PM2.5と粒子が同じ!? 医師に聞く「タバコの煙」をマスクで防ぐ方法

【ママからのご相談】
昔からタバコの煙を吸うと頭痛がしたり、喉が痛くなってしまいます。タバコを吸わない私にとってはタバコの煙は苦痛でしかないのですが、街を歩いていると嫌でも煙を吸ってしまうときがあります。そこでマスクをしようかと思っているのですが、タバコの煙はマスクで防ぐことはできますか?

a 一般的な市販のマスクではタバコの煙を遮断するのは難しいです。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

タバコの煙を間接的に吸い込むと、喉の痛みや目の痛み、頭痛、倦怠感などの症状が現れることがあります。これを受動喫煙症と呼んでいます。自分がタバコを吸わないのに、こういった受動喫煙による症状が現れるとおつらいですよね。

なんとかマスクなどで煙を予防したいところですが、実は一般的なマスクではタバコの煙を防ぎきることは困難とされています。

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タバコの煙とPM2.5の関係

タバコの煙を防ぐ方法をご紹介する前に、タバコの煙とPM2.5の関係を説明する必要があります。

ここ数年、毎年春先になると大陸からの黄砂やPM2.5が話題になります。PM2.5は、非常に小さい粒子であるため、人間の肺の奥まで到達するということで、心臓病や喘息、肺がんなどが増え、死亡率が高くなるというデータがあり問題にされています。

日本エアロゾル学会の定義によると、このPM2.5は、物質の名前ではなく直径が2.5ミクロン以下の非常に小さな粒子状物質全般をさす言葉です。しかし、PM2.5全てが悪いものではなく、古来より存在する自然由来の物質もあります。最近問題となっているのは、PM2.5に分類される物質のうち、発がん性を指摘されているベンゾピレンなどです。

では、このPM2.5がタバコの煙とどう関係するのかというと、タバコが燃焼したときに発生する煙もPM2.5なのです。つまり、タバコの煙を防ぐには、PM2.5対策と同様の対策をする必要があるのです。

タバコの煙をできるだけ防ぐには?

スーパーやドラッグストアで手軽に購入できる一般的なマスクには、花粉対策マスク、ウイルス対策マスクなどがあります。

ここで注意したいのは、“大きさ”です。花粉や粒子の大きさは、「花粉>ウイルス>PM2.5」となりますので、PM2.5であるタバコの煙を防ぐには、PM2.5対応のマスクを使うのがおすすめとなります。しかし、PM2.5対応マスクは高価なため、毎日使用する場合現実的ではありませんし、安すぎる類似品なども多く出回っているため、注意も必要となってきます。

そこで医師や歯科医師がおすすめする方法を2つご紹介しましょう。

(1)普通のマスクを2枚重ねる方法
(2)自分の顔のサイズにピッタリあったマスクを選び隙間を作らないようにする方法

(1)は、目の粗いマスクでも二重にすることで容易にタバコの煙が通過しないようにできます。(2)は、顎や鼻付近の隙間からタバコの煙が入ってくるのを防ぐことができます。

分煙されていない飲食店での受動喫煙は、気象予報などで注意喚起される大気のPM2.5の環境基準よりもはるかに濃度が高く健康に悪影響を及ぼします。タバコの煙で自分の体に不調が出ることがわかっている場合は、マスクの選び方や着用方法を工夫してなるべく煙を吸い込まないようにしたいですね。

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●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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