定年のピンチを救う! 年の差夫婦が“加給年金”を受け取る条件3つ

【女性からのご相談】
20代前半のころに、会社の上司であった夫と知り合い、結婚しました。結婚したのは私が23歳、夫が40歳のときです。私は、「早い結婚だね」と言われ、夫は、「遅い結婚だね」と言われました。結婚後すぐに子どもができたので仕事をやめて、そのあと専業主婦になりました。しかし夫は現在64歳でもうすぐ定年。47歳の私が年金をもらえるまでにはまだ18年もあります。しかし今までずっと専業主婦だったので、働くのも難しそう。でも、生活はしていかなければなりません。小耳にはさんだ情報では、年の差があれば年金に優遇措置があるとのことでしたが……この場合、年金などはどうなるのでしょうか」

a 年の差夫婦を支える“加給年金”の存在。

こんにちは、ライフライターの鍋谷萌子です。

年の差があって、しかも片方がもう片方を扶養していた場合、扶養者側の“定年退職”は、金銭的に大きな問題となります。今回の相談者さんのケースは、まさにこれにあてはまるでしょう。

いきなり夫の年金だけの生活になり、しかも自分はブランクがあって働きどころを探すのが難しい、ということになれば不安もひとしおですよね。しかし、この場合、“加給年金”という救世主が存在します。

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加給年金がもらえる3つの条件とは

加給年金とは、“片方(この場合“妻”)が年金を受け取れるようになるまでに支給される年金”のことを指します。

【加給年金がもらえる3つの条件】
・先に定年退職をした方(この場合“夫”)が、会社員として厚生年金を20年以上支払っている
・年が若い方(この場合“妻”)が会社勤めを20年以上していない
・年が若い方の年収が850万円以下

以上の3つをすべて満たせば、加給年金が支払われるのです。

国民年金と実際の収入額

このため、夫婦の年齢差が大きければ、当然ながら加給年金をもらい続けられる年月が長くなり、トクになるわけです。しかしながら、ここで1つの落とし穴があります。それが、“国民年金”の存在です。

ご相談者さんのように、「今まで夫の扶養家族に入っていた」という場合、夫が退職した時点で、1か月あたり15,250円の年金を納めつづけなければなりません。

年金支給年齢である65歳までに納める国民年金の金額は、329万4,000円となります。加給年金は年額39万3,200円で、これが18年間で707万7,600円となります。

つまり、加給年金の707万円をそのままもらえるわけではなく、国民年金の330万円近くを差し引いた金額しか実際には入りません。実際には1か月あたり17,517円程度となりますから、この点には注意が必要です。

●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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