なぜ夜に悪化するの? ツライ咳に効く飲み物&食べ物

理学療法士のOHSAWAです。

冬は空気が乾燥していますし、風邪も引きやすい時期ですので咳をしている方を多くみかけますよね。

ただ、咳はむやみやたらに出ているわけではなく、咳自体にも役割があります。

今回はその役割や、咳に良いとされる対策についてご説明します。

咳と痰(たん)の役割

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咳は肺や気管などの呼吸器を守るため、外から入ってきたホコリや煙、ウイルスなどの異物を追い出すために起こる体の防御反応です。

また、気道にたまった痰を外に排泄する役割もあります。

気道には粘膜があり、この粘膜がウイルスや細菌などの病原体やホコリなどの異物をからめとったものが痰です。

気道に炎症があると痰が増え、粘り気が強くなります。痰は外に向かって異物を追い出そうとする絨毛(じゅうもう)の運動と、咳反射によって外に出されます。

つまり咳は自身の体を守ろうとする反応と考えられます。

夜間に咳がひどくなる理由

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夜になると咳がひどくなるのは、副交感神経の働きが強まるせいではないかと言われています。

眠る時間に向けて体がリラックスモードにスイッチを切り替えると、副交感神経が働き始めるのですが、そうすると気管支が収縮しやすくなってしまい咳が出やすい状態になってしまうようです。

夜間の対策としてはマスクをすることと、加湿器を使用することが良いでしょう。

咳は喉が乾燥すると出やすくなるものですので、マスクと加湿器で乾燥を防ぎます。

アレルギーが原因であれば、アレルゲンを吸い込むのも防ぐ効果もあります。

咳をすぐに止める方法4つ

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(1)水分を摂取してマスクする

風邪をひいていたり、喉や気管、体内の水分が不足していたりすることで咳が止まらなくなります。

水分が不足している状態で咳をすると、乾燥した空気が喉に入ってさらに乾燥し、咳が止まらなくなってしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

そのため、咳が出始めたら、水を飲むのが効果的。咳き込んだり吹き出したりしてしまいそうな場合は、ストローを使ってゆっくり飲みましょう。

ただし、冷たい水は喉に刺激となってしまい逆効果なので、常温の水を飲むようにしてください。

水を飲んだら水分を逃さないよう大きめのマスクをして、喉の乾燥を防ぎましょう。

(2)加湿器などで部屋の湿度を上げる

乾燥した空気を吸い込むことで咳が止まらなくなってしまうので、部屋の湿度を上げることも大切です。

加湿器があれば加湿器を使い、ない場合はコップや洗面器に水を入れて枕元に置いておく、水で濡らしたタオルを絞って部屋に吊るしておく、といった方法で湿度が上がります。

(3)横向きで寝る

寝ていて鼻水を飲み込んでしまうことも咳の原因となることがあるので、仰向けではなく横向けに寝ると楽になることがあります。

また、仰向けで寝ると肺や気管が圧迫されて咳が出ることもあります。気道は横向きの方が広がりやすいので、呼吸が苦しいときや咳がひどいときは試してみてください。

(4)濡らした温かいタオルで喉から鎖骨を温める

お湯でタオルを濡らしてかたく絞る、または水で濡らしたタオルをレンジで温めます。

その温かいタオルを喉から鎖骨にかけて乗せ、温めるのも効果的です。

咳に効く飲み物8つ

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咳を止めるには加湿効果のある温かい飲み物を飲みましょう。中でも、次のような飲み物がオススメです。

(1)生姜湯

生姜の成分が体を温める効果の他にも、強い殺菌能力があったり新陳代謝を高める働きがあり、咳を鎮めてくれます。

紅茶にすりおろした生姜と蜂蜜を加えて飲めば、喉の痛みや咳も和らぎます。

(2)蜂蜜湯

蜂蜜は昔から喉に良いとされているので、蜂蜜そのものをスプーン一杯なめるのも良いでしょうし、お湯に溶かして飲むのも良いでしょう。

蜂蜜湯に大根おろしと生姜の絞り汁を加えても効果的です。

(3)紅茶

紅茶には『タンニン』という殺菌効果のある成分が多く含まれているため、喉を殺菌し炎症を抑える働きがあります。

(4)緑茶

緑茶には老化を予防する“抗酸化ビタミン”が多く含まれていますが、殺菌効果もあるためそのまま飲む以外にも、緑茶でうがいをするのも良いでしょう。

(5)梅醤番茶

梅干し1個に生姜汁、醤油大さじ1杯を加えて熱い番茶を注いで作る梅醤番茶。体が芯から温まり、咳も和らぎます。

(6)レンコン湯

生のレンコンをすりおろして汁を絞ります。レンコン汁大さじ3杯に生姜の絞り汁適量とお湯150cc、塩ひとつまみを加えて混ぜれば、レンコン湯のでき上がり。

(7)黒豆の煮汁

鍋に入れた適量の黒豆と水に塩ひとつまみを加えて火にかけ、弱火で豆が柔らかくなるまでゆでます。その煮汁が咳をしずめてくれます。

(8)シイタケ汁

鍋に大きめの干しシイタケ5枚と水3カップを入れて弱火で煮詰めます。水の量が半分くらいになったら、その汁に醤油を少し加えて飲みましょう。

咳止めに効果のある食べ物6つ

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(1)大根

大根に含まれている『ジアスターゼ』という成分には、痰を出しやすくする効果や咳を止める効果、喉の炎症を和らげる抗炎症作用、喉の痛みを和らげる消炎作用があります。

また、『イソチオシアネート』という成分には殺菌作用があるため、風邪のウイルス除去にも効果があります。

(2)レンコン

れんこんは薬効が高く、免疫力をアップさせる効果があります。

レンコンに含まれる『タンニン』という成分には、止血作用や抗炎症作用があるので、喉の痛みや炎症も和らげてくれます。

(3)かりん、キンカン

のど飴に使われていることもあり、かりんとキンカンは昔から咳止めとして有名です。

かりんに含まれる『ビタミンC』や『クエン酸』『タンニン』などが喉の痛みや咳を和らげてくれます。

キンカンにはビタミンACEが含まれており、優れた高酸化作用があります。

蜂蜜漬けにして食べたり、シロップをお湯で割ったりして摂取しましょう。

(4)ネギ(白い部分)

ネギの白い部分には、抗菌・殺菌作用のある『硫化アリル』という成分が含まれています。

そのまま食べると苦いので、スープに入れて食べたり、黒くなるまで焼いて中を食べたりするのがいいでしょう。

(5)パイナップル

パイナップルに含まれる『ブロメライン』という成分には、喉の腫れや痛みを和らげる効果、痰を出しやすくする効果があります。

胃腸の消化吸収を高めてくれる効果もあるので、風邪のときにもオススメです。

パイナップルは熱に弱いため、完熟のパイナップルを生でそのまま食べる、ジューサーでフレッシュジュースを作って飲むのが効果的です。

(6)梨

90%以上が水分でできている梨は、水分補給にピッタリ。

また、梨に含まれる甘味成分『ソルビトール』には、喉の痛みを和らげたり咳を鎮めたりする作用があります。

生のままシャリシャリと食べましょう。

咳を止めるのに効果的なツボ3つ

(1)孔最(こうさい)

腕の内側(腕の関節から指4本分下あたり)にあるツボ、孔最(こうさい)。

反対側の手の指を使って、強めに指圧してください。

(2)天突(てんとつ)

首の付け根の鎖骨に挟まれたくぼみの部分にあるツボ、天突(てんとつ)。ここを指で軽く指圧してください。

(3)尺沢(しゃくたく)

肘の内側のしわの部分、親指側に位置する筋肉の外側にあるくぼみが尺沢(しゃくたく)というツボ。

ここを反対側の手の指を使って指圧しましょう。

まとめ

「咳と痰の役割」や「咳をすぐに止める方法」「咳に効く飲み物」などをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

出始めるとなかなか止まらずつらい咳。咳が止まらなくて眠れない、早く止めたいという方はぜひ一度、ご紹介した方法を試してみてくださいね。

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●ライター/OHSAWA(理学療法士)
●追記/パピマミ編集部
●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)

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