受動喫煙で肺がんに!? タバコの副流煙はマスクで防げるか

【ママからのご相談】
こんにちは。たばこの煙のことで悩んでいます。私の夫は喫煙者なのですが、このときに気になるのが、“煙”です。夫の近くにいると、たばこの煙がぷかぷかとこっちに漂ってくるのです。この煙を防ぐためにマスクを使いたいのですが、マスクは、たばこの煙を防ぐ上では有用なのでしょうか?

a マスクで副流煙を完全に防ぐことは難しいです。

ご相談ありがとうございます。健康ライターの鍋谷萌子です。

副流煙がマスクで防げるかどうか、の話の前に、まずは「副流煙の有害性」からお話していきましょう。この副流煙は、実は主流煙(喫煙者が吸い込む煙)よりもずっと多くの有害成分を持っている、と厚生労働省が指摘しています。有害物質の“濃度”も非常に高く、発がん性物質の含有量は主成分よりも随分多いのです。

このため、“本人が吸っていなくても、周りがその煙を吸い込むことによって起こる受動喫煙”というのが近年問題視されるようになりました。

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副流煙はマスクで防げるのかどうか?

副流煙をマスクで防げるかどうか、という相談者さんへの答えを結論から述べてしまうと、「マスクの性能によって多少は軽減されるが、完全に防ぐことは難しい」というものになってしまいます。

受動喫煙について考えるとき、“PM2.5”という単語を切り離すことはできません。大気汚染のニュースのときなどによく耳にするこの言葉ですが、これは大気汚染そのものを指すのではありません。これは、あるもの(植物や燃料)などを燃やしたときに発生する、細かい粒子のことを指します。

たばこに火をつけたときに起こる粒子も、このPM2.5に分類されます。このPM2.5というのは、とても恐ろしいものです。濃度が10µg/m3増えると、肺がんでの死亡率が14%も増加すると言われています。

そしてこのPM2.5というのは、マスクだけで防ぎきることが非常に難しいのです。しかし、だからといって、これらを防げる防毒マスクなどを使うのは現実的ではありません。

マスクの選び方について

ただし、現在では性能のよいマスクが多数開発されています。なかには非常にシャットアウト能力が高い商品も開発されていて、これらを使うことによって、受動喫煙の可能性やリスクを減らすことはできる、と考えられています。

このようなマスクの場合、“受動喫煙対策として”“PM2.5対策として”という枕詞が添えられているのが普通です。日常的に喫煙をする人の近くにいる、という相談者さんの場合、このようなマスクを頼ってもよいでしょう。

とはいえ、一番の理想は、もちろん禁煙することです。

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●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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