休息をプレゼント! ママの育児疲れを癒やす“産後レスパイト”の活用法

【パパからのご相談】
1月に息子が生まれたばかりです。育児中の妻が疲れ切っているようで、少し心配しています。手伝いたいと思うのですが、毎日残業続きのため私があまり手伝いできず、親も頼れない状態です。もうすぐ妻の誕生日なので、息抜きにもなるようなプレゼントをしたいと思っていますが、一人で外出をしたりするのはまだ不安だと言います。どうしたらいいでしょうか。

a ママをリラックスさせる産後ケアプランをプレゼントしてみては?

ご相談ありがとうございます。ライターの川中です。

まずはお子さんの誕生、おめでとうございます! おめでたいことですが、育児は初めてのことだらけ! ドラマや漫画のように楽しんで育児……というわけにはいかないのが現実です。ほっとしたい、一人になりたい、でも子どもと離れるのは不安……その気持ち、よくわかります。私自身、産後数か月はピリピリしていたように思います。

おそらくママも、一人の子育てでナーバスになっておられるのではないでしょうか。

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増加する孤独な子育て

私自身は出産が早かったのですが、最近は初産の年齢が遅くなりがちで、家庭環境的に、母親など家族の支援が受けづらくなっているという状況が増えているそうです。親を頼れなければパパが戦力になれればいいのですが、育児に参加したいパパでも、ほとんどのケースで労働環境的に難しいという現実があります。

育児はイレギュラーの繰り返しです。マニュアル通りには決してできません。特にこれまでバリバリ仕事をこなしてきた方にとっては、予測を立てて完遂することを求められ、時間や期限などの区切りがある仕事とは異なる育児は、苦痛でしかないかもしれません。やりたいこと・やらなければならないことを中断されることの繰り返しになるため、疲弊感は山のように積みあがります。ましてや誰にも相談できないとなるとなおさらです。

現代のママたちは、心身共にゆとりを持って育児ができないケースがほとんどなのです。

産後ケア専用施設が次々登場!

産後うつの急増に伴い、厚生労働省の“社会保障審議会児童部会”では、2006年より児童虐待が問題視され、報告をなされていました。虐待で死亡した子どもの7割が、月齢4か月未満の赤ちゃんだったというものです。これを受け、一部の自治体や企業、助産婦などの協会を中心に、産後ケアの体制を進めています。

産後ケアプランで代表的なものは、一時的にママを子育てから解放する産後レスパイトです。助産婦さんから実践的なアドバイスをもらえるだけでなく、赤ちゃんを預けてエステを受けたり、家事を代行してもらったりと、産後、なかなかできなかったことをしながら、充実した時間をゆったり過ごすことができるようにプログラムされています。

実施している助産院やホテルも増え、専用のツアーも登場しています。数日間のステイ中、育児への不安を解消しつつ、リフレッシュできる産後ケア。パパにとってはちょっと寂しいかもしれませんが、プラン内容も個別相談で対応してもらえるので、2人きりでゆっくりディナーも可能かもしれません。産後間もないママへのプレゼントに最適ではないでしょうか。

利用料金を助成! 全国に広がりつつある産後ケア支援事業

産後ケアとして、これまで自治体では、産褥(さんじょく)支援ヘルパー制度などを実施してきました。しかしさらなる産後ケア支援が広がっています。例えば世田谷区では、産後ケア専門の施設と提携し、4か月未満の子どもを持つママであれば、最大7日分のショートスティやデイケアの利用料金を大幅に助成してくれる制度を設けています。埼玉県和光市、兵庫県神戸市でも、類似の支援制度が2014年度にスタートしました。

さらに、神奈川県川崎市でも26年度に訪問産後ケアやショートスティなどを利用する制度をモデル実施しました。もちろんこのほかにも支援事業を行っている自治体はあります。予算的に産後ケアセンターの利用は厳しいということであれば、まずは自治体のサイトなどを確認してみてください。通常1日の利用料金が3万円以上のところを、1割負担で利用できることもあります。この場合は残念ながらホテルではないと思いますが、新米パパからママへのプレゼントとして、ぜひ検討してみてください。

個人的には、この動きが全国に広がり、産後ケアが、「おハイソな家庭でなければ利用できない“高嶺の花”にならないといいな」と強く思います。

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●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)

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