焦点が合わない!? スポーツ選手の怪我に多い「ブローアウト骨折」とは

【パパからのご相談】
友人がブローアウト骨折になったのですが、それってなんですか? かなり重いケガだと聞いたのですが。

a 眼の奥にある骨が折れている状態で非常に重篤です。眼球運動障害を引き起こす恐れがあります。

ご相談ありがとうございます。ライターの佐藤です。

ご友人がブローアウト(眼窩底)骨折になったとのことですが、かなり大変なケガですね。

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眼窩の奥にある薄い骨が折れた状態

ブローアウト骨折は、一言で言うと眼窩(がんか)の奥にある薄い骨が折れることを表します。この薄い骨周辺は人間の顔の機能を司る神経や、眼球の運動を支える筋肉がある部分で、非常に重要です。

従ってブローアウト骨折になってしまうと、眼球運動障害が発生し、物が二重に見えてしまったり、眼の焦点が合わなくなってしまいます。また、知覚神経がやられることで、顔面のまひも発生します。

一般人ではなりにくい

非常に恐ろしいブローアウト骨折ですが、一般人が日常生活を送っている分にはそのような状態にはなりにくいのが現状です。

ではどのような場合に発生するのでしょう。非常に硬い硬式ボールを使用するプロ野球選手が、ゴロのイレギュラーバウンドや自打球で顔面にボールが直撃した場合などが挙げられます。ただし、ほとんどがブローアウト骨折までには至りません。

格闘技選手も同様

顔面を激しく殴りつけられるボクシング、総合格闘技、そしてプロレスなどの選手は、ブローアウト骨折になりやすい環境です。

プロレスラーの川田利明選手がこのブローアウト骨折を患い、長期欠場を余儀なくなされています。彼の場合、軽度の骨折を放置したまま試合に出続けていたため、骨が弱り最悪のブローアウト骨折に至ってしまいました。

経過を見て手術治療

治療は一般的に数か月様子を見て自然治癒を待ち、経過が良くない場合は骨を固定する手術を行います。眼球が陥没している場合は、即手術となります。

上述の通り一般的には縁のない病気ですが、交通事故や激しい顔面裂傷を負った場合はなることもあるケガですから、注意が必要です。

【参考リンク】
眼窩床骨折 | 日本形成成外科学会

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●ライター/佐藤俊治(フリーライター)

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