愛情不足のサイン? 子どもが“赤ちゃん返り”を起こす原因と対処法

【ママからのご相談】
3歳の娘と生後7か月になる息子がいます。最近、お姉ちゃんが弟の遊んでいるおもちゃを取ったり、「イヤ! ヤダ!」と聞き分けが悪くなったりすることが多くなりました。

「ママ、ママ」と私にベッタリなので、イライラして怒ってしまいます。この赤ちゃん返りはいつまで続くのでしょうか。

ご相談ありがとうございます。ママライターのkaeです。

7か月を過ぎると、笑顔も増えてくるので本当にかわいいですよね。それに反して、イヤイヤ期真っ最中の3歳児。

3歳ごろになると会話ができるだけでなく、発している言葉のニュアンスや表情から相手の感情を読み取る子もいるので、ちょっぴり寂しさを感じてしまっているのかもしれませんね。

今回は、赤ちゃん返り+イヤイヤ期の上の子への接し方のポイントをご紹介したいと思いますので、参考にしてみてください。

赤ちゃん返りとは

LISA141018447320_TP_V

上の子に多く見られる赤ちゃん返り。そもそも、赤ちゃん返りとはどういう現象を指すのでしょうか。

赤ちゃん返りは主に1〜6歳までの幼児期に見られる現象で、とくに自我が芽生えてくる2歳前後に多く見られると言われています。

自分の下に弟や妹が生まれる、新しく保育園や幼稚園に入る、などの自立を求められる状況下において生じることが多いです。

赤ちゃん返りを起こした子どもは、それまで自分でできていたことを「できない」と言ってママに助けを求めるなどの行為を繰り返し、まるで赤ちゃんに戻ったかのような態度を取るようになります。

子どもが赤ちゃん返りをする原因

brothers-boys-kids-baby-50601-large

ママに何でもやってもらっていた赤ちゃん時代とは違い、子どもは成長すると段々自分でできることが増えていきます。

自分の成長に喜びを感じる一方で、子どもは親から離れていくことに不安や寂しさを感じるようになります。

何かのきっかけで自分を取り巻く環境が大きく変わると、その感情が大きくなり、パパやママの愛情を確かめたいという欲求が生まれます。

たとえば、

・弟や妹の誕生
・引っ越し
・保育園や幼稚園への入園
・ママの仕事復帰
・トイレトレーニング

などがそのきっかけとなります。

新しい環境で不安な子どもは、親の愛情を確かめるためにわざと“何もできない赤ちゃん”を演じて、親にかまってもらおうとするのです。

私は、上の子に「ママ、キライ!」と言われたショックをきっかけに、「ちょっと待ってて」を「いいよ」に変えました。

本当に大事なこと以外はダメと注意するのをやめ、寝る前や下の子と過ごすのとは別に一緒に本を読んだりする時間を設けたところ、赤ちゃん返りの困ったちゃんは解消されました。

声を荒げて怒ることで余計な体力を使うこともなくなり、怒らないほうが子どもに自分の気持ちが伝わり、理解してもらえるんだと再認識したのでした。

赤ちゃん返りをした子どもに見られる行動4つ

27550428510_6da1366bed_z

赤ちゃん返りをした子どもには、どのような行動が見られるのでしょうか。

以下では、赤ちゃん返りをした子どもに見られがちな行動についてご紹介します。

(1)赤ちゃん言葉になる

親の愛情を感じたい子どもは、本来なら普通に話せるはずなのに、あえて“赤ちゃん言葉”を使うようになります。

これは、赤ちゃん言葉を使うことによって“自分は無力な存在だ”ということをアピールし、親にかまってもらうための行動です。

(2)おねしょをする

これも赤ちゃん返りの一種ですが、本人に“おねしょしてやる”という意思はありません。無意識のうちにやっていると考えられます。

無意識に行われる赤ちゃん返りには、他にも食欲低下やアレルギーの発症、じんましんなどの身体症状が挙げられます。

また、トイレトレーニングにストレスやプレッシャーを感じてお漏らしをしてしまうケースもあります。

(3)過剰に甘える

自分の下に弟や妹が生まれると、パパやママは下の子につきっきりになってしまいます。

今まで自分だけを見てくれていた親に冷たくされることで、子どもは寂しい気持ちになります。

その寂しさを埋めるために、わざと親の注意を引くような行為をしたり、べたべたと甘えたりするようになります。

(4)今までできていたことができなくなる

赤ちゃん返りの代表的な例です。

これも親の注意を引くためにやっていることで、わざと「できない」と駄々をこねることで親の注意を引きます。

親からしてみれば手間を増やす意地悪な行為に見えますが、子どもはあくまでも自分の不安感や孤独感を埋めてもらうために必死にやっている行為であるということに留意が必要です。

“赤ちゃん返り”をしている子どもへの接し方6つ

pexels-photo-60252-large

(1)二人だけの瞬間を作り、「かまって欲しい」という気持ちを満たしてあげよう

赤ちゃん返りの特徴のひとつとして、オムツがとれていたのに失敗するようになった、おっぱいを欲しがるようになったなど、「手がかかる自分をかまって欲しい」アピールをして、赤ちゃんのような行動をとることがあります。

3歳頃になると身の回りのことが自分でできますが、下の子と同じようにすれば自分も構ってもらえると思い、このような行動をとるようです。

一人でできて当たり前だと思わずに、「自分もやって欲しい」を満たしてあげ、赤ちゃんのマネをしなくても大丈夫よ、と安心させてあげてくださいね。

(2)お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから、と責めない

これまで自分一人で遊んでいたおもちゃを弟に取られてしまうことが嫌なのは、仕方ありません。

おもちゃだけでなく、ママを独り占めしたい気持ちも我慢しているので、「お兄ちゃんだから我慢して」「お姉ちゃんなのに」は逆効果。

下の子のお世話をしたがるときや、ママのお手伝いをしてくれるときには、「お兄ちゃん・お姉ちゃんだね、えらいね〜」と褒めてあげましょう。

(3)あなたが一番かわいいと抱きしめてあげよう

下の子もかわいいけど、あなたが一番大好きなのよ!」と言葉で伝えて、ギュっと抱きしめてあげましょう。

スキンシップと二人の時間を作ることが、最も効果的な赤ちゃん返り解消のコツといえるかもしれません。

ママは自分のことを大好きなんだとわかれば、自分も下の子を可愛がってあげなくちゃ! と優しい態度に変化したということもあるようです。

(4)上の子の世話を優先する

赤ちゃんがいると、どうしても上の子の世話をないがしろにしてしまいがちです。

しかし、「お兄(姉)ちゃんなんだから我慢しなさい!」と邪険に扱ってしまうのは逆効果です。

どうしても必要のあるとき以外は、できるだけ上の子の世話を優先してあげるようにしましょう。

たとえば、上の子と下の子が同時に泣いたとき、先に上の子を抱きしめてあげる。寝かしつけやお風呂なども上の子からやってあげる。

このように特別扱いをしてあげることで、上の子は満足感を抱くようになり、赤ちゃん返りをする必要がなくなっていきます。

(5)話をきちんと聞いてあげる

保育園や幼稚園に通い始めたころなど、環境の変化に戸惑っている子どもの場合はきちんと話をきいてあげることが大切です。

話を聞いていくうちに、なぜ子どもが赤ちゃん返りを起こしているのかが分かってきます。

また、子ども自身も話を聞いてもらうことで「自分を見てくれている」と安心感を抱くことができます。

忙しいときにワガママを言われたらカチンときてしまうものですが、まずは冷静に話を聞いてあげましょう。

(6)プレッシャーを和らげてあげる

トイレトレーニングや保育園・幼稚園への入園などが原因で赤ちゃん返りをしている場合は、子どもが過度のプレッシャーを感じている可能性があります。

そのため、「○○ちゃんはできてるのに」や「なんでこれくらいもできないの?」などのプレッシャーを与えるような発言は避けた方がいいでしょう。

子どもは赤ちゃん返りをしている間も内面では成長しようと必死です。子どもの様子を温かく見守り、なるべくプレッシャーを緩和するようにのびのびと接してあげるようにしましょう。

赤ちゃん返りはいつまで続くのか

pregnant-pregnancy-mom-child-large

子どもが赤ちゃん返りを起こしたとき、親は「いつまで続くの……?」と頭を抱えてしまうものです。

しかし、赤ちゃん返りに“何歳まで”という決まりはありません。一人ひとり赤ちゃん返りを起こす原因が異なるからです。

ただ、赤ちゃん返りがおさまるタイミングにはある程度傾向があるようです。

【赤ちゃん返りがおさまるタイミングの例】
・下の子が生まれたとき
・下の子がイヤイヤ期に突入したとき
・保育園や幼稚園で友達付き合いが始まったとき

これらのタイミングで赤ちゃん返りが解消されたというケースは多いようです。

犬も赤ちゃん返りをする!?

SSK_minatabokkowosururetoribar_TP_V

“赤ちゃん返り”と聞くと、人間の子どもを想像しますが、実は犬にも赤ちゃん返りがあると言われています。

たとえば、飼い主が妊娠したり出産したりして興味が赤ちゃんに移ってしまったとき、後追いやトイレの失敗をすることがあるようです。

たとえ犬であっても、飼い主が赤ちゃんばかりにかまっていると嫉妬ややきもちを焼きます。

人間の子ども同様、しっかりとかまってあげることが対処法になります。

まとめ

「赤ちゃん返りの原因」や「赤ちゃん返りの症状」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

子どもの赤ちゃん返りは時に煩わしく思えるものですが、子どもに悪気はありません。

どんなに忙しくてもしっかりと愛情を注いであげるようにしたいですね。

●ライター/kae(フリーライター)
●追記/パピマミ編集部
●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする