妻のモラハラが怖い! 夫が「帰宅恐怖症」になる原因と解決法

【ママからのご相談】
先日、夫と大ケンカをした辺りから家にあまり帰ってこなくなり、電話してもそっけない感じです。最初は浮気を疑いましたが、以前テレビで見た“帰宅恐怖症”になったのではないかと心配しています。実際、そんなに簡単になってしまうものなのでしょうか。

a 言葉と態度が原因で、帰宅恐怖症になってしまうことは十分あります。

ご相談ありがとうございます。さまざまな夫婦を取材しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

自宅にあまり帰ってこないのは、本当に心配ですね。仕事がタイミング悪く忙しくなってしまったというような状況でないなら、帰ることが怖いと感じる“帰宅恐怖症”になってしまっていることが“なきにしもあらず”です。

相談者様が、ケンカの際に発した言葉や態度、ケンカの前後の状況が詳しくわからないと断言することはできませんので、この帰宅恐怖症のことを詳しくお話しましょう。

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帰宅恐怖症とは?

帰宅恐怖症とは、夫や妻の言葉や態度に恐怖を感じることが原因で起こる現代の心の病と言われています。症状としては、家に帰ることが苦痛に感じたり、帰ること自体ができなくなってしまうものです。

家にいても疎外感を感じ、安心感を得られないという人も。孤独を感じることも多いため、つらい状況であると言える心の病です。ひどい場合は、母と子が結託して父親を追い込んでしまうということもあるようです。2014年12月には、帰宅恐怖症に関係する自殺があり、ニュースに取りざたされていたことは記憶に新しいかと思います。

どうして帰りたくなくなってしまうの?

身体的な暴力と違い、言葉や態度での暴力は孤独を生み出します。人間にとって一番の恐怖は孤独感です。これを感じるような場所は居心地がいいはずありません。そのため、家に帰りたくても帰れなくなってしまうのです。

そして、人格や性格などを否定するような行動や言動は、モラルハラスメントとなり、これもまた心を大きく傷つけてしまうことになるものです。そのような仕打ちを受ける場所に帰りたくないと思いますか?

モラルハラスメントには、次のようなことも含まれます。

・買い物を手伝ってもらったのに感謝するどころか、「こんな余分なもの買ってきて!」と怒る
・給料が少ないことを何度も口にする
・「くさいからあっち行って」とばい菌のような扱いする
・早く帰宅した夫に、「なんでこんなに早く帰ってきたの! 困るから」と言う
・昔のことをいつまでもほじくり返して嫌みを言う
・食事の準備をしない

このようなことを言われたり、されたりすれば誰でも帰宅することが嫌になるとおわかりになるでしょう。

気をつけるのは、言葉と態度

夫婦として一緒に生活していく上で大切なことがなんなのかわかったと思います。言葉と態度を含めた、“思いやりの心”です。何かしてもらったら感謝の言葉、「ありがとう」を言うようにしましょう。仕事に出かける際も、「行ってらっしゃい、気をつけてね」、帰ってきたら、「お帰りなさい、お疲れ様」という思いやりの言葉が本当に大切なんです。

夫婦はケンカしてもいいんです。相手を無視するような態度を取ったり、汚いようなものを見る目つきをやめるなど、態度を改めたり、ケンカした後はお互いが謝ったりすることを大切にできるのであれば。要は、相手を大事にするということが重要なのです。そうすれば、帰宅恐怖症になんて心の病気にはかからないようになります。思いやりの心を持って接することを大切にしましょう。


夫婦のことは夫婦にしかわかりません。相談者様の場合も同様のことが言えます。まずは、ご主人からしっかり話を聞いてあげましょう。結婚して、一緒に住んでさまざまなことを乗り越えてきていますよね。だから夫婦には、人にはわからない絆があるのです。思いやりの心を持ってご主人に接してあげることが一番の薬になると思います。

相談者様の場合は、もしかしたら帰宅恐怖症ではないかもしれませんので、今後もそんなことにならないように、今から心がけてみてはいかがでしょうか。

いい夫婦関係をぜひ続けてくださいね。

【参考文献】
・『帰宅拒否 いい父親ほど心を病む』関谷透・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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