睡眠リズムが大人と違う!? 赤ちゃんが夜泣きする原因と予防法5つ

【ママからのご相談】
5か月の赤ちゃんのママをしています。最近、夜泣きがはじまり、あやしてもぐずりがおさまらず、私も毎晩イライラしたり悲しくなったりするのがつらくなってきました。

夜泣きはいつかおさまるといいますが、先が見えず不安です。

夜泣きが起こる原因がわかれば少しは気持ちが楽になるのですが。夜泣きの原因って何なのでしょうか。

a 赤ちゃんは「ノンレム睡眠・レム睡眠」のサイクルが短く、浅い眠りのときに、かすかな刺激に過敏に反応して夜泣きをしてしまうといわれています。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

夜泣きは、いつかは自然におさまるものであるといわれるものの、昼間も精一杯育児をしているママにとっては、夜中まで自分がゆっくりと休むこともできず、赤ちゃんの夜泣きに付き合ってあげることがつらく感じる場合もありますよね。

そこで、夜泣きの原因とその対策をご紹介し、少しでも先の見えない不安を解消していただけたらと思います。

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赤ちゃんの夜泣きの原因

赤ちゃんの睡眠に詳しい某小児科医師によると、赤ちゃんが夜泣きをするのは、睡眠覚醒リズムの不安定に原因があるとしています。

例えば、生まれたばかりの赤ちゃんは、約3時間おきに“寝る”“母乳を飲む”という行動が睡眠覚醒リズムになっています。

夜泣きが始まる赤ちゃんが多い生後3〜4か月頃になると、昼夜の区別がついてくるようになりますが、まだ睡眠覚醒リズムは不安定で、大人なら90〜100分ごとに繰り返される“レム睡眠”“ノンレム睡眠”のサイクルが、まだ50〜60分間隔で一晩に何度も交互に繰り返されます

何度も目覚めてしまい、自分の力で眠りに戻ることができないために夜泣きをしてしまうのです。

夜泣きをできるだけ予防するには

赤ちゃんの夜泣きの原因は前述の通りですが、それでは夜泣きを防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。赤ちゃんによって個人差もありますが、基本的には次のような対策で様子をみてみましょう。

朝の光を浴びさせて体内時計をリセットし、毎日規則正しい生活を送るようにする
昼寝は3時半頃までに切り上げる
決まった時間にベッドに入り、電灯を消す
・夜泣きをしてもすぐに抱き上げてあやしたり授乳したりしない。落ち着かせて寝付かせる癖をつける
・ママの精神状態に敏感なのでママがイライラ・不安を抑えるよう心がける


いかがでしたか。今回は、赤ちゃんが夜泣きする原因と対策についてご紹介しました。

赤ちゃんの夜泣き対策には、まず規則正しい生活を送り、しっかり生活リズムをつけてあげることが大切ですね。

大熊輝男氏の著書『睡眠の臨床』より、「総睡眠時間、ノンレム睡眠、レム睡眠の年齢による推移」というデータを見ると、2〜3歳でノンレム睡眠(浅い眠り)の割合が急激に減少し、大人に近い状態になるため、今はママもつらいでしょうが、赤ちゃんの夜泣きはずっと続くものではないと前向きにとらえましょう。

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

編集部追記

今回のコラムでは、夜泣きについて、「規則正しい性格を送り、生活リズムを整えましょう」という視点でアドバイスをいただきました。

「夜泣き」について、一般的にはどう言われているのか、編集部でまとめてみました。

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“夜泣き”って実は……

“夜泣き”の本当の意味をご存じですか? 多くの方が、夜中に赤ちゃんが泣くことを“夜泣き”と思っているようですが、厳密には少し異なるようです。

空腹や排泄など何らかの原因で泣いている場合は通常通りの対応でまた眠りにつくことができます。

しかし、いろいろな方法を試しても泣きっ放し……という状態、つまり“原因がない号泣”を夜泣きと呼ぶそうです。

生後6か月から1歳半ぐらいの神経質な赤ちゃんに多くみられるようです。

また、海外では夜泣きは“常識”という考え方が多いようで、夜泣いても抱き上げたり起こしたりする習慣がなくそのまま続けて眠りに入らせるようです。

単なる夜泣きであれば、基本は自分で眠れるように見守ってあげるのが親の愛情という考えた方のようです。

原因

コラムでの紹介通り、睡眠覚醒リズムの不安定、つまり大きく言うと“ライフスタイルの大きな転換”が原因のようです。

ママの胎内にいたときは、24時間昼夜関係なく“眠る時間”“食事の時間”などがはっきりしていない生活を送っていました。

ところが外の世界は勝手に空が明るくなったり暗くなったり……と、刺激がいっぱいなのです。

この体験を寝ているときに夢としてみてしまうことによりビックリして泣いてしまうようなのです。

この外の世界の周期に慣れていないことが、夜泣きにつながるようです。

夜泣きかな? チェック!

これは『夜泣き=原因がない号泣』かな? と思ったらまずは以下のチェックをしてみてください。

・オムツは汚れてない?
・お腹はすいてない?(授乳時間と哺乳量は適してたなか?)
・ゲップはちゃんとできた?
・あせもはできてない?
・虫さされはない?
・熱はない?
・その他、目に見える体の異常はない?

当てはまらない場合は、夜泣きの対処が必要です!

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夜泣きの対処は、メンタル面から!

ですが、実際には夜泣きを解決する確実な方法はありません。ですが、いつかは治まるものなので、焦らないのが大切です。

対策案として、一般的なものをいくつかご紹介していきます。

抱っこで安心させてあげる
……優しくトントンたたいてあげて、ママの存在をアピールして安心させてあげてください。

また、母乳を飲ませたり、乳首を口に含ませると吸って落ち着くことがあるようです。

子守り歌を歌ってあげる
……ママやパパの声が聞こえるだけでも安心するようです。話声でも効果はあるようです。

難しい場合は、静かな音楽を流したり、ベッドメリーを回すと、赤ちゃんが夢から現実の世界に戻り安心して泣きやむこともあるようです。

ダメなら起こしてみる
……寝ぼけて泣いているときは、一度完全に起こして安心させてから寝かしつけるほうがいい場合もあるようです。

夜泣きの予防法は?

赤ちゃんはちょっとした刺激に敏感でデリケート。気になって仕方がないものを予め少なくしてあげるのも予防になるようです。

そこで、ポイントになるのが、視覚と聴覚です。

【視覚】
……部屋の明かりを薄暗くすることで刺激を少なくしてあげます。完全に暗くするのではなく、スタンドライトや間接照明などで調整してみてください。

【聴覚】
……家族が生活している以上、完全な無音を作り出すのは難しいですよね。そんなときは、ゆったりとした刺激の少ない音楽を一定の音量で流してみてください。

生活音をマスキングする効果があり、落ち着いて眠りにつくことができるようです。

ほか、“匂い”にも敏感なので匂いのきつい食事をした後は、換気をしてあげてください。

そして、何よりも生活リズムを整えてあげることが重要なようです。

日頃の生活において、朝早く起こす、お昼寝は3時半までなど、リズムを作ってあげることで夜にぐっすり眠れる環境を整えてあげてください。

“かんむし”とは違う?

かんむし(かんのむし)は、小児の自律神経失調症から起きる“神経異常興奮”に当たるそうです。

【主な症状】
・キーキー声
・ものを投げつける
・夜中によく泣き叫ぶ
・驚いて飛び起きる
・食欲不振
・下痢
・お乳を吐く

などがみられ、乳幼児特有のストレス症状を一般に“かんむし”と言うようです。現代医学では『小児神経症』と呼ばれるようです。

放置したり、過度に叱りすぎると、悪化しさらに感情的な障害を引き起こす場合もあるようです。

ひきつけ・チック症・夜尿症などさまざまな症状に発展するケースもあるので、症状が診られる場合は早めに専門医に相談しましょう!

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“夜驚症”ってどんな病気?

夜泣きは、生後6~8か月に最も多くみられとされていますが、“夜驚症”はもう少し大きくなってからみられる眠りの問題の一つです。

寝ている間に恐怖やパニックに襲われる”とされ、一種の発作とされているようです。

【主な症状】
睡眠中に突然大きな声を出して起き上がり、怯えたように泣きわめいて室内を歩き回ったりする睡眠障害の一つ。

・発作の前後に発汗
・速い不規則な呼吸
・瞳孔散大

などの自律神経症状を伴うようです。大声を出したり動き回ったりしますが、不快睡眠状態なので、話しかけても返答はありません。

また本人は翌朝何も覚えていないそうです。

3~7歳ごろに多く診られる症状で、頻度は1~5%前後と言われています。

回数は一晩に1~3回ぐらいですが、一時的なものなので、障害などを残すこともなく普通6か月以内に消えるとされています。

原因は明確には判明されていないようですが、睡眠時随伴症(睡眠中の障害)によって睡眠の質が落ちることが一つと考えられているようです。

また、“脳の機能が未発達なこと”が、夜驚症に関係しているとも言われているそうです。

夜泣き放置によるリスク

アレルギー障害のリスクが約3〜7倍

夜泣きを放置された赤ちゃんの10歳時におけるアレルギー障害は、夜泣きが無かった子に比べ、約3〜7倍も多いと言われているようです。

一部では、夜泣きは“乳児期の腸内細菌の形成不全が原因で発生する激しい痛み『乳児疝痛(にゅうじせんつう)』が理由だと考えられます。

そのため、夜泣きを正しくケアすることは、その赤ちゃんの腸内菌の形成を健康に促すことにつながるとされています。

胃腸障害”にもつながり、10歳時では、約8倍も多い結果もあるようです。

その他、他人との信頼関係がうまく築けない、といった説まで。

成長する過程で発生するさまざまな病気のリスクを下げるためにも、正しい対処が必要という意見もあるようです。

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パパにも協力してもらいましょう

夜泣きはいつかは治まるものと分かってはいても、どうにか治めたい気持ちで“泣いたらすぐ抱っこ”したり、“母乳をあげたり”とつきっきりになってしまいがち。

しかし、少しくらい放置しても赤ちゃんには悪影響はないようです。泣かせることに罪悪感を抱き、必死で泣かないように頑張り過ぎてしまうとママが心身を壊し

育児ノイローゼを発症してしまう可能性もあります。

家族の協力を受けずひとりで抱え込んでしまうと、うつ発症率がサポートを受けている人に比べ5倍も異なるようです。

パパの協力を受けてつらい夜泣き時期を乗り越えましょう!

パパが協力すると良いことたくさん

・パパへの人見知りが軽くなる
・寝入るときのおっぱいへの執着が軽くなる
・祖父母や保育士さんなど、他の人の寝かしつけも受け入れやすくなる

というメリットがたくさんあります! となると、ママの負担が少し軽くなり……

・ママが夜ごはんの準備ができる
・ママのゆったり入浴タイムが確保できる
・突然のママ不在時でも対応がしやすくなる

など、ママも大助かりなパパの寝かしつけ!

もちろんパパも昼間は会社でヘトヘト。ちょっと早く帰れた日だけでも大丈夫! 土曜だけ、もしくは週末の1時間でも赤ちゃんをみてもらう時間を作ってもらい、疲れを発散するようにしましょう!

これを機に、パパもカワイイわが子との時間を堪能してみてはいかがですか?

ご近所さんへのあいさつも大切

夜泣きが始まると気になるのは、ご近所さん。「迷惑がかかっていないかな?」と非常に気になるところですよね。

家同士が近かったり集合住宅の場合はひと言、赤ちゃんが産まれた報告とごあいさつをしておくことをおすすめします。

夜泣きが始まったら「ご迷惑をおかけします」とあいさつをしておくだけでも、お互いに気持ちが違いますよね。ときには、「夜泣きの声、大丈夫ですか?」と確認してみるのもいいかもしれませんね。


「夜泣きの放置リスク」や「ご近所との付き合い方」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

子育て中のママの7割は、夜泣きに悩んだ経験を持っているようです。子育て中のママの多くが経験するものだからこそ、1人で抱え込まずに家族のサポートをしてもらうことが大切ですよね。

もちろん、ご近所さんだって子育て経験者の方も多いはずです。しっかりとあいさつをし日頃のコミュニケーションをはかりながら少しでも心地よい子育てライフが行なえる環境を整えていきましょう!

(パピマミ編集部/笠原)

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