考え方できょうだい構成が決められていました。

どういうことかというと、当時は「弟や妹は、兄や姉を守るために自分から率先して産まれてくる」という考えがあり、先に生まれた方を弟・妹、後から産まれた方を兄・姉としたのです。

しかし、当時は地域によって双子のきょうだい構成の決め方はまちまちで、「体が大きい方が兄・姉だ」といった考え方もあったようです。

双子のきょうだい構成が全国一律で決められるようになったのは明治以降だと言われています。

ちなみに、長寿で有名だった“きんさんぎんさん”も、後から産まれた成田きんさんが姉となっているようです。

帝王切開の場合は、医者の判断で決まる!?

上記の通り、現在では早く産まれた方が兄・姉となりますが、帝王切開の場合はどうなるのでしょうか。

お腹を開いて、人の手で双子の赤ちゃんを取り出すとき、基本的には子宮に近い方を先に取り上げることが多いようです。

しかし、赤ちゃんや母体の状態によって命の危険がある場合は、取り出しやすい方から取り出すようです。

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双子は同じように成長するの?

双子はほとんど同時に産まれるので、体や脳の成長スピードが同じ程度なのではないかと思われがちです。

しかし、たとえ双子であっても、それぞれの発達スピードには違いが出てきます

一卵性双生児の場合は比較的同じように成長することが多いようですが、二卵性双生児だと、まったく違う成長速度になることも少なくありません。

例えば、下の子は立つことも話すこともできるのに対し、上の子はいまだハイハイのままで話すこともできない、というケースがあり、双子の成長速度の違いにママも戸惑うことが多いようです。

双子のママが知っておきたい支援制度3つ

子育てには苦労がつきものですが、とくに双子のママには負担が大きいものです。

そこで、双子のママが知っておきたい支援制度を3つご紹介します。

(1)双生児等多胎児家庭育児支援事業

この制度は、双子だけでなく、三つ子などのいわゆる“多胎児育児”をしている家庭を対象に行われている事業です。

どういう支援内容かというと、ひと言で言えば、「多胎児育児で疲れたパパママに、リフレッシュしてもらおう!」というものです。

具体的には、多胎児を育てる両親がベビーシッターを利用する際、1回につき双子なら9,000円、三つ子なら18,000円の割引が適用される内容となっています。

この制度には利用制限があり、特別な理由がない限りは年に2回までしか使えません。

それでも、この制度に助けられている家庭は多いのですが、平成27年度から制度内容が変更されました。

以前はこども未来財団という団体に申請すれば割引券を郵送してもらえましたが、新制度では申請時に会社を通す必要があります

しかも、割引券を発行する際に、会社にも負担金が発生するため、小さな会社や経済的に余裕のない会社に働いている人は申請しづらくなりました。

この制度変更は2015年4月に始まったため、まだ十分に周知されていないようです。利用する際はしっかりと必要事項を確認するようにしましょう。

(2)ベビーシッター派遣事業

続いて知っておきたいのが、ベビーシッター派遣事業。こちらは双子の家庭限定ではありませんが、同じように恩恵を受けることができます。

この制度を利用するには、

・会社で働いていること
・年収が970万年未満であること
・制度を使わなければ働くことが難しいこと

などの条件をクリアする必要がありますが、1回のベビーシッター利用につき1,700円の割引が適用され、1か月に24回も利用することができます。

ただし、依頼するベビーシッター事業者は、国から認定されていないと利用できないので、事前にチェックしておきましょう。

(3)産前産後休業育児支援事業

こちらも多胎育児の家庭限定ではありませんが、とても有用な制度です。

産休中のママだけが使えるもので、妊婦健診や体調不良など、やむを得ずベビーシッターを利用した場合に限り、1回1,700円の割引が適用されます。利用制限は産休期間中に4回まで。

厚生年金に加入していない会社で働いている人は利用できないので注意しましょう。

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多胎育児の悩みを共有しよう!

多胎育児には、さまざまな苦労や困難が待ち受けています。

ときには育児の不安プレッシャーから虐待に発展したり、自殺未遂に至るケースもあります。

育児の悩みを解決するには、同じ立場のパパやママと悩みを共有することが一番です。

全国各地には、双子を持つ両親のために“双子サークル”という場が設けられています。

そこに集める人は皆双子のパパママなので、安心して相談したり不安を共有したりすることができます。

行政が管理しているサークルもありますので、双子を持つパパママはぜひ参加するようにしましょう。

また、多胎育児をしている家庭のサポートを目的として組織も存在します。

“日本多胎支援協会”がその代表的な組織となります。

平成22年に発足された日本多胎支援協会は、多胎育児をしている家庭に向けて、多胎育児に特化した育児情報や冊子を提供したり、講演を行っています。

興味のある方は利用してみるのもいいかもしれません。

“双子の日”が存在する!?

通常の出産に比べて頻度的には珍しい双子ですが、双子を記念した日があることをご存じですか?

日本では、12月13日が双子の日として登録されています。

これは、明治7年(1874年)に“双子のきょうだい構成”の基準が明確にされたため、それを記念してつけられたと言われています。

また、双子のグッズを中心に販売している一般企業が登録した、“2月5日=ふたごの日”というのも存在します。

双子育児ならではの苦労

双子の育児には、双子ならではの苦労があるようです。以下では、その代表的なものを取り上げてみたいと思います。

同時泣き問題

双子のママをとにかく悩ませるのが、この“同時泣き”。

一人で泣いているときは、その子にかかりきりになりますが、双子は連鎖反応を起こして二人同時に泣くこともあるようです。

そうなると、ママ一人では対処が難しくなります。また、夜泣きも二人同時や交互に泣くことも多いため、慢性的な睡眠不足に襲われます。

そういった状況のときに、パパが協力的でないと、ママは育児ノイローゼに陥り、「自分はダメな母親だ」などの罪悪感にさいなまれることも少なくないようです。

外出先での安全管理が難しい

双子を連れて外出する際に、ママが苦労するのが、“双子がバラバラに行動”すること。

たとえば横断歩道などで、危ないからと一人を捕まえていても、もう一人が道路に突っ込んでしまうといった可能性があるため、外出時には常に気を張っているママも少なくないようです。

また、安全面だけでなく、体力的にもキツいことが多く、公園に着いた瞬間に双子がそれぞれ逆方向に走り出すこともあるようです。

その光景はかわいいですが、追いかけるママからすればしんどいですよね。

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周囲の理解を得るのが大変

また、双子のママは周囲から理解を得るのに苦労するそうです。

たとえば、双子の場合は常に夜泣きが続くことも少なくないので、隣人から「虐待なのでは?」と匿名で通報されることもあるようです。

また、周囲に双子の育児を経験した人が少ないため、心ない言葉をかけられたり、安易な慰めに傷ついてしまうママも少なくありません。

双子を比べてしまう

これも双子特有の悩みですが、双子間で成長スピードに差があると、どうしても比べてしまいがちだそうです。

上記で二卵性双生児は発達スピードがバラバラになりがちだと述べましたが、それでも「お兄ちゃんはできてるのに……」「もしかして発達障害?」と不安になってしまう人は多いようです。

双子あるある

上では双子育児ならではの悩みをご紹介しましたが、他にもまだまだ“双子あるある”がありますので、ご紹介いたします。

・一人が笑うと、もう一人がつられて笑う
・一卵性の場合、親でも見分けがつかないときがある
・片方を叱るとき、名前を間違えてしまう
・やっと一人寝たかと思うと、もう一人が必ず起こそうとする
・笑いのツボや笑い方が同じ
・病院などで保険証を間違えて渡すことがある
・やっぱりおそろいを買っちゃう
・オムツやミルク缶の消費が半端じゃない

また、双子当事者としては、

・「同じ子を好きになるの?」と言われる
・きょうだいというよりは、友達感覚
・一卵性だと一度は入れ替わりをする
・二卵性だと「全然似てないね!」とびっくりされる
・成績表などで露骨に比べられる

などがあるようです。入れ替わりなどは双子にしかできない特権ですね。

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概念としての双子

双子はその珍しさから、人々に深い印象を与えることが多いですが、創作の世界でも、双子のキャラクターというのは数多く存在します。

古くは、北欧神話やギリシア神話などで登場していますが、主にお互いを補完するような関係であることが多かったようです。

日本ではアニメでもよく登場し、タッチの上杉達也と上杉和也、千と千尋の神隠しの銭婆と湯婆婆などが有名ですね。

基本的に創作の世界で登場する双子は容姿が瓜二つの一卵性であることが多く、それと反比例するように性格は真逆というケースが多く見られます。

容姿が似ていることによる印象深さ、その対比の面白さから、物語のキーマンとして多用され、人々に長く愛されている存在であると言えます。

双子の有名人

最後に、双子の有名人についてご紹介します。双子として有名な人から、「え、この人も?」という意外な人まで、芸能人には数多くの双子さんがいます。

・マナカナ
・おすぎとピーコ
・ザ・たっち
・ローラ
・橋本環奈
・夏帆
・大竹まこと
・王貞治
・安田美沙子

“1,000人に1人の逸材”と話題になったアイドルの橋本環奈には、双子の兄がいるようです。また、ローラにも同様にイケメンの双子兄がいます。

他にも夏帆さんや安田美沙子さんなど、意外な人もいますね。それぞれ似ているかどうかは、やはり一卵性か二卵性かで違ってくるようです。


「双子の妊娠」や「双子あるある」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

ひと言に双子といっても、一卵性と二卵性で見た目や成長速度などに差があることを知らなかった人も多いのではないでしょうか。

双子の子育ては普通の子育てより10倍苦労するとも言われますが、双子がくれる幸せも10倍になって返ってくるようです。

双子の妊娠・子育ては珍しいですが、必ず仲間がいます。もし子育てに不安を抱えている人は、自分の中にため込まず、双子サークルなどに参加して悩みを共有するようにしましょう。

(パピマミ編集部/上地)

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