口臭の原因にも? タンのように鼻水が喉にたまる“後鼻漏”とは

【男性からのご相談】
半年くらい前からタンが増えて朝起きると、しばらくタンの絡んだ咳が出ます。病院に行った方がいいのでしょうが、仕事が忙しくタンが多いくらいで休みが取れません。鼻水も少し多いような気がしますが、花粉症でもなさそうです。何か病気でしょうか?

a 放置すると口臭の原因ともなる後鼻漏かも。

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。ご相談ありがとうございます。

私は医師ではありませんので診断はできません。しかし、これまでのべ3万件を超えるクライアント様とのカウンセリングの中から可能性として考えられる症状をお伝えしたいと思います。

まず、考えられるのは後鼻漏。あまり知られていない病名のようですが、意外と悩まれている方の多い病気です。

150312sayuri01

鼻水とタンの違い

朝、起きたときにタンが絡んだ咳が多いとのことですが、実はこの咳に絡んでいるもの。タンではなくて鼻水かもしれません。

鼻水とは鼻腔内(鼻の穴の中)にある鼻腺や杯細胞(さかずきさいぼう)というところから分泌された粘液と血管からしみ出した液体が混ざった物です。鼻から吸い込んだ空気に適度な湿気を与えて、乾いた空気が肺に入り込んで炎症を起こすのを防いだり、空気と一緒に入ってきたホコリやウイルス、細菌などを絡めて外に排出する働きがあります。

一方、タンは気管や気管支の表面から分泌されている粘液で、外から入ってきたホコリや細菌などを絡めて外に出す働きを担っています。

後鼻漏とは

鼻水の1日の分泌量は標準的な成人で約1Lと言われていて、そのうちの3割程度が無意識のうちに喉に落ちているといわれています。

しかし、ホコリや花粉、PM2.5などで汚染された環境にいた場合はその分泌量が増えて、必然的に喉に落ちる鼻水の量も増えてしまいます。特に風邪を引いたときや鼻炎のある場合にも鼻水の量が増え、それにしたがって喉に落ちる鼻水の量も増えるので、これが寝ている間に喉の奥にたまって、寝起きの咳の原因となることもあります。同時に、喉のイガイガ感や痛みがあるようであれば後鼻漏と診断されることが多いようです。


まだ認知度の低い後鼻漏ですが、蓄膿症から後鼻漏になったり、喉に何かが絡んで咳払いを頻繁にしたり、風邪から鼻炎にそして後鼻漏にというケースもあるようですので、早めの受診をお勧めします。放置するとぐっすり眠れないほどひどくなったり、口臭の原因となることもあるので、「たかがタン」と思わず、きちんとした治療を受けてくださいね。

【関連コラム】
鼻くそや花粉症も関係!? 「ドライノーズ」の原因と特徴3つ
身体ナビゲーションVol.21「喉の構造と働き」
細菌やウイルスの感染で起こる“副鼻腔炎”の原因と予防法

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

data-ad-region="1"> data-ad-region="2">

注目の記事

data-ad-region="2"> data-ad-region="2">

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする