ルール作りに問題が!? 子どもの行動に自主性が生まれる育て方

【ママからのご相談】
もうすぐ小学2年生になる娘がいます。朝、なかなか起きてくれません。朝だけでなく、できる限り自分のことは自分でさせるようにしたいのですが、なかなかすぐに動いてくれず、いつも腰が重いのでつい、手や口を出してしまいます。どうしたら自分のことは自分でできるようになってもらえるでしょうか。

a 「自分だけでできた!」の達成感を味あわせてあげて。

ご相談ありがとうございます。ライターの川中です。

お子さんがなかなか自分から行動しないとのこと、わが家でもそんなことがよくありました。「早くやればいいのに!」と思い、イライラしてしまう気持ちはとてもよくわかります。何をするにも、行動するのを待つよりも、自分が動いてしまったほうが早いからです。

しかし子どもは、親が思っている以上に自分に必要なこととそうでないことの区別はつけているようですよ。つまり、子どもにとって必要なことだと思えば自分から行動するようになるのです。

0326kawanaka

やってもらえるのが当たり前、になっていませんか?

「朝、親が起こしてくれなかったから遅刻した!」

そんなことを言う子どもをまれに見かけます。たまに大人でもいるようですが……特に時間がなくて焦っているときは、習慣に基づいた何かのせいにしたほうがスッキリするので、いわゆる逆ギレをしてしまいがちです。

だらしない例で申し訳ないのですが、実はわが家において、一番寝汚く朝に弱いのは私です。朝方まで仕事をしているためなのですが、わりと小さい頃から、「お母さん、朝に起きられる自信がまったくないので、自分で起きてください」と、お願いしていたためか、中高生になった今、朝はほぼ起こす必要がなく自分で起きて学校へ行っています。

子どもが自分でできることは子どもに任せる

わが家の例が適切だとは全く思いませんが、“子どもの発達状態に合わせて自由意思を尊重すること”、それから“子どもが自分でできるようになったことは自分でやらせること”の大切さは、アドラー博士による児童心理学でも伝えられています。

朝を一例に挙げても、子どもに目覚まし時計をプレゼントして、自分で起きるように仕向けたほうがいいというのです。まずは子ども自身が、「自分で起きるようにしよう!」と思わせるようにしてみましょう。このとき、「自分で起きられるのってかっこいいよね、すごいよね」という感じで話をすると、「やってみる」と自分から言い出してくれることが多いような気がしています。

「それでも起きられなかった場合はどうするの?」と思うかもしれません。その場合は“子どもに頼まれたとおりに親が実行する”という形にしてみましょう。この流れであれば、「起こしてくれないほうが悪い」とは言えません。なぜなら、起きられなかった場合のルールを子ども自身に考えさせ、親に“お願い”しているからです。

ルール作りは押し付けないで、子どもの意見に沿いましょう

ルール作りをするとき、1つだけ注意することがあります。絶対に親からは、起きられなかった場合はどうするかという内容を、決めてしまわないようにしてください。してもいいのは提案までです。

自分でできなかった場合にどうやって助けてもらうか、というルール作りを、子ども自身に考えさせ決めさせることが大切です。そのルールを親が決めてしまえば、子どもにとっては自分で決めたことではないのに押し付けられたと感じてしまい、自発性が失われてしまいます。

このルール作りを自分でさせることは、おもちゃを片づけない場合などにも有効です。「お母さんはここに物が出しっぱなしになっているのが嫌いなので、お母さんが見ていらないと思うものは捨てたいです。いつまでに片づけてもらえますか?」と聞き、子ども自身が決めた期限までに片づけなかった場合は容赦なく捨てましょう。私は捨てました。すると次は絶対に片付けます。

親心をぐっとこらえて、自分の小石は自分で拾わせましょう

本来、面倒くさがってやらないことに関しては、頼まれていないことはしないほうがいいのではないかと私は思います。黙っていてもなにもかも先回りしてやってもらえる環境に居続ければ、子どもは親にやってもらうことが当たり前になり、自分で対処する力を身に付けることができません。

・自分でできることに関しては手や口を出さず、腰が重そうな場合は軽い警告だけして、自分で考えている様子を見守る
・相談されたら「~しなさい」ではなく「私なら~するけど、あなたならどうする?」という形で提案だけして、できたら激しく褒めちぎる

どんなことに対しても、基本はこの2つでいいと私は思うのです。確かに、まだやらないのかと気をもみます。やってあげてしまったほうが早いですし、自分自身もほっとできます。見ているだけでは歯がゆいときもあるでしょう。しかし、本人がサボってやらなかった場合どうなるかを、わが身をもって体験しなければ、危機感は育ちません。ずっと親が、子どもの歩く道の前に落ちている小石を拾い続けるわけにはいかないのです。

心配ですし、気をもむと思いますが、子どもは子どもなりに成長していますし、考えます。子どもの力を信じてみてはいかがでしょうか。取り返しがつかなくなるような誤った選択をした場合だけ、怒るのではなく叱り、抱きしめてあげてください。

……偉そうに言っていますが、私自身もなるべくそうあるように心がけています。一緒にがんばりましょう。

【参考文献】
・『アドラー博士の子どものピンチを見抜く法』星一郎・著

【関連コラム】
子供のやる気を育てるコツ3つ
子供の心を強くする“レジリエンス”が身につく方法
子供が自分で考えて行動できる人になる“お手伝い”のポイント3つ

●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする