シャワーじゃ寒い! 産後にお風呂へ入ってはいけない理由と入浴解禁時期

【ママからのご相談】
最近第2子を出産しました。

しばらくお風呂に入っちゃダメなのはわかっているけれど、寒い時期にシャワーだけなのがすごくつらくてお風呂に入りたい!

体の調子も悪くないし、入っちゃダメですか?

a STOP! お風呂は産後健診でOKをもらってから!

ご相談ありがとうございます。フリーライターの鈴木ハナコです。

私も第2子を出産したのが11月で、寒くなってきた時期だったのでお気持ちがわかります!

自分の体も初産よりは楽だし、わが子だけをお風呂に入れながら、トホホ、と思ったことが何度もあります。

そもそもなぜ入浴してはいけないのか、産後の体の変化をおさらいしながら、いつから入浴が可能かを見ていきましょう。

産後の体の変化

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産後、いわゆる産褥(さんじょく)期には出産に備えて変わっていた子宮や体全体が元に戻ろうとする復古現象が起きます。

その中でも特に悪露は胎盤が剥がれてしまったところからの出血や、子宮内にのこった遺残物などの総称。

生理に似た感じで最初は鮮血色、茶褐色、黄色と色を変化させながら復古の目安ともなります。

産後はなぜ入浴禁止なのか?

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産後の体はダメージを負い、細菌などに対する抵抗力も弱まっています。何かに感染すれば重篤な状態に陥ることも。

私たちの日常生活には、健康なときにはあまり影響は出ないけれど、弱った体には牙をむく、という細菌などがたくさん存在します。

このような菌への感染を避けるほか、入浴によって血流量が増加し、悪露などの出血が多くなるという影響を出さないためにも入浴が禁止されています。

産後の入浴が可能になる時期

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悪露が少なくなり、黄色に変化してくると入浴が可能といわれます。

しかしこの状態になるまでには1か月前後かかりますし、もう産後健診の日が近づいている場合が多いのでそれまでガマンするのがベター。

まだ悪露の状態がよくない場合などは医師に入浴を許可されないこともあるので、やはり素人判断は危険です。

健診時にOKをもらってからにしましょう。

産後のシャワーはいつからOK?

ご紹介の通り、産後すぐから1か月経つまでの入浴は、湯船NGです! 産後すぐはシャワーのみで済ませましょう。

シャワーを浴びても良い日数としては、産後2〜3日からOKというところもあれば、1週間ぐらいは様子見という病院もあり指導が異なるようです。

いずれも、ママの体調はそれぞれですので医師の判断・指導に従いましょう。

また、「足湯はOK?」と疑問に感じる方もいると思いますが、足湯であれば問題ありません。

避けるべきことは膣を湯船につけないことですので、足のみを温める分には大丈夫なようです。

寒い季節での出産であればなおさら!「温かい湯船に漬かりたい……」という方はぜひ、足湯を試してみてはいかがでしょうか。

ママたちに聞く! 産後の入浴解禁時期

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『1か月健診で母子ともに異常がなかったので、その日に一緒に湯船に漬かりました』

『悪露も多少あり、縫った痕も完治してませんでしたが、1か月健診でOKが出たので漬かっちゃいました。「1か月はあくまでも感染予防なので、大丈夫」ってお医者さんも言ってましたし!』

『私は出血が2か月ほど続いたので、出血がおさまるまではずっとシャワーにしてました。寒い時期だったので、本当に早く漬かりたくて仕方なかったです』

など、1か月は目安であって産後ママの状態にあわせた正しい時期がそれぞれにあるようですね。

自己判断はせず、お医者さんとの相談が大切ですね。

産後のお風呂で注意すべきこと3つ

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前述の通り、『レジオネラ菌』に感染しないためにも清潔なお湯で入浴しましょう! とご紹介しましたが他にもいくつかあるのでみていきましょう。

(1)長風呂は禁止

湯船に漬かってゆっくり入浴タイムを満喫できる日を楽しみにしている方も多いはず! しかし、長風呂はNGです!

産後の長風呂で体が暖まることによって出血が多くなってしまいます。また、脳貧血を起こしやすいということからしばらくは長風呂は避けましょう。

(2)ぬるめのお湯を使用する

「あったか〜いお湯にグッと漬かりたい!」そんな気持ちもよくわかりますが、お湯の温度は極力“ゆるめ”を心がけましょう。

お湯が熱すぎると、貧血を起こしたりのぼせてしまう場合があります。

また、上記同様に体が暖まることで、出血を起こしてしまうこともあります。

産後の入浴はママには大きな負担になるので、お湯の温度には気をつけましょう。

(3)産後のお風呂では細菌感染に注意!

産後のお風呂は、必ず清潔なお湯を使用することが必要です。

湯船のお湯を繰り返し使用することで『レジオネラ菌』が発生・増殖する可能性があります。

レジオネラ菌は、レジオネラ症という感染症を発生させる菌の一種。

温泉を含む公衆浴場など、人工的な入浴施設が衛生的に維持管理されていない場合に発生することがほとんどのようです。

しかし、家庭のお風呂で発生しない可能性が0とは言い切れません。

レジオネラ肺炎を発症し重症になると、死亡するケースもあるようです。

主な症状としては、発熱、せき、筋肉痛、頭痛、下痢、全身けん怠感、悪寒などがみられるそうです。

元気な人が感染することはまれですが、赤ちゃんや老人、それに産褥期のママも十分な注意が必要です!

産後ママに多くみられる“お湯モレ”

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出産をへてお風呂に入ると、「あれ? 尿モレ?」と思い病院に相談される方も多いようです。

しかし、実は尿モレではなく“お湯モレ”という症状。

産後特有の症状と言われ、尿モレに近い感覚であることから勘違いされる方もいるようですが、お風呂上りだけ尿モレするわけはありません。

お湯モレの原因としては、出産で骨盤底筋や膣が緩くなってしまったことが挙げられます。

お風呂でお湯が逆流して膣に入っていまい、少しタイムラグがあり、お風呂を出てからドバっと漏れることもあるようです。

お湯モレは膣や骨盤底筋をトレーニングすることで改善できます。

素人でもできるセルフトレーニングとして、『骨盤スクワット』をすすめるところも多いようです。

肩幅に足を開き、“45秒”かけて腰を下し限界まで体を下ろします。最後は“15秒”かけてゆっくりと起き上がらせます。

1日1回でもやらないよりは効果あり! ムリのない程度で、すきま時間に試してみてはいかがでしょうか?

お湯モレ体験談

『お風呂で出すように心がけてました。私はちょっと前かがみになるとお湯が出たので、ぜひ試してみてください』

『お風呂上がりのダラダラ〜がすっごく気持ち悪くて嫌でした。最初は大変! と思い肛門をキュッと締める運動をしていました。徐々に改善し1か月も経つと漏れてくることもなくなりました』

『私もお湯モレ体験者です。極力寝そべらないように意識して漬かってました。それでもお風呂上がりは気になったのでナプキンをつけてました』

など、産後のお湯モレ経験者は多いようですね。

産後の沐浴と寒さ対策

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ママが湯船に漬かれるようになるまでには、およそ1か月が必要と言われています。

そのため、「赤ちゃんの沐浴はどしよう」と気にかける方もいるようですが、そんなときはベビーバスごと移動!

そもそも沐浴とは、生まれたばかりの新生児期の赤ちゃんをベビーバスに入れて、湯や水をかけて体をきれいにすることを言います。

赤ちゃんが大人と一緒のお風呂に入ることは『入浴』といい、区別がされているようです。

一般的に沐浴の目安は1か月と言われています。その後は一緒に入浴してみて嫌がらないようであればそのまま入浴に切り替えて問題ないようです。

寒い時期の沐浴……一緒にお風呂に入れないママにとってはお風呂場は極寒の地。

風邪を引かないための対策としてママの体験談をいくつかご紹介していきます。

『旦那の帰宅が遅かったのでほとんど自分が入れてました。寒さに耐えられない日はヒーターをつけて耐えてました』

『お風呂場が寒いので、ベビーバスごとシンクに移動して洗ってました。お風呂場よりははるかに快適ですし、周りにも結構いましたよ』

ママが寒いと感じているときは、きっと赤ちゃんも同じはず。お湯に漬かり暖まったあとは、湯冷めしないようケアもお忘れなく。

まとめ

「産後のシャワー開始時期」や「産後ママのお風呂でのお湯モレ」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

寒い時期はやっぱりあったかいお風呂に漬かりたくなっちゃいますよね。でも、細菌感染や血行が良くなることによって起こる出血はやはり避けなければいけません。

1か月を目安に耐え、赤ちゃんの入浴はパパのお仕事に! ママの入浴はゆっくりとリラックタイムになると良いですね。

【参考文献】
・『病気がみえるvol.10産科』メディックメディア

●ライター/鈴木ハナコ(歯科衛生士)
●追記/パピマミ編集部

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