なるべく離婚は避けたい! DV・モラハラ夫から自分と子どもを守る方法

【ママからのご相談】
結婚して小さい子どもがいます。夫から殴られたり大声を上げたりされるので、毎日ビクビクしながら生活しています。離婚も考えましたが、優しいときもあるし子どもも小さいので、どうすることもできずに悩んでいます。私に至らないところがあるのでしょうか。

a 相談者様とお子様の安全が第一です。各機関にすぐ相談に行きましょう!

ご相談ありがとうございます。メンタルケア心理士の桜井涼です。

愛し合って結婚をしても、DVやモラハラをする夫だということは誰にもわかりません。それに妻は物ではなく、人です。どんなことがあっても傷つけていいわけではないのです。だから、相談者様は悪くないのですよ。

毎日ビクビクしながらの生活は、精神的に良くないことはもうお気づきだと思います。そのような思いをしなくて済む生活を送るために、一歩踏み出すことがとても大事です。今は相談者様だけにDVをしているのかもしれませんが、いつお子様に手が伸びるかわかりません。そうなる前の決断が必要です。

150213sakurairyo

DVにはさまざまな形態があります!

DV(ドメスティック・バイオレンス)は、殴る蹴るといった暴力だけではありません。内閣府男女共同参画局では次のように説明をしています。

・身体的なもの……殴る・蹴る・髪を引っ張る・物を投げつける・刃物を突きつける、など
・精神的なもの……大声で怒鳴る・生活費を渡さない・命令口調・無視・行動の制限、など
・性的なもの……避妊をしない・性行為の強要・中絶の強要・ポルノを無理矢理見せる、など

嫌だと感じるものを強制的にさせられたりすること全てがDVに該当すると言っても過言ではないかと思います。相談の文面から、相談者様は複数の暴力が重なっていると感じます。これから具体的にどうすればいいかを考える必要があります。

身の安全対策

警察は、「民事不介入があるから動いてくれない」と思われるでしょう。しかし、今はそうではありません。警察法の中に『配偶者暴力防止法』というものがあります。内閣府男女共同参画局のホームページには、この法律の説明についてこのように書かれています。

『配偶者からの暴力に係る通報、相談、保護、自立支援などの体制を整備し、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護を図ることを目的とする法律です』

また、申し出をすれば配偶者からの暴力を自ら防止するための援助、“警察本部長等の援助”を受けることもできます。

緊急の場合は、119番へ通報が一番ですが、暴力を受けたときに交番か警察署へ行って相談窓口で対応してくれます。もちろん、いきなり行くのは怖いと感じるのであれば、電話でもいいでしょう。

安全な生活のために

実家に頼れない、頼りたくないなどの理由からずっと我慢をしてしまうのは精神的にもよくありません。地域にある相談支援センターを活用してみることも必要でしょう。いきなり離婚だ別居だと思い詰めれば、動きにくくなってしまいます。まずは安全な生活を確保しましょう。

“夫と少しの間だけ距離をおく”ことや“心の整理をつける”ことなど一時的な距離を取ることを優先とした考え方で行動しやすくなるはずです。

生活支援だけでなく、母子生活支援施設や民間のシェルターなどさまざまな面においての紹介などをしてくれます。このような場所を一時的に利用するだけでも心の状態はまったく変わって、落ち着くことができます。それに相談相手も絶対に必要です。

私の祖母も亭主関白な祖父からDVを受けていたことがあったと先日聞きました。このとき話していたのが、「子ども3人抱えて、生活できないと思って我慢した」でした。昔は今ほど離婚やDVなどについて情報も支援も、何もかもが少なかったからしょうがなかったのかもしれません。しかし、今は国が法律で定めていますし、情報も手に入ります。

相談者様は、毎日本当に怖い思いをされていることでしょう。思い切って相談だけでもすることをオススメします。

こうして相談のメールをくださったのですから、きっとできます。自分の人生を取り戻しましょう!

【参考リンク】
配偶者からの暴力被害者支援情報 | 内閣府男女共同参画局

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

あなたにオススメの記事

パピマミをフォローする