鼻にスプレーのみ! インフルエンザ予防の新ワクチン『フルミスト』とは

【ママからのご相談】
来年、小学校受験を考えている4歳の子を持つママです。来シーズンは体調を整えて受験にのぞむつもりですが、やはり気になるのはインフルエンザの流行です。最近、ママ友から新しく鼻にスプレーするタイプのワクチンができたらしいと聞いたのですがどんなものなのでしょうか。

a まだ国内未認可の『フルミスト』という鼻にスプレーするタイプのワクチンです。従来の注射タイプより予防効果が高いとされています。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

受験生をお持ちのママは、冬シーズンに流行するインフルエンザや感染性胃腸炎などにはどうしても敏感になってしまいますよね。そこで今回は、フルミストについてご紹介したいと思います。

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経鼻スプレータイプのワクチン『フルミスト』とは?

フルミストは、鼻腔内に噴霧するタイプのワクチンで、2003年にアメリカで、2011年にヨーロッパで承認されていますが、日本ではまだ認可されていません。

従来の注射タイプのインフルエンザワクチンでは、0歳は予防効果が低いため接種を推奨していません。また、厚生労働省の研究班によると1歳〜6歳の子どもでも予防効果は30%程度という報告がなされており、インフルエンザの重症化を防ぐ意味では有用であるとされているものの、発症阻止率は低いというデメリットがありました。また、効果の持続は3か月〜5か月と言われています。

しかし、フルミストはインフルエンザの発症阻止率が80%くらいと言われており、約1年効果の持続に期待できるため、従来のワクチンよりも有効であると考えられています。

『フルミスト』のメリットとデメリット

フルミストはワクチンですので、メリットもデメリットもあります。ここでは、フルミストの代表的なメリット、デメリットをご紹介しましょう。

(1)フルミストのメリット3つ

・予防効果が高く、インフルエンザA型にもB型にも予防効果が期待できる
・注射のように痛みや腫れがない
・安全性においては従来の注射タイプのワクチンと同程度(副作用に鼻炎が多いとの報告あり)

(2)フルミストのデメリット6つ

・2歳以上50歳未満の年齢制限がある
・ワクチンの価格が注射タイプより高額(5000円〜1万円程度)
・生ワクチンであるため接種後、軽い風邪症状を呈する
・大人は子どもよりも有効性が低いと考えられている
・重度の卵アレルギーの人は接種できない(従来のインフルエンザワクチンと同じ)
・国内未認可のため重篤な副作用が現れた場合の保障に期待できない(国内規定の救済制度が適用されず、ワクチン輸入会社独自の保障制度のみ)


今回は、インフルエンザ予防接種の新たなワクチンとして注目されているフルミストをご紹介しました。国内未認可ということで全国的にまだフルミストを接種できるクリニックは少ないですし、重篤な副作用が出た場合の補償の面では不安もあります。

最近認可された不活化ポリオワクチンのときと同じように、フルミストも認可が下れば、有効率の面からも広く接種されるのではないかと見られています。

国内未認可ワクチンに抵抗のない人は、取り扱っているクリニックを調べてみても良いのではないでしょうか。

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●ライター/MAKI(健康・美容ライター)
●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)

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