二次感染を阻止! 子供が「嘔吐下痢症」になる原因と対処方法

【ママからのご相談】
最近、幼稚園で嘔吐下痢が流行しているようです。隣のクラスでは重症で水も飲めなくなって入院した子もいると聞き、もし子どもがかかった場合どうしたら良いのか不安です。嘔吐下痢症の原因や予防法、治療法について教えてください。

a 嘔吐物の処理に注意し、家族や周囲への感染を予防することが大切です。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

小さい子どもさんが嘔吐下痢症になると、1日に何度も吐いてぐったりとしてしまうので看病している親や周りの人もつらいですよね。ここでは、この時期(11〜3月)大流行する嘔吐下痢症についてホームケアや家族への感染予防方法についてご紹介します。

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嘔吐下痢症とは

ある小児科クリニックの医師によると、嘔吐下痢症とは、秋、冬、春にかけて多い病気で、お腹の中にウイルスが入り、増殖することで突然吐いたり、下痢を起こすのが特徴だそうです。原因とされるウイルスにはロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなどがあり、乳幼児や学童など、集団生活をする子どもに多いのですが、大人も罹る場合があります。

嘔吐下痢症の治療とホームケア

嘔吐下痢症の治療は、主に整腸剤を使います。乳幼児の場合には、重篤化(嘔吐と下痢症状が強く、水分が補給できず、脱水症状を起こす可能性が考えられる)を防ぐために吐き気止めが処方される場合があります。お腹のウイルスを排出することが大切ですので、下痢止めはあまり使いません。

家庭でのケアで注意したいことは、水分補給の方法と食事です。吐いた直後にたくさん水分を与えても嘔吐を助長させてしまうため、子どもが水分をたくさん欲しがってもスプーン1杯程度の水分に留め、こまめに与えることが大切です。そして、嘔吐がおさまるのを待ちましょう。

水分は、ジュースやイオン水のような糖分の多いものではなく、人間の体液に近い経口補水液がおすすめです。嘔吐がおさまり、下痢が続いている段階に入れば、消化が良くて飲み込みやすい食べ物を少しずつ与えてあげるようにしましょう。

家族や周囲への感染を防ぐには

嘔吐下痢症は、感染力が非常に強いため、集団生活をしている子ども、看病をしているママや一緒に暮らしている家族まで全員が感染することの多い病気です。

嘔吐物や便を処理している際に手指にウイルスがつき、手洗いを徹底できていないために経口感染したり、ウイルスを含んだホコリなどが舞い上がり、吸い込むことで感染したりします。

従って、汚物処理を行う場合は、ビニール手袋を使用する、手洗いを徹底する、経口感染を予防するためにマスクをつけるなどの方法が有効です。

また、嘔吐物や便、そしてそれらに汚染された衣類などはビニール袋に入れてきちんと密封し廃棄するようにしましょう。二次感染を防ぐために、塩素系消毒剤を薄めた液を使ってウイルスを死滅させてから処理する方法も有効です。

塩素系消毒剤を何倍に希釈するかは市販日用品によって異なります。また、アルコール系の消毒剤はインフルエンザ、風邪、一般的な食中毒には有効ですが、ノロウイルスやロタウイルスなどを除菌、殺菌することはできないので注意しましょう。

嘔吐や下痢がひどい場合は、幼稚園や保育園をお休みしましょう。嘔吐や下痢が治まって病院で登園許可がおりれば登園できます。しかし、便中に1週間くらいはウイルスが残っており、便から周囲に感染させる恐れがありますので、トイレの後はしっかりと手洗いをするようにさせましょう。

【参考リンク】
ノロウイルス感染症 | 国立感染症研究所 感染症情報センター

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●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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