2週間続いたらキケン!? しつこい咳から考えられる風邪以外の病気

【女性からのご相談】
季節の変わり目になると風邪をひきやすく、喉が弱いらしくその後も長く咳を引きずります。咳止めは効果がありません。

特に熱や喉の痛みがあるわけではなく、時々急に咳き込んで止まらなくなり、話をするのはもちろん呼吸も苦しいほどですが、医師の診断を受けてもそのときに咳が出ないと異常はないといわれます。

長いときには1か月以上咳が続き、咳が出たらと思うと外出するのが怖いほどです。何か咳を止めるいい方法はないでしょうか?

a 2週間以上続くしつこい咳には病気が隠れている可能性もあります。

こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。

しつこい咳、外出先で出たらと不安になる気持ちわかります。「ひょっとして喘息? 肺炎?」「このまま咳き込み続けていたら呼吸困難で倒れちゃうのでは?」そんな不安が頭を駆け巡りますね。

実はこのしつこい咳、風邪のせいではないかもしれません。2週間以上に渡って続く咳は、風邪以外の病気のせいである可能性があるのです。

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風邪の咳とは

咳といえば風邪、風邪といえば咳。それくらい密接な関係を持つ風邪と咳ですが、通常の風邪は長くても2週間程度で治ります。

風邪を引いているときに出る咳は、喉の炎症が原因となっています。

そしてその炎症は、体内に入り込もうとしている細菌やウイルスに対する反応で起きています。

そのため、炎症を抑えたり、脳や気管支に働きかけたりすることで咳を止める鎮咳薬が処方されるのです。

咳喘息とは

風邪の諸症状のほとんどが治まったのに、咳だけが残っている場合には、咳喘息である可能性があります。

風邪をひいたことをきっかけにして起こることが多く、男性よりも女性に、非喫煙者よりも喫煙者に、アレルギーのない人よりもある人に起こりやすいといわれています。

咳喘息はほかの喘息と同じように、気道が狭くなりさまざまな刺激を受けた気官が炎症を起こして発作を起こします。

1か月以上の長期戦になることが多いだけでなく、クセになりやすいのも特徴です。

また、一般的な咳止め薬は効かず、気管支拡張薬が有効な治療法となります。

咳喘息は胸部レントゲンで異常が見つからないため、診断を下しにくい面があり、正しい治療を受けずに苦しい思いをしている人も多いようです。

しかし、喘息の前段階ともいわれる症状なので、慢性化や悪化させないようよう専門医による治療は欠かせません。

気管支炎とは

風邪とよく似ていますが、炎症を起こす場所がより末梢の気管支であり、数日から数週間で治る急性気管支炎と数か月から1年といった長期間咳が続く慢性気管支炎とがあります。

診断は、胸部レントゲンや血液検査で行われることが多く、症状は似ていても検査さえきちんと行えば、咳喘息と混同されることはありません。

また、ウイルスに感染していることが多いため、抗生物質や抗菌薬などを投与しながら、症状に合わせて鎮咳薬、去痰薬などで治療します。

咳が長引くときは、専門医の診察を

咳はほかにもさまざまな病気のサインである可能性があります。

喫煙者のしつこい咳は、“慢性閉塞性肺疾患(COPD)”“肺がん”の可能性、高齢者や若者を中心に“結核”の可能性も見逃せません。

咳の原因を突き止めて初めて、有効な治療を受けることができます。

しつこく続く咳は、「たかが咳」と放置せず、早めに専門医の診察を受けて正しい治療を受けることが大切です。

●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)

編集部追記

今回のコラムでは、長く続く咳について、「2週間以上続く場合は病気の可能性があるので専門医に診てもらいましょう」という視点でアドバイスをいただきました。

「長く続く咳(咳嗽)」について、一般的にはどう言われているのか、編集部でまとめてみました。

咳の役割

咳は、空気の通り道である気道に侵入したウィルス、ほこり、煙、食べ物などの異物を追い出すために起こる体の“防御反応”と言われています。

また、気道にたまった痰(たん)を外に出す役割も担っています。

咳を発生させる病気はたくさんあり、患者の割合が多い気管支ぜんそくを含めて約20〜30種の病気が原因になっているようです。

病気を判別する要因としては痰の有無、咳が出る時期やタイミングなどが挙げられます。

ちなみに……

3週間未満で落ち着く咳を『急性の咳』

3~8週間続く咳を『遷延性の咳』

8週間以上続く長引く咳『慢性の咳』として区別しているようです。

以下では、主な病気について具体的にご紹介していきます。

痰を伴う咳の病気14種

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(1)胃食道逆流症

食道の逆流症状である「胸やけ」や口の中に酸味や苦味を感じたら胃食道逆流症の可能性があります。

食道以外にも、『咳』『副鼻腔炎』『中耳炎』など鼻や耳への影響もあると言われています。

【主な特徴】
・食後の1〜2時間後に咳が出る
・痰が出る場合もある

【治療法】
プロトンポンプ阻害薬を使用
→胃酸分泌抑制効果があるため、逆流を防ぐ効果があります。

(2)喉頭アレルギー

【主な特徴】
・喉のイガイガ感やチクチク感がある
・喉のかゆみがある

喉が真っ赤に腫れるといった咽頭炎の症状はなく、咳止めの薬に反応しないのも特徴。

喉頭アレルギーが悪化する原因として、大気汚染、ハウスダスト、カビ、スギ花粉などの花粉、春に飛んでくる黄砂などが挙げられるようです。

【治療法】
抗ヒスタミン薬の内服が推奨されています。難治性の場合はぜんそく用のステロイド吸入が使用されることもあるようです。

(3)インフルエンザ

インフルエンザウイルスがのどや気管支、肺で感染・増殖することによって発症する病気。

【主な特徴】
・悪寒や頭痛
高熱がでる(38度以上)
・冬に流行
・全身の倦怠感
・下痢
・腹痛
・関節痛
・筋肉痛
・咳
・喉の痛み
・鼻水

【治療法】
抗インフルエンザウイルス薬を使用します。

(4)風邪

100種類以上のウイルスや細菌が原因となり、上気道(鼻やのど)に感染することで起こる、急性炎症の総称

【主な特徴】
・喉の痛み
・咳
・くしゃみ
・鼻水
・鼻づまり
・悪寒(軽度)
・倦怠感(軽度)

【治療法】
風邪症候群の病原は80〜90%が複数のウイルス感染だと言われています。

インフルエンザを除いて、有効な抗ウイルス薬は存在しないため、風邪に有効な薬はないという意見もあるようです。

風邪薬はあくまで症状を緩和するための薬であり治す薬ではないため、治療法としては自宅で静養しているのが一番なようです。

(5)気管支拡張症

気管支が円柱状や嚢状(のうじょう)に拡張してしまう病気。元に戻ることはなく、肺全体に起こる場合と、局所に起こる場合があるようです。

【主な特徴】
慢性の咳
・膿性痰
・血痰や喀血もしばしば

【治療法】
痰の喀出(かくしゅつ)を促すために、喀痰調整薬の投与、吸入療法、体位排痰法や排痰を介助する器具などを使用します。

(6)気管支ぜんそく

気管支の炎症により肺への空気の吸入・呼出が困難になる病気。

長く続く咳の原因としては、気管支ぜんそくがもっとも割合が高いようです。

年齢に関係なく発症し、アレルギーに全くならなかった人でも起こりえると言われています。

【主な特徴】
・発作性の咳
・喘鳴(「ゼーゼー」、「ヒューヒュー」という音が、のどや胸で聞こえる
・呼吸困難

【治療法】
炎症を抑える薬(ステロイド薬、抗アレルギー薬)と気道を拡げる薬(β2刺激薬、テオフィリン製剤、抗コリン薬)を使用します。

それと併用して、吸入薬が使用されることも。

(7)気管支肺炎

ウイルス、細菌、菌類からの感染により起こる肺炎の一種。

【主な特徴】
痰が多い湿った咳
・息切れ
・胸の痛み
・速い呼吸
・発汗

【治療法】
ウイルス性気管支肺炎は医療処置を必要としないことが普通で、1~2週間で自然治癒するようです。

細菌性気管支肺炎の場合は、感染のもととなる細菌を破壊するため、抗生物質を使用します。

(8)後鼻漏

後鼻漏は鼻水が喉に流れ落ちてくる症状。喉にへばりついた鼻水を吐き出すための生理的現象として、咳が出るようです。

【主な特徴】
・粘り気ある鼻水が頻繁に垂れる
・咳が出る
・喉が痛い

【治療法】
原因となっているかぜ症候群、アレルギー性鼻炎、血管運動生鼻炎、後鼻孔ポリープ、鼻中彎曲症、萎縮性鼻炎などの鼻の疾患を治療することで症状を抑えることができます。

(9)サルコイドーシス

いろいろな臓器の外側に炎症した細胞ができる病気。炎症した細胞が巨大化して肉芽腫(にくがしゅ)という病巣になります。

この病巣は肺にもできてしまうため、肺が傷つき、炎症したり、圧迫され、咳が出やすくなると言われています。

【主な特徴】
・呼吸困難
・胸の痛み
・咳

【治療法】
ステロイドを使用します。自然治癒する場合もあるようです。

(10)COPD

空気の通り道である気管支が炎症で膨らんだり、酸素を取り込む肺胞が炎症で傷ついてしまう病気。

発病する人の90%は喫煙者であることから、別名『タバコ病』とも呼ばれているようです。

【主な特徴】
咳や痰が出る
・階段の上りで息切れがする
・呼吸が続かず運動が困難
・風邪が治りづらい

【治療法】
まず“禁煙”することが第一歩。

禁煙すれば発病を未然に防ぐこともできますし、発病初期であれば症状の進行を止めることも可能なようです。

(11)肺がん

肺や気管支、肺胞の一部の細胞が何かしらの理由でがん化したもので、日本におけるがん死亡者数が最も多いと言われている病気。

【主な特徴】
乾燥した咳が一向に治まらない
・胸が痛む
・痰が出る

【治療法】
『外科療法(外科手術)』『放射線療法』『化学療法(抗がん剤療法)』に分けられ、肺がんの種類や進行度、転移の有無によって判断されます。

(12)肺結核

感染力の強い結核菌が引き起こす感染症。

【主な特徴】
発熱と咳(2週間以上も症状が続く)
・ネバネバした痰が出る
・胸が痛む

【治療法】
薬物療法を行い、薬をきちんと服用していれば6〜9か月で治るようです。

(13)マイコプラズマ肺炎

早朝や深夜に発作的に強い咳が出る病気。飛沫による感染力が非常に強いとも言われています。

【主な特徴】
しつこい咳と頑固な発熱
・全身倦怠感

【治療法】
マクロライド系の抗生物質を使用します。

(14)慢性咳嗽

咳が長く続く状態。

【主な特徴】
・夜寝る前に咳が出やすい
・乾いた咳が出る
・急激な温度変化で咳が出やすくなる

【治療法】
慢性咳嗽の原因疾患は咳ぜんそくが最も多く、その後、副鼻腔気管支症候群、胃食道逆流症、アトピー咳嗽、喫煙による慢性気管支炎、感染後咳嗽、薬剤による咳嗽などと続きます。

誘発原因が分かっているものはそれを取り除き、それぞれの疾患にあった治療を行うことが改善への一歩になるようです。

痰を伴わない咳の病気4種

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(1)アトピー性咳嗽

アレルギー性鼻炎である人が主に風邪をきっかけに、回復後もアレルギー症状として咳が残ってしまうことから生じてしまう現象。

【主な特徴】
・アレルギー性鼻炎を持っている
・ゼエゼエと荒い呼吸はない
・痰が出ない
朝と夜だけ咳が出る

【治療法】
抗アレルギー薬を使用します。

(2)心因性咳嗽

心理的ストレス(緊張、不安、悲しみ、怒り、抑うつなど)が原因として挙げられるようです。

神経作用によって気道が刺激されて咳が起きると考えられています。

【主な特徴】
・2週間以上咳がとまらない
・主に仕事中に激しい咳が出る(夜間や就寝中はでない)
・痰を伴う乾いた“から咳”
・内科で検査しても特に異常はない

【治療法】
まずはストレスの原因を取り除くこと。

過度のストレスによる心身症や自律神経失調症が関係していることも多いため、抗不安薬や抗うつ薬によって改善されることがあるようです。

(3)咳ぜんそく

ぜんそくと同様に気管支を収縮させる物質に過敏な状態。

しかし、ゼエゼエする特徴的なぜんそくの症状は出ず、発作的な咳が出るぜんそく。

咳ぜんそくはぜんそくの初期症状とも言われているようです。

【主な特徴】
・1か月以上から咳が続く(1年以上続くことも)
・発熱や痰などの症状はほとんどない
・喉にイガイガ感を伴うこともある

【治療法】
一般的には、ステロイドや気管支拡張薬を使用します。

(4)百日咳

百日咳菌が気管支や気道の粘膜に感染することで発症。

【主な特徴】
・鼻風邪のような症状
・軽い咳がなかなか治まらない

【治療法】
抗生物質を服用して菌を死滅させる。菌を死滅させるため2週間の継続服用が必要とされています。

咳が3週間続いている場合……

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咳が続いている期間が3週間で、以下いずれかが該当する場合は感染性の咳の病気が疑われます。

・感冒様症状(くしゃみ、発熱、鼻づまりなど風邪の症状)
・痰の性状が変化する膿性痰(細菌感染時にみられるどろっとした状態)
・周囲に同様の症状の人がいる

【咳の強度がピークの場合】
→肺炎や結核などの感染症や、その他の肺の病気を鑑別するために胸部X線検査や血液検査などが行われます。

【咳の強度がピークを過ぎている場合】
→咳を鎮める薬などの対症療法によって経過観察。

から咳(乾性咳嗽)が3週間以上続く場合……

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胸のX線画像やCTでの検査を行うことをおすすめします。

から咳が肺の空気の流れの異常と関連していないかどうか、肺機能検査などを行うことがあるようです。

また、血液検査などで、アレルギー体質や感染症が関係していないかどうかを調べることもあるようです。

・咳ぜんそくを含めたぜんそく
・COPD(慢性閉塞性肺疾患)
・アトピー性咳嗽
・胃食道逆流症

などといった病気が疑われるようです。診断のもと、それぞれに合った治療を行うことで改善されていくようです。

痰を伴う咳(湿性咳嗽)が3週間以上続く場合……

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長期にわたって喫煙をされている方は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)が一番に疑われるようです。

COPDは、呼吸器学会の調査によると500万人以上の患者がいると推計されています。

8週間以上続く場合は早期に呼吸器内科を受診することをおすすめします。

咳や喉の痛みを緩和する方法

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内側から喉を温める

温かい飲み物で体全体の体温を上げることが効果的とされているようです。

たとえば……

・ショウガ湯
咳や痰、のどの痛みを抑える作用、強力な発汗作用、胃腸の働きを良くする作用が含まれています。

・黒豆の煮汁
→「畑の肉」とも言われる栄養たっぷりの大豆。中でも黒豆の煮汁を飲むと、咳、声がれや気管支炎、ぜんそく、風邪の熱に効果的と言われているようです。

・ビワ茶
→ビワの種を10個ほど400mlの水で煎じてできるビワ茶を飲むと、咳や痰が止まりやすくなるようです。

・はちみつ
→はちみつに含まれるフラボノイドという成分には、炎症をやわらげ、殺菌する効果があると言われています。

お湯で割ったり、レモネードにしたりして飲むのがオススメです。

外側から喉を温める

中からの大切ですが、外から温めることも有効なようです。

体温が1度上がるだけでも、細菌やウイルスの増殖を防ぐことができます。まず喉に痛みを感じたら、首を温めましょう!

首周りや背中をマッサージして血流を良くすることでも症状の緩和につながります。

また、冬は乾燥を防ぐことが一番! 加湿器やマスクの装着など、喉へのケアも忘れないようにしましょう。

咳を鎮めるツボ

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咳を鎮める効果があるツボは、『尺沢(しゃくたく)』『天突(てんとつ)』『孔最(こうさい)』の3つがあります。

尺沢(しゃくたく)

手のひらを上に向けて、肘を曲げると、横ジワのところに硬い筋が感じられると思います。

その硬い筋を挟んですぐ外側(親指側)にあるくぼみに位置します。

天突(てんとつ)

左右の鎖骨に挟まれたくぼみ(喉仏のすぐ下)に位置します。強すぎず慎重に刺激します。

孔最(こうさい)

『尺沢』から、指3本分だけ腕に近づけた所に位置します。

個人差があるようですが、ぜひ試してみてください!

子どもの咳

咳は発熱とならんで、子どもの病気の代表的な症状と言われています。ここで大事なのは、音。

・「コン、コン」という乾いた感じの咳(乾性咳嗽
・「ゴホン、ゴホン」という痰がからんだ湿った感じの咳(湿性咳嗽

まれに、「ケン、ケン」と犬が吠えるように聞こえる犬吠様咳嗽という咳もあるようです。

子どもが咳くときの音にも注意して症状を診てあげてください。

子どもの咳の原因となる病気5つ

子どもの咳の主な原因として、ウイルスや細菌に感染して起こる呼吸器感染症、気管支端息、副鼻腔炎などがあります。

一般的には、咳の続く期間が比較的短ければ、急性の感染症を起こしている可能性が高いと言われているようです。

以下では、咳をともなう急性の呼吸器感染症についてお話します。

ー(1)かぜ

子どもから大人までがかかる病気。鼻からウイルスが感染して、3日程度で鼻みずや鼻づまりとなり、その後に咳が始まると言われているようです。

ー(2)クループ症候群

「ケン、ケン」と犬が吠えるような咳が特徴。

のどの奥が炎症で腫れて、呼吸困難を起こす危険な病気と言われています。

幼児に多くみられ、かぜ症状に引き続いて起こります。ほとんどがウイルス性ですが、ひどくなると入院治療が必要となります。

ー(3)急性気管支炎

気管支に炎症が及んだ状態で、

・発熱
・乾いた咳

から始まり、次第に湿った咳(痰をともなう)へと変化。

原因はウイルス感染によるものが多く、原則は咳止めや痰が出やすくなるような薬などで様子をみます。

高熱で膿状の痰(膿性痰)がある場合は細菌感染も考えられるため、抗菌薬を内服。

比較的、どの年齢にもみられる病気のようです。

ー(4)肺炎

【主な症状】
・発熱
・咳
・多呼吸

など。子どもの肺炎の原因は年齢によって異なるようです。

・新生児期……B群連鎖球菌、大腸菌などの腸内細菌
・1~2歳……多くのウイルス、肺炎球菌・インフルエンザ菌といった細菌
・2~6歳……肺炎球菌・インフルエンザ菌、肺炎マイコプラズマ・肺炎クラミジア
・学童期以降……肺炎マイコプラズマ・肺炎クラミジアが主な原因

ー(5)百日咳

百日咳は三種混合(百日咳・ジフテリア・破傷風)ワクチンの接種率が向上したことで近年の患者数は減少しているようですが、局地的に流行することも。

予防接種率が低下すると再び流行する感染症(再興感染症)の一つと言われています。

乳児に多い病気とされていましたが、最近は学童期以降や成人にも発症することがあるようです。

治療には抗菌薬を投与します。

子どもの咳が止まらないときに親ができるケア方法3つ

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(1)室内を適度な湿度に保つ

加湿器を使うなどしてお部屋を適度な湿度に保ち、きれいな空気にしてあげることを心がけてください。

タバコの煙はお子さんの咳に悪い影響をおよぼします。ご家族に喫煙される方がいる場合は十分な配慮をしてあげてください。

(2)水分補給

夜間に咳き込むようなときには、水分を補給してあげてください。その際、何回かに分けて少量ずつ飲ませてください。

(3)寝ているとき咳込んだら、上半身を起こす

寝ているとき咳が激しいときは、上半身を起こしてください。こうすると、気管や肺を圧迫しないので、痰が出やすくなります。

寝るときはバスタオルを何枚かかさねて上半身を高めにしてあげると良いようです。

「咳が止まらない!」体験談

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『2歳の息子の咳が止まらずに小児科でレントゲンを撮ってもらったところ、肺炎でした。高熱が続き、咳が止まらず、鼻水も苦しそうで、中耳炎にもなってしまいました。ただ、子どもは治るスピードも速く、3日後には咳以外はほぼ治りました。咳だけは1週間ほど残りますので、加湿と水分補給に注意が必要です』

『家族全員が風邪をひいてしまい、特に私は寝ようとすると咳が出てしまう状態でした。寝ている間も何度も咳で目が覚めてしまいつらかったです。耳鼻科でもらった抗生物質を飲み続けて、4日後にようやく咳が治りました』

『私は最近咳に悩まされています……前にマイコプラズマ肺炎になり病院の先生に「喘息の気がある」と言われました。気があると言うことは、喘息になりやすい体質だと思います。あらためて病院に行ったら、常備用の吸入型の薬をもらいました

『咳が一向に止まらず病院に行って医師から処方された薬は全く効かず……。しばらくしてから精密検査したら肺がんの初期でした』


「単なる咳」として放置しておくと、適切な治療が遅れそのまま病状が悪化してしまう可能性も。

医者に診てもらっても良くならないようなら病院を変えてみるなど、セカンドオピニオンを検討することも必要かもしれませんね。

まとめ

「咳の原因となる病気」や「咳を止めるツボ」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

咳は体を異物から守ろうとする働きであるとは言え、長引くとつらいですよね。

まずは、咳や痰の状態に違和感を感じたら早めに専門医に診てもらい咳が出る原因を絶つことが大切です。

さらに簡単にできるセルフケアで、喉を根本から守っていきましょう! ぜひ試してみてください。

(パピマミ編集部/笠原)

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