お花畑でウザい!? 産褥期のテンションが異常に高くなる“産後ハイ”とは

【ママからのご相談】
出産を終えたばかりの友人がウザいです。私と友人は、同じような時期に妊娠がわかりました。友人の方が若干早く、先日生まれたての赤ちゃんを連れて退院してきた状態で、住んでいる地域も近いので頻繁にやり取りをしています。退院後、友人は産後とは思えないほどエネルギッシュに家事をこなし、育児も自信をもって進めているようです。掃除に洗濯、料理はもちろん、趣味のガーデニングなど、とても産後とは思えないほど完璧にこなしています。

対して私は妊娠生活が体質に合っていないのか、体調もすぐれず、ここのところ家事も怠けがちです。友人はそのことについて直接言ってはこないのですが、「産後間もないのに、自分はこんなにすごい」というアピールを会話に織り込んできます。なんだか、「あなたにはできないでしょ?」と言われているようで気分が悪いです。はじめは、産後でうれしいのかな? と流していたのですが、だんだんと鬱陶しく感じてしまうようになりました。もともと友人はこんな性格ではなかったと思います。出産を経験すると、人格が変わってしまうのもなのでしょうか?

a 産褥期なのに動きたい! “産後ハイ”をご存じでしょうか?

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

おめでとうございます。かわいい赤ちゃんの誕生が楽しみですね。“産後ハイ”というものをご存じでしょうか? 妊娠中にテンションが高くなってしまうマタニティハイはよく知られていますが、出産直後にも気分が高揚して普段とは異なるテンションになってしまうことがあります。相談者さまのご友人は、この産後ハイに似た印象を受けました。

本来、産褥期のお母さんは安静にしておくことが理想です。妊娠や出産という大仕事を終えた体にたっぷりと休息を与え、順調な回復を待って日常生活に戻るべきだということは、多くの妊婦さんがご存じでしょう。にもかかわらず、いざ出産を終えると動き回りたくて仕方がない! と感じてしまうお母さんたちが大勢いらっしゃいます。

今回は、産後ハイの体験談と、その対処法についてお話しいたします。

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産後ハイにまつわるエピソード

産後ハイにまつわる経験談をいくつか紹介します。

(1)興奮して眠れない

『深夜に出産を終えた後、看護師さんから「睡眠薬いりますか? ねれなくなる人、多いですよ」と言われた。産後ハイの自覚がない私は断ったけど、結局入院中はずっと興奮でまともに眠れなかった。夜な夜なSNSを見続けてた』

(2)ハイテンションで名付け

『マタニティハイで名付けると失敗すると聞いたので、出産を終えた後に名前を考えた。出産を終えてハイテンションな私が考える名前は周囲から大ブーイングで、「マタニティハイじゃないのに、なんで?」状態だった。あれが産後ハイか……』

(3)丸一年、ハメ外しまくり

『無理をするなと言われてたけど、退院後は家事やる、育児やる、夜更かしする、とハメを外しまくっていた。最初の数か月は問題なかったけれど、産後1年経つ頃には体調やお肌のコンディションを崩しまくった。産褥期はやっぱりおとなしくしてなきゃダメみたい』

(4)止まらない産後武勇伝

『出産を終えた友達の“産後武勇伝”が鬱陶しかった。会うたびにいかに難産で、特殊な例で、自分が頑張ったか、を長々聞かされる。大変だったんだろうけど、周りはそんなに興味ないよ! と思ってた。産後しばらく経てば、元のキャラに戻ってくれたけど、あのまま続くようなら付き合いも考えた』

(5)遠慮ゼロのお花畑トーク

『出産を終えた友人のお見舞いに行った際、産後ハイな友人は、まだ結婚していない友人や不妊治療中の友人にも「早く赤ちゃんうみなよ〜」とお花畑トークしてた。出産を終えると、相手の気持ちや立場を考慮することもできなくなるのだろうか』

出産直後を思い返し、「産後ハイだったんだな」と自覚するケースが多い様です。実は私自身も産後ハイの経験がありますが、真っ只中にいるとき本人に自覚はあまりありません。

「無理しちゃダメよ」「頑張りすぎだよ」という意見さえも、それができてしまう自分への褒め言葉に受け取れていました。本当は、「産褥期はおとなしくするべきだよ」という意味で言われていたことに気付いたのは、産後しばらく経ってからのことです。

また、相談者様のように産後ハイの友人を持つ方からの被害報告も少なくないようです。出産を終えた女性への不満や愚痴を言うと、どうしても、「ひがんでる」「羨ましいのね」と捉われがちです。そのため、産後ハイの友人に気分を害されても、なかなか他言できないというジレンマに陥ります。

産後ハイへの対処法はないのでしょうか?

産後ハイへの対処法はあるのでしょうか? 2013年、某掲示板でパパの行動によって産後ハイがおさまった経験談が書き込まれ話題になりました。

産後ハイで興奮状態のママが、いわゆるDQNネームをつけようとしてパパを困らせていたそうです。そんなパパがとった行動とは、妊娠初期にママに録音させた携帯のボイスメモを聞かせるという手段でした。そのボイスメモの内容は、

「出産を終えた私、元気ですか。体は大丈夫ですか。子どもは元気ですか。元気じゃなかったなら、そのことを気にしていたりしませんか」

「子どもに変な名前をつけようとしていませんか。私は男の子なら直樹、女の子なら早樹が良いと思っています。子どもが歳を取って大人になって結婚して子どもができて孫ができて、例え孫に呼ばれても恥ずかしくない名前にしてあげてください」

というもので、それを聞いたママは冷静な状態に戻ったということでした。

このケースでは、パパの判断のおかげでスムーズにママの産後ハイを克服していますが、これはすべての例には当てはまらないでしょう。相談者様のご友人のように、産後ハイになってしまった人がいた場合、そんな人をもとに戻す共通の言葉はありません。産後ハイのパターンは人それぞれであり、必ず産後ハイを終わらせることのできる対処法は存在しないのです。

多くの場合、産後ハイは一過性のものです

ご相談者様も、これから出産を控えている状態です。反面教師ではありませんが、今回の経験から、産後ハイというものがある、と知っておくことは重要なのではないでしょうか。とはいえ、ストレスを溜め込むこともオススメできません。ご友人との関係が苦しく感じるのであれば、体調不良などを理由に一時的に距離をとってみてもいいかもしれませんね。

多くの場合、産後ハイは一時的なものです。もとの友人に戻ってくれるのを気長に待つか、または我慢の限界だと縁を切ってしまうのかは、相談者様とご友人との仲がどれ程のものであるのかも関わってくるかと思います。

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●ライター/木村華子(ママライター)

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