プレママは要CHECK! “予定帝王切開”が必要なケースとリスク

【ママからのご相談】
今妊娠中のプレママです。予定帝王切開を行うのはどんなときですか? 教えてください。

a “予定帝王切開”は母体か胎児、またはその両方に経膣分娩を行えないなんらかの要因がある場合に行われます。

こんにちは、スチューデントドクターのひでくらてすです。

ご相談ありがとうございます。帝王切開には“予定帝王切開”と“緊急帝王切開”の2種類があります。

予定帝王切開は事前の検査などで通常の経膣分娩が難しいとわかっている場合にあらかじめ日時を決めて行います。一方、緊急帝王切開は何らかの理由で母体や胎児の状態が急変した際、緊急に行うものです。

今回はご相談いただいたように“予定帝王切開”についてお話ししていきたいと思います。

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“予定帝王切開”を行うケース

まず、帝王切開は予定帝王切開、緊急帝王切開に関わらず、必ず以下2つの条件を満たしている場合に行われます。

(1)母体が手術に耐えうること
(2)胎児が生存しており、胎外生活が可能であること

予定帝王切開は、上記を踏まえた上で大きく母体側と胎児側の2つの内どちらか、または両方の要因があった場合に適応になります。それぞれの例は以下の通りです。

【母体側の要因】
・児頭骨盤不均衡
・前置胎盤
・多胎妊娠
・帝王切開の既往
・子宮手術(子宮筋腫など)の既往
・糖尿病や心疾患などがある場合
・高齢出産

【胎児側の要因】
・胎位、胎勢の異常(逆子、骨盤位など)
・巨大児
・子宮内胎児発育遅延

“帝王切開”のリスク

帝王切開の手術は比較的安全で、手術時間も順調にいけば1〜2時間程度です。ですが、経膣分娩よりは高いリスクを伴うことを認識しておくことも必要です。主に母体、胎児に対し以下のような影響があります。

【母体への影響】
・出血
・膀胱や尿管などの臓器損傷
・術後の癒着に伴うイレウス(腸管の閉塞)
・子宮の縫合不全

【胎児への影響】
・麻酔による低血圧

こういったリスクもあるため、安易な帝王切開は避けることが懸命です。


以上、“予定帝王切開”についてお話ししてきましたが、参考になりましたでしょうか?

ちなみに帝王切開の名前の由来についてですが、ドイツ語で“切開切除”を意味する“Kaiserschnitt”を“Kaiser(皇帝)+Schitt(切開)”と間違えて日本語に訳してしまったそうです。

“賽は投げられた”で有名な古代ローマの将軍ユリウス・カエサルが帝王切開で産まれたという説は誤りみたいですね。

【参考リンク】
帝王切開とは | 帝王切開ナビ

【関連コラム】
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●ライター/ひでくらてす(スチューデントドクター)

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