野球選手の肘が治る!? 「トミー・ジョン手術」の知識3つ

【パパからのご相談】
最近、野球選手がトミー・ジョン手術を受けたと聞いたのですが、よくわかりません。一体何ですか。

a かつて完治率1%といわれた、腱を移植する手術です。

ご相談ありがとうございます。ライターの佐藤俊治です。

トミー・ジョン手術とは、痛めた肘の腱を摘出し、反対の手の腱を摘出し移植するものです。当初は完治率1%と言われていましたが、現在は飛躍的に完治率が上がり、肘を痛めた投手が受けるケースが増加しています。

以前は野球の投手が肘や肩にメスを入れることはご法度とされ、メスを入れる=選手生命終了と考えられていました。しかし元ロッテの村田兆治投手がメスを入れた後に復活したことなどもあり、現在は普通のことと考えられています。

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トミー・ジョン手術の知識3つ

(1)フランク・ジョーブ博士が考案

トミー・ジョン手術は、スポーツ医学の第一人者フランク・ジョーブ博士によって考案されたもので、痛めた肘の腱を摘出し、反対側の肘や手首の腱を移植する手術です。

名前を聞くと、トミー・ジョンさんが考案されたものと考えてしまいがちですが、トミー・ジョンさんはこの手術を最初に受けた方で、当時完治率が1%もない中で手術を受けた勇気を讃え、名付けられたと考えられています。

(2)長いリハビリを要する

「そんな夢のような話があるのか!」と思ってしまいます。もちろん、一般人には関係ないことですが、肘を酷使する野球の投手を中心に、“頼みの綱”として受ける選手が増加しています。

しかし、他の腱を移植するわけですから、直後にいきなり手術前のように肘は動きません。術後は長いリハビリが必要となります。

まず、日常生活を可能になるまでのリハビリを始め、その後競技を再開できるようにするためのトレーニングに入ります。一般的に日常生活に支障が出なくなるまで2か月程度、競技を再開できる用になるまで10か月程度必要とされています。

(3)現在の成功率は90%

かつて治ることはないと言われた肘の靭帯損傷ですが、フランク・ジョーブ博士によって“治る病気”に変貌しました。同博士は昨年亡くなられましたが、技術は脈々と受け継がれています。

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●ライター/佐藤俊治(フリーライター)

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