お気に入りの一冊を! 子どもに同じ本を繰り返し読み聞かせるメリット

【ママからのご相談】
4歳になる息子には、たくさんの本を読み聞かせるようにしています。ですが、最近、息子にお気に入りの一冊ができてしまいました。悪いことではないのですが、いつも、「これ読んで!」と同じ本ばかり持ってきます。違う本もたくさん持っているし、時には図書館に足を運んでもいます。息子は図書館でも、すでに持っているはずのお気に入りの本を見つけて、「これにする!」と言うのです。違う本にも興味を持って欲しいので、困っています。

a 「またこれ読んで!」は、悪い事でしょうか?

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

私事ですが昔、小学校の先生に、「本は心の栄養です。たくさん読んで心を大きくしましょう」と言われたことがあります。まさにその通りで、私自身、本を読むごとに新しい言葉や世界を知り、それは大人になった今でも続いていると実感します。

本を読む習慣は、子ども時代に周りにいた大人たちのおかげで身についたものだとも考えていますので、ご相談者様の心がけは本当にステキだと感じました。

お子様にお気に入りの一冊ができてしまったとお悩みの様子ですが、果たして悩むべきことなのでしょうか?

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いつも同じ本ばかり読んでるからこそ、得られることも……

「ママ、今日もこの本読んで!」と、子どもがいつも同じ本を持ってくる……。このようなことは、おそらく多くの親が体験するはずです。

まさにわが家の次男が現在その状態です。ひらがなは覚えきっていない彼ですが、本の内容は丸覚えしているほど読みました。本の中に出てくるお気に入りの言い回しを、日常生活の中に織り交ぜてくることもあり、お気に入りの本によって得たものは大きいと日々感じています。

実は“同じ本を繰り返し読む”ことで、子どもはよりスピーディーに物事を覚えることができたという研究結果もあるようです。

同じ本を読んだ方が賢くなれる!?

イギリスにあるサセックス大学の研究チームは、本の読み聞かせによって覚えられる単語の数を比較する研究を行いました。

対象となったのは3歳の幼児で、“同じ本を3回読み聞かせたグループ”と“毎回異なる本を3冊読み聞かせたグループ”のうち、どちらがより多くの単語を覚えることができたかを比べるものです。

この研究から、“同じ本を3回読み聞かせたグループ”の方が“毎回異なる本を3冊読み聞かせたグループ”よりも多くの単語を覚えていたという結果が得られ、幼い子どもには繰り返しの学習が有効であることが裏付けされたのです。

同時に、この研究チーム率いるJessica Host博士は以下のような言葉も添えています。

『多くの本を読み聞かせることが悪いわけではない。しかし、無理にたくさんの本を用意する必要もありません。子ども達の学習に大切なのは、繰り返し同じ本を読んであげることなのです』

“お気に入りの一冊”は人生を豊かにします

小さなお子様は、繰り返し同じ本を見ることでより早く知識を蓄えることができます。そしてそれ以上に、“お気に入りの一冊”はお子様本人の人生をより豊かなものにしてくれるでしょう。

それは大人になった私たちにも同じことが言えるはずです。

「ママ、今日もこの本読んで!」と、お気に入りの本を持ってくるお子様の心の成長を、どうか一緒に喜んであげてください。

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●ライター/木村華子(ママライター)

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