弁護士が伝授! ブログに悪口を書くママ友への対処法

【ママからのご相談】
専業主婦をやっています。最近新しいマンションに引っ越してきたのですが、早く環境に慣れようと、公園や、同じマンションに住んでいるママ友の輪の中に入ろうと努力しています。そんな中、つい最近ママ友が教えてくれたのですが、ママ友グループの中で、割と読者数も多く人気の高いブログをやっているママがいて、そのママが記事の中で、私の悪口を書いているそうなのです。

よく読んでいくと、「最近引っ越してきたママはゴミ出しの曜日を守らず、分別もやらずにゴミをだしている」「今まで夜中に聞こえなかったのに、最近引っ越してきたお部屋から子どもを叱りつける暴言のような声が聞こえて、最低な子育てをしている」等々、読んだ人が誤解するようなことばかり。この行動をやめさせたいのですが、このママ友の行動は訴えられますか?


最近は、「ママ友同士の競争」が熾烈化することが多いようですね。ママ友のコミュニティには、「ママカースト」と呼ばれる格付けまでできていると言われています。

夫の職業や収入、子供の成績・容姿・運動神経、食事やファッション・化粧品のブランドなど、ママ友同士の話題はこれらの「競い合い」で持ちきり。大きくいえば、経済力と子供の資質を常に競争し合い、ママ友間に“暗黙の階級”が作られているということですね。

「ベビーカーの置き場所が階級によって決まっている」のも、このカースト制の表れと言われています。この階級争いから、今回のような、いわゆる「ママ友いじめ」も生まれてくるわけです。

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今回のケースでは、たとえ1回であっても、「人の評価を貶める内容を流布している」ので、名誉棄損になりえます。また、「私生活を公然と暴露した」としてプライバシー侵害も問題になります。したがって、「名誉棄損」や「プライバシー侵害」を理由に裁判を起こすことも、視野に入ることになります。ただ、ママ友トラブルは、今後のおつきあいを考えると、お話合いで解決できたほうがよさそうです。

気をつけてほしいのは、ママカーストに潜む危険が意外に大きいということ。今回のトラブルも氷山の一角です。

例えば、「いい洋服」「高級な食事」と、見栄を張りたいがために、カード地獄・借金地獄に陥ったり、仲間外れにされたことを根にもって無言電話で復讐する、といったトラブルも多く生まれているのです。

結局、カード破産で購入したマンションを手放さざるを得なくなったり、ストーカー犯罪として捕まる……となれば、人生を左右する大事になってしまいます。さらには、ご近所トラブルが発展して殺傷事件に至った事件も、過去には珍しくありません。

ママカーストは、「自分だけが優位でいたい」という虚栄心の表れといえます。そんな虚栄心は捨てて、「自分はこれでいい」とお互いが認め合い、素直な生き方ができるコミュニティを作りたいものですね。

【参考リンク】
名誉毀損で訴えるための構成要件や時効 | 弁護士ドットコム

【関連コラム】
「スクールカースト」や「ママカースト」の実態とは?

●ライター/篠田恵里香(アディーレ法律事務所:東京弁護士会所属)

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