ダイエットが原因!? 20代女性でも発症する「若年性更年期障害」とは

【パパからのご相談】
30代後半の妻がいます。最近、妻がイライラすることが多くなり、子どもにすぐに怒ったり、これまできちんとしていた家事が手につかない様子で、心配しています。子どもが幼稚園に入り、少し育児も落ち着いたはずなのですが、更年期なのでしょうか。年齢的にはまだ早いと思うのですが、一体何が原因なのでしょうか。

a 最近、20代〜30代に急増中の若年性更年期かもしれません。自律神経の調節ができない状態なのでストレスを発散させてあげましょう。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

一般的な更年期障害の症状が起こるとされているのは、閉経前後のタイミングです。更年期症状は、イライラ、倦怠感、ほてり、のぼせ、頭痛、冷え、肩こりなどの症状が出てきますが、若年性更年期の場合も同様の症状が現れるため、更年期障害と誤解されることがあります。

しかし、若年性更年期障害は、自律神経失調症の一種で、最近若い女性に急増している現代病のようなものなのです。

150408maki

更年期障害とは?

まず、更年期障害とはどういうものなのか、若年性更年期障害のご紹介をする前に簡単に更年期障害が起こるメカニズムをご紹介しましょう。

いわゆる更年期障害というと、閉経の前後10年間くらいに見られる女性特有の症状です。更年期症状として、イライラ、発汗、倦怠感、便秘、頭痛、冷え、貧血などの症状が現れるのが一般的で、症状の程度や期間は個人差があります。

では、更年期障害が起こるのはどうしてなのでしょうか。まず、女性ホルモン(エストロゲン)は卵巣から分泌しますが、その指令を出すのは脳です。脳では女性ホルモンを分泌するよう指令を出しますが、加齢によって徐々に卵巣の機能が低下してきているため、卵巣からの女性ホルモンの分泌が減ってきます。女性ホルモンの分泌が足りないために、脳がまた指令を出します。しかし、卵巣機能が低下しているため、卵巣では満足にホルモンを分泌できません。そんなことを繰り返しているうちに、自律神経のバランスまで乱れてしまい、更年期症状が起こるとされています。

若年性更年期障害とは?

閉経の平均年齢はおおよそ50歳前後とされています。したがって、20代や30代でまだ閉経していないにもかかわらず同様の症状が起こった場合は、一般的な更年期障害ではなく、若年性更年期障害と呼ばれます。

若年性更年期の場合は、過度なダイエットや不規則な生活、現代人特有のストレスや過労、睡眠不足などが原因でホルモンバランスが乱れ、自律神経に影響を及ぼして自律神経失調症が起こっているのです。

更年期障害も若年性更年期障害も、ホルモンバランスの乱れからくる自律神経系の不調によるものであるというところは共通です。しかし、加齢による臓器の機能低下が原因なのか(更年期)、それとも現代社会特有の過度なダイエットにより一時的に卵巣機能が低下しているためなのか(若年性更年期による卵巣機能低下症)、ストレスなどによって脳からの指令が正常に機能しなくなって起こるためなのか(自律神経失調症)、という違いがあります。


若年性更年期の症状が出ている場合、家事ができなくなったり、イライラして八つ当たりされたりと家族にとっても大変なときもあります。しかし、できるだけ温かく見守り、上手にストレス発散ができるように本人がリラックスできる環境を整えてあげることが大切です。

他には、基礎体温を測定し、チェックすることで、症状が顕著に現れやすい時期が把握できることがありますので、本人に基礎体温チェックを進めるのもおすすめです。また、過度なダイエットをしている場合は、月経異常や不妊の原因にもなるため、長期間放置せずなるべく医療機関を受診したほうが良いでしょう。

【参考リンク】
更年期障害の原因|第一三共ヘルスケア

【関連コラム】
身体ナビゲーションVol.45「更年期の女性ホルモンのケア」
女性特有の悩み! ホルモンバランスの乱れで起きる症状と対策
更年期女性の味方! エストロゲンを分泌させる“ボロン”を含む食品一覧
身体ナビゲーションVol.44「加齢による女性ホルモンの変化」
女性のキレイをサポート!“黒豆”の健康効果とレシピ

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">
data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする