植物栄養素たっぷり! 野菜の皮で作るお出汁「ベジブロス」の効果

【女性からのご相談】
先日、朝の情報番組で『ベジブロス』という、美容と健康によさそうな野菜を使った料理を紹介していたのですが、詳しい作り方や効果については聞き逃してしまいました。どうやって作るのか、どんな効果があるのか教えてください。

a 野菜の切れ端を使って作った出汁を『ベジブロス』といいます。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

『ベジブロス』は、最近テレビや新聞で紹介されたこともあり注目されていますね。そこで、今回は『ベジブロス』とはどんなものなのか、『ベジブロス』の効果やレシピついてご紹介したいと思います。

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「ベジブロス」とは?

『ベジブロス』とは“ベジタブル”(=野菜)と“ブロス”(=出汁)を組み合わせた造語で、野菜の切れ端や皮を使って野菜の出汁をとったものをいいます。ブームの火付け役は、野菜を捨てるところなく丸ごと食べる『ホールフード』の考え方を提唱されている料理家タカコ・ナカムラさんです。

野菜を丸ごと食べることには、単に収穫した野菜を大切に食べるというだけではなく医学的にも大きなメリットがあります。国内のアンチエイジング分野の治療・研究をリードする順天堂大学大学院医学研究科の白澤教授によると、野菜のヘタ・皮・種などの捨ててしまう部分にも、野菜の栄養が凝縮されているのだそうです。

「ベジブロス」の効果

野菜の“捨ててしまう部分”には、『ファイトケミカル(phytochemical)』と呼ばれる植物栄養素が豊富に含まれています。

皮や根っこといった捨ててしまう部分にも、『ファイトケミカル』の一種であるポリフェノールやリコピン、ルテインといった栄養素が豊富につまっていることが多く、水と一緒に煮出すことで栄養素を抽出し、効率よく摂取することができます。

この『ファイトケミカル』には活性酸素を抑える抗酸化作用があるので、体の調子を整えるだけでなく、免疫力のアップや美白、アンチエイジングにも効果が期待できます。

どうして野菜のヘタや切れ端を煮出すの?

野菜のヘタや切れ端を煮出す理由は、『ファイトケミカル』は細胞壁で守られているため、人が普通に食べても大部分は吸収されず排出されてしまうからです。

適度に熱を加えることで細胞壁を壊し、溶け出した栄養素を出汁ごと利用することで『ファイトケミカル』を吸収しやすくしているのが『ベジブロス』なのです。

「ベジブロス」のレシピと保存法

『ベジブロス』の作り方はいたってシンプルです。

ベジブロスのレシピ

【材料】
・野菜の切れ端、ヘタ……両手一杯分
・水……1.3l
・酒……小さじ1

【作り方】
(1)鍋に水を入れ、洗った野菜の切れ端やヘタ、酒を入れ、弱火で20〜30分煮る。
(2)火を止めて粗熱がとれたらザルなどでこし、容器に入れればできあがり。


野菜の切れ端やヘタは冷蔵庫で数日保存できますので、集まるまでビニール袋に入れるなどして保存しておいて、まとめて作ると効率的です。

ベジブロスの保存法

できあがった『ベジブロス』は冷蔵庫保存では3日程度しか日持ちしないため、製氷皿で凍らせてブロック状にし、ジッパー付きの食材保存袋に入れて冷凍保存しておくのがおすすめです。


『ベジブロス』は一度作っただけで覚えられるシンプルなレシピですよね。作った『ベジブロス』はみそ汁やカレー、シチューなどの料理を作るときの水の代わりに使いましょう。野菜のうまみ成分で料理の味も引き立ち、美容と健康にも期待できる一石二鳥の出汁といえるのではないでしょうか。

【参考リンク】
ベジブロス | タカコ ナカムラのホールフードワールド
健康レシピ | わたなべ内科クリニック

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●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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