身体ナビゲーションVol.47「男性の更年期障害」

こんちには、健康管理士のSAYURIです。

更年期障害と言えば女性の症状だと思われがちですが、実は男性にも更年期障害は起こります。“疲れやすい”“やる気が起きない”などの症状がアンドロゲン(男性ホルモン)の低下によって起きることがあり、これらが男性の更年期障害の症状である可能性があります。

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アンドロゲンの減少による不調

女性は閉経を迎えると急激にエストロゲンが低下し、それと共に不調を感じるので、その症状が更年期障害であることに気が付きやすいのですが、男性の場合は徐々にアンドロゲンが減少していくため、症状の現れ方も緩やかで更年期障害であるということに気が付きにくく、単に加齢が原因の体力の低下だと思われがちです。

一昔前までは男性の“なかなか眠れない”“やる気がでない”“原因に心当たりがないのにイライラする”といった症状は精神的なものだと考えられていましたが、近年、こういった症状がホルモンバランスによるものだということが分かり、男性更年期障害と呼ばれるようになりました。

男性更年期障害の症状と原因

男性更年期障害はアンドロゲンの低下が原因で起こるもののほかに、成長ホルモンや副腎皮質ホルモンの一種、糖質コルチコイドの分泌異常によっても起こります。

特にアンドロゲンの低下が原因となる男性更年期障害を“LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)”と呼び、その症状は大きく分けて3つあります。1つ目は“やる気が出ない”“イライラする”“集中できない”“眠れない”といった心の症状。2つ目は“肩こり、腰痛がひどくなった”“体が熱く感じる”“耳鳴りがする”といった身体的な症状。3つ目が性関係の症状です。

間違えられやすい病気

男性は女性に比べて、身体的症状が目立たず、心の症状の方が強く見られることが多くあります。そのため、うつを疑って心療内科で薬を処方されるケースも多いようですが、アンドロゲンの低下が原因の心的症状は抗鬱剤などではなかなか改善されません。

アンドロゲン低下の最大の原因はストレスだといわれています。男性は闘争心が強く弱みを人に見せることを嫌う傾向があり、仕事や家庭環境、介護での悩みなどがあっても誰にも相談せず、自分一人で抱え込みがちです。その結果いつの間にか大きなストレスを抱えてしまいアンドロゲンの低下を引き起こしてしまいます。

また加齢や肥満などによってもアンドロゲンは低下します。その他にも無理なダイエットを続けることもテストステロンの原料であるコレステロールが不足して分泌が低下することもあります。

【参考文献】
・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

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「身体ナビゲーション」シリーズ一覧

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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